先週は、長崎を訪問し、「第三回 呑みさるく NAGASAKI 2026」に参加いたしました。
「呑みさるく(のみさるく)」は、長崎弁の「さるく(ぶらぶら歩く)」と「呑み(飲み歩き)」を掛け合わせた、街を巡りながらお酒と料理を楽しむハシゴ酒文化のことです。
同イベントは、500円の入場バッジを購入することで、各飲食店で当日限りの日本酒とおつまみセットを楽しむことができます。性別は半々くらいで、幅広い年齢層の方が参加をされており、長崎の日本酒の根強い人気を感じました。
長崎県内の20以上の酒蔵が参加をし、しっかりとお話をさせていただく良い機会になりました。
私自身、長崎の日本酒や酒蔵とじっくり向かい合い、味わったのは今回が初めてで、焼酎を含めて長崎県の魅力を勉強させていただきました。
是非、当社のサブスク「TAMESHU(タメシュ)」にも長崎県特集として取り上げたいと思っています。
翌日は島原半島を中心に長崎の酒蔵を5蔵巡らせていただきました。
こちらについては後日メルマガにて改めてレポートをさせていただきます。
◆イベントの詳細はコチラ◆
https://www.nib.jp/nib_nagasaki/nomisaruku/
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨
🍶トピック🍶
①「2026年度 全米日本酒歓評会」結果発表
②創業180年の名古屋の酒蔵が宿泊事業に挑戦
③業務用酒販店6社が日本酒の新たな飲み方を提案 出汁割りプロジェクト
①.「2026年度 全米日本酒歓評会」結果発表(詳細はコチラ)
2001年から毎年開催されている、日本国外でもっとも歴史の長い日本酒の品評会「全米日本酒歓評会」の審査結果が、日本時間の2026年10月28日(水)に発表されました。

出品部門は5つ。153蔵・486点の出品酒の中から140点に金賞、129点に銀賞が授与され、その中でさらに高得点を獲得した出品酒には、グランプリ・準グランプリが与えられます。
以下、各部門のグランプリを紹介します。
●大吟醸酒部門A:精米歩合40%以下(純米大吟醸酒も含む)
・「臥龍梅 大吟醸」三和酒造株式会社(静岡県)
●大吟醸酒部門B:精米歩合50%以下(純米大吟醸酒も含む)
・「豊能梅 響香」高木酒造株式会社(高知県)
●吟醸酒部門:精米歩合60%以下(純米吟醸酒も含む)
・「今錦 純米吟醸 金紋錦」米澤酒造株式会社(長野県)
●純米酒部門A:精米歩合60%以下
・「会津士魂 特別純米」名倉山酒造株式会社(福島県)
●純米酒部門B:精米歩合60%を超える
・「七田 純米」天山酒造株式会社(佐賀県)
受賞した酒蔵の皆様、おめでとうございます!
米をよく磨いた味わいの「いわゆる大吟醸らしい華やかな」のような酒質だけではなく、しっかりと味わいのあるお酒が評価をされており、味の多様性が見られます。
海外市場において端的に日本酒の品質を伝える機会として、こうした品評会の存在は重要だと思います。
②.創業180年の名古屋の酒蔵が宿泊事業に挑戦 (詳細はコチラ)
金虎酒造株式会社は創業180周年の節目を迎え、名古屋市北区にある酒蔵の敷地内に一棟貸しの宿泊施設である「ゲストハウス虎竹庵(こちくあん)」を開業します。

施設のマネージャーには、観光業界でのキャリアを持ち同社で酒造りにも携わってきたアメリカ国籍のホイ・ナサニエル氏が就任し、邦内外の旅行客に向けて地域の文化や魅力を伝えます。宿泊者は特典として、全国新酒鑑評会で高い評価を得ている代表銘柄「虎変」の3種類飲み比べセットを無料で楽しむことが可能です。
酒蔵を訪れるだけでなく、酒蔵に滞在することで、日本酒や名古屋の文化により深く親しんでもらうことを目指しているとのことです。
旅行業界での経験と酒造りの経験を併せ持つアメリカ人蔵人が、宿泊施設のマネージャーを務める点が非常に興味深いです。宿泊者には日本酒の飲み比べや英語対応のテイスティングシートなども用意されており、海外のお客さんにも酒蔵の魅力を伝えやすい仕組みになっています。
酒蔵での滞在は、その土地の文化や酒造りへの理解をダイレクトに伝えられる良い機会を生むため、こうした取り組みは是非広がってほしいです。
③.業務用酒販店6社が日本酒の新たな飲み方を提案 出汁割りプロジェクト(コチラ)
榎本酒類をはじめとする業務用酒販店6社は、日本酒を温かい出汁で割る飲み方を新たな飲酒文化として定着させるため、首都圏と関西において「出汁割りプロジェクト」を2026年11月下旬より始動させます。

日本酒市場の縮小や若年層の酒離れが進む現状に対し、新しい需要を喚起し若い世代や普段日本酒を飲まない層との接点を生み出すことを目的としています。おでん出汁だけでなく、中華スープやコンソメなど各店舗の料理に合わせたスープを活用できるため、幅広い業態での展開が可能です。さらに、参加する飲食店に向けて出汁と日本酒の黄金比率を測れる専用の酒器を配布し、メニュー開発や販促活動を全面的にサポートします。初年度は1,000店舗への導入を目標に掲げており、今後は全国展開やコンテストなどの盛り上げ企画を通じて、日本の伝統的な酒文化を次の世代へと継承することを目指していきます。
日本酒の新しい飲み方として「出汁割り」を広める取り組みですが、普段は競合関係にある業務用酒販店6社が手を取り合っている点が斬新です。
各社の飲食店ネットワークを活用し、店舗ごとの出汁を生かしたメニューを提案するほか、菊正宗酒造と専用の推奨商品まで開発しています。単に日本酒を卸すだけでなく、酒販店自らが新しい飲み方を提案し、飲食店とともに需要をつくろうとしている点が興味深いです。競争の枠を超えて日本酒市場を広げようとする取り組みに期待しています。
😀{10月のTAMESHUテーマは「レア酒特集」です!
・福司 本醸造 辛口(福司酒造様・北海道釧路市)
・飛騨の華 純米酒 山廃仕込み(平田酒造場様・岐阜県高山市)
・千徳 純米酒(千徳酒造様・宮崎県延岡市)
の3本を選ばせていただきました!
今回のレア酒特集では、北海道、岐阜、宮崎と、日本列島を縦断する3本をお届けしました。どれも地元の空気感を十分に感じさせる、その土地ならではの魅力が詰まったお酒です。全国各地を訪れるたびに、まだ知らない美味しい日本酒があることに驚かされます。これからも新しい日本酒との出会いを求めて、自分の足で各地を巡り続けていきます🍶✨

