先週のメルマガでも少し触れましたが、10月18日(日)に母校・早稲田大学で開催された「稲門祭」にて、酒造稲門会主催のトークイベントを開催しました!
◆レポートはコチラ◆
https://shuzotomonkai.com/2026tomonsai_report/
第1部では、日本酒業界を代表する「獺祭」の桜井一宏社長と「新政」の佐藤祐輔社長が登壇。方向性が対照的なイメージのある両蔵ですが、実は以前から技術交流を行っていたという意外な話も飛び出し、会場は大いに盛り上がりました。
第2部では、小山本家酒造、三和酒造、千代むすび酒造の若手経営者3名が登壇。それぞれ異なる経歴や立場から、酒蔵経営のやりがいや課題、日本酒業界の未来について語っていただきました。
私は運営側として携わりましたが、世代や経営方針の異なる蔵元が、同じ場で日本酒の未来を語り合うという、非常に貴重な機会になったと感じています。今後も母校のつながりを活かしながら、日本酒業界を盛り上げる活動をさらに加速させたいです!
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨
🍶トピック🍶
①石垣島産米を使った試作酒の日本酒発売!
②佐賀県の新品種の酒米「さがなみ」、収穫開始
③八海山×MLB 日本人選手が所属する10球団のロゴ入り限定ボトル発売!
①.石垣島産米を使った試作酒の日本酒発売!(詳細はコチラ)
南島酒販(沖縄県)と石垣島にある請福酒造が、県内で唯一日本酒を製造してきた「泰石酒造」の事業を承継し、石垣島の風土を生かした地酒を育てる「沖縄の日本酒プロジェクト」の第一歩として、試作酒「零號(ゼロゴウ)」の数量限定販売を開始しました。

石垣島産のお米「ひとめぼれ」を使用した純米吟醸の試作酒で、自社ECサイト「shimmer online」にて数量限定で発売され、購入者アンケートを通じて寄せられた感想を今後の酒づくりに反映させていきます。現在、石垣島に新たな酒蔵を建設中で、2027年の本格醸造・本発売を目指しています。
沖縄で日本酒造りを続けてきた泰石酒造(黎明)の事業を、酒類卸の南島酒販と泡盛メーカーの請福酒造が共同で承継し、石垣島での新たな酒造りに挑戦しています。
今回発売される「零號」は、石垣島産の米を福島県の鈴木酒造店(磐城壽 )に持ち込み、試験醸造された日本酒です。
また、本格醸造に先立って試作酒を販売することで、発売前からファンをつくろうとしている点にも注目で、すでにオンラインサイトでは完売しています。
2027年に予定される石垣島での本格醸造に向けて、沖縄ならではの日本酒がどのように形になっていくのか、楽しみです。
②.佐賀県の新品種の酒米「さがなみ」、収穫開始 (詳細はコチラ)
県農業試験研究センターが9年をかけて生み出した新品種の「さがなみ」の収穫が始まりました。収穫前には酒造会社の関係者らが有田町の水田を訪ねて、稲の生育状況を確かめました。

「さがなみ」は暑さに強く収穫量が多く、また従来の山田錦と比較して大粒であり、優れた香りと高い醸造適性を備えているのが特徴です。県は今年度、4地区の水田3・5ヘクタールで試験栽培を始め、酒造会社10社が醸造を計画しています。11月からは各酒造会社で試験醸造が始まります。来春には新酒が披露される予定とのことです。
さがなみという名前の由来は、佐賀から世界へ新しい波を起こすという意味と、佐賀県に面する玄界灘と有明海の「波」に由来しています。
山田錦と比べて、暑さへの強さや収穫量の面でメリットが期待できそうです。県内10社が試験醸造を予定しているとのことで、それぞれの酒蔵でどのような味わいに仕上がるのかも興味深いところです。
新しい酒米の誕生によって、これまで以上に佐賀らしさを表現した日本酒が生まれることを期待しています。
③.八海山×MLB 日本人選手が所属する10球団のロゴ入り限定ボトル発売!(コチラ)
八海醸造株式会社グループは、2026年11月中旬より「特別本醸造 八海山 MLB日本人選手応援ボトル」を数量限定で発売することを発表した。MLBで活躍した日本人選手たちの努力に敬意を表し、彼らが所属する全10球団のロゴをあしらったデザインとなっています。

同社は2025年3月にロサンゼルス・ドジャースとオフィシャルパートナーシップを締結しており、本拠地であるドジャー・スタジアム内でも「八海山」の提供や様々なPR活動を展開しています。ベースとなる「特別本醸造 八海山」は、すっきりとした淡麗な味わいが特徴。冷酒から燗酒まで、幅広い飲み方で楽しめます。
容量は720ml、希望小売価格は税込1,540円で、全国の酒販店や百貨店、スーパー、八海山公式オンラインストアなどで販売される予定です。
八海山はドジャースとパートナーシップ契約を締結し、球場内での日本酒の提供や試飲イベントなど、積極的な取り組みを進めています。
関係者によると、海外での日本酒の販売が増えたことに加え、国内でも既存の特別本醸造とのカニバリゼーション(共食い)を起こすことなく、販売量が純増したそうです。
スポーツを通じて日本酒との接点を増やし、これまで日本酒を手に取らなかった層へのアプローチや、新たな飲用シーンの開拓につなげる取り組みとして、今後の展開に注目したいと思います。
😀{週末は、東京の多摩方面に行きました。
小澤酒造さんの蔵開きは、今年も多くの人でにぎわい、昨年以上に若い方が多かった印象です。
また、月に一度開催されている石川酒造さんの「感謝デー」も、ビールと日本酒の量り売りなどがあり、大変楽しかったです。
今回、初めて伺ったのが、田村酒造場さんの「&KAZEN(アンドカセン)」です。
新たにオープンしたラグジュアリー路線の体験施設ですが、随所に工夫が凝らされていて、大変興味深い場所でした。酒蔵を眺めながらお酒を楽しめる空間は、ありそうでなかった体験です。また、有名バーテンダーがプロデュースした日本酒カクテルも非常に美味しく、従来の日本酒の楽しみ方とは異なる魅力を感じました。
日本酒業界では「日本酒の単価を上げたい」という声をよく耳にしますが、コンセプトをしっかりと練り込み、思い切って振り切ることで、これまでとは異なる顧客層に、新たな価値を届けられるのだと感じました。「酒蔵という場所や、そこで過ごす時間そのものに価値をつける。」 そんな日本酒の高付加価値化の可能性を感じた週末でした🍶✨

