【今週のお酒ニュースまとめ】23年6日28日~7月4日号

7月が始まりました!
今週はカンボジアより更新しております✨
6月28日~30日はベトナムの日本酒市場調査、
7月1日~14日はカンボジアにて市場調査とイベント実地を行っています🌈
それに先立ちまして、ベトナムの調査レポートは早速コチラにて公開していますので、是非ご覧ください!
それでは今週のお酒ニュースまとめです🍶✨

🍶トピック🍶
➀.ニューヨークの新しいSAKE醸造所に日本の若手醸造家が抜擢
②.40本限定、幻の銀座の日本酒とは?
③.網走刑務所で木桶、完成披露

➀.ニューヨークの新しいSAKE醸造所に日本の若手醸造家が抜擢(詳細はコチラ)

 ニューヨーク州ブルックリンにて、「Sake Brooklyn Brewing Company(以下「SBBC」と略)」が、新しいSAKE醸造所を立ち上げようとしています。創設したのはアメリカ人ですが、日本から若手醸造家を招いて、日本の伝統を大事にしながらもアメリカならではの革新的なお酒を生産する予定です。

 「SBBC」の蔵人として抜擢されたのは、新潟県の阿部酒造で修行した経験があり、日本酒YouTube・酒造りオンラインサロン「酔うちゅー部」の代表を務めていた日本酒プロデューサーの上田睦紘さんと、福島県南相馬市の醸造所「haccoba」で働いていた後藤優希さん。新しい醸造所の完成は年内を予定していますが、アメリカでの醸造開始に先立って、2人は日本で「SakeBrooklyn LAB」というファントム・ブリュワリー(※)をスタートします。
※自身の免許や設備を持たず、既存の醸造所と契約をして醸造をする形態の意
 

 SBBCの発起人は、金融業界のキャリアをもつアメリカ人のダッチ・フォックスさん。2004年ごろ、メリーランド大学のビジネススクールで、後に同じニューヨークでSAKE醸造所をスタートする日本人と出会い、それまで苦手意識さえあったという日本酒の魅力に目覚めました。そして十数年後ぼ2017年にダッチさんはSBBCを設立。「アメリカにおけるクラフトビールやテキーラのような、ジャンルとしてのムーブメントを起こしたい」と燃える彼が目指す製造規模は約400石と、アメリカのSAKE醸造所の中では比較的大きめです。

 アメリカらしさと日本らしさの融合した醸造所として、また、アメリカにSAKEの魅力を伝える場として、ニューヨークで産声をあげようとしている「SBBC」。そして、そのプロトタイプが日本で楽しめる「SakeBrooklyn LAB」。どちらも期待が高まります◎

Sake Brooklyn Brewing Company

②.40本限定、幻の銀座の日本酒とは?(詳細はコチラ)

 「期間限定」や「数量限定」の限定商品を見ると、ついつい手が伸びてしまうという人は多いのではないでしょうか。自分が興味のあるものなら尚更です。

 日本酒の老舗・白鶴酒造が6月7日に40本限定で発売した「白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦」も、そんな限定商品の一つ。同商品は、銀座から日本酒文化の情報発信をしたいという想いと屋上緑化の取り組みを掛け合わせ、同社が2007年に立ち上げた「白鶴銀座天空農園のプロジェクト」から生まれた日本酒です。

 白鶴酒造の東京支社(中央区銀座)屋上で自社開発酒米「白鶴錦」のプランター栽培から始め、2008年には田圃を造成。2009年からは地元の小学生にも田植えと稲刈りを体験してもらうなど、まさに銀座で育んだ酒米を使用しています。例年、6月中旬に田植えを行い、収穫する「白鶴錦」の品質が満足のいくレベルとなった2013年に初めて商品化してから、毎年数量限定、銀座の販売店限定で発売しています。

 「白鶴錦」のお酒は、「山田錦」のお酒に比べてすっきりとした味わいになりやすいため、日本酒初心者の人にも飲みやすいのが特徴です。何よりも、年間40本しか限定販売されない、文字通り「幻の日本酒」。日本酒フリークならずとも、一度は味わってみたいものですね。
 そこでしか手に入らない、今しか手に入らない限定商品を目当てに銀座までお出かけしたくなります◎

銀座天空農園 翔雲(商品+箱).jpg
白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦

③.網走刑務所で木桶、完成披露(詳細はコチラ)

 北海道網走市が網走刑務所と民間事業者の協力で進めた日本酒づくりの木桶(きおけ)が完成し、6月24日に網走刑務所前で披露されました。昨年に続く製作で、再犯防止や地域活性化を目的とする「リエントリー事業」です。事業を継続するための協定も関係者で交わしました。

 木桶は、木桶職人の指導で網走刑務所の受刑者が製作に携わりました。今年は森町の道南スギを原材料にし、道産の木桶になりました。直径、高さともに125センチで、1000リットル用。上川大雪酒造(上川町)が函館市の五稜乃蔵で7月にも仕込みをし、8月中に新酒ができあがる見通しということです。

 木桶づくりは6月13日から始まり、刑務所内のほか、道の駅などでも製作の様子を披露しました。日体大付属高等支援学校の生徒も製作に携わり、この日のお披露目となりました。網走市の水谷洋一市長は「2年連続で木桶ができたことをうれしく思う」と述べ、初参加した森町の岡嶋康輔町長も「このプロジェクトを地域振興に生かしたい」とあいさつ。上川大雪酒造の塚原敏夫社長、網走刑務所の山本英博所長の4人が協定書に調印しました。上川大雪酒造の総杜氏・川端慎治さんは「道内で木桶は帯広畜産大の碧雲(へきうん)蔵にある昨年のものと2個だけ。また違った個性の日本酒になるはずだ」とコメントを寄せていました。
 この木桶からどのような味わいの日本酒が生まれるのか、待ちきれません◎

完成した木桶を披露する関係者ら
※画像リンク先は上川大雪酒造のHP

😀{海外での日本酒造りがじわじわと展開してきていますね!蔵楽社は現在、カンボジアに焦点を当てて日本酒文化を広める活動をしています◎現地で日本酒造りを行っている方と交流させていただいておりますが、発見と驚きの連続ばかりで、日本酒の可能性の広さを改めて実感し心躍る日々です🍶✨

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次
閉じる