酒類業界の方が利用しやすい「酒類業振興支援事業費補助金」の3~5次の公募が始まりました。
蔵楽では、補助金申請に向けたアドバイスを行っております。
対象となる経費や、事業計画自体の構築など、お客様の状況に応じて、情報提供をしております。
当社では、既に4年連続で当該補助金に採択をされているため、これまでの経験をベースにしたサポートが可能です。
是非、気軽にお問い合わせください。
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それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨
🍶トピック🍶
①.「酒造りの神様」農口尚彦さん、無形文化財「日本酒杜氏の技」技術保持者に認定
②.スウェーデン郊外エリアで日本酒の角打ちイベントを開催
③.日本酒イベント、盛況の裏で“費用倒れ”
①.「酒造りの神様」農口尚彦さん、無形文化財「日本酒杜氏の技」技術保持者に認定(詳細はコチラ)
石川県の無形文化財に日本酒杜氏の技が指定されることになり、その技術保持者として、これまでに数々の銘酒を手掛け「酒造りの神様」とも呼ばれる能登杜氏の農口尚彦さんの認定が決定しました。

※テレビ金沢NEWS より
70年以上に渡り日本酒造りに携わってきた能登町出身の農口尚彦さん。全国の新酒鑑評会では、これまでに金賞を27回受賞し、2008年には、文化貢献が認められ、黄綬褒章を受章しました。吟醸酒の普及や戦後失われつつあった山廃仕込みの技を広め、93歳になる現在も銘酒を生み出し続けています。
農口さんは今後も酒蔵に立ち続け、長年培った技を次の世代に継承したいとしています。
今回の認定は、日本酒造りにおける杜氏の技術が、守り継ぐべき文化として評価された点に大きな意味があります。
農口さんは、杜氏という最高責任者でありながら、洗米や麹造り、仕込みといった現場の工程に今も自ら関わり続けていることです。また、実際にノートを拝見をしましたが、秒単位で水分や湿度を記録し続けており、長年の経験を単なる「勘」にとどめず、再現可能な技術として磨き続けてきています。
優れた技術を個人の経験の中だけに残すのではなく、どのように言葉や記録、教育を通じて次世代へ受け渡していくかが重要だと考えます。
②.スウェーデン郊外エリアで日本酒の角打ちイベントを開催(詳細はコチラ)
株式会社いまでや(千葉県)は全日本空輸株式会社(東京都)と連携して、2026年4月18~19日の2日間、ストックホルムの郊外にある宿泊施設「YASURAGI」にて立ち飲み形式で気軽に日本酒を楽しめる”Kaku-Uchi Weekend Stockholm”を開催しました。
1杯(30ml)1,500~2,000円前後のイベントにも関わらず、スウェーデン初上陸となる5つの蔵元が参加したこのイベントは前売りチケットで100枚程度を販売。ストックホルム郊外での開催にも関わらず当日券も合わせて、合計220名が参加するイベントとなりました。

海外における日本食レストランはこの10年間で3倍以上に。それに応じて日本酒/Sakeの需要も高まっています。一方で日本の地酒を海外で味わおうとすると、生産数量や輸出における品質管理、温度管理のハードルが高く、それ故に海外の飲食店で日本の地酒は「高価なお酒」として認識されています。
今回のイベントは、「角打ち感覚で日本酒を気軽に楽しんでほしい」という思いから開催。スウェーデンをはじめ海外では飲酒に関する法律が厳しく、酒屋で気軽に飲食店のような体験ができるKaku-Uchiは新たな訪日の体験資産として注目され始めています。
日本酒は、初めて飲む人にとっては価格や知識の面でハードルがあります。そこで、立ち飲み形式の「角打ち」を取り入れ、造り手と会話しながら少量ずつ試せる場をつくることで、日本酒との接点が生み出されました。
酒そのものだけでなく、酒蔵がある地域の食や文化まで伝えた結果、参加者から現地を訪れたいという反応が生まれたことも重要です。
輸出で商品を届け、現地イベントで興味を育て、訪日で酒蔵や地域を体験してもらう。輸出とインバウンドを循環させるモデルとして、非常に参考になる事例です。
③.日本酒イベント、盛況の裏で“費用倒れ”(コチラ)
日本酒専門メディアSIPORY(シポリー)は、全国の酒蔵を対象に「全国酒蔵イベント出展実態調査2026」を実施しました(有効回答141蔵/39都道府県、2026年7月時点・継続中)。その結果、多くの酒蔵が年間を通じて数多くのイベントに出展する一方で、「出展費用」(72.3%)や「売上につながらない」(56.7%)を課題と感じており、盛況の裏で“費用倒れ”の構造を抱えている実態が明らかになりました。
▼ 調査結果の全文・考察(記事)はこちら
https://sipory.jp/blog/sake-brewery-event-survey-2026

現場の声として、
・「イベント単体でみたとき、ほとんどの場合は蔵の収支はマイナスを強いられている。」
・「イベントそのもので蔵元が赤字になるものには、基本的には参加できません。イベントを広報として考えることは、もうできない時代になっています。」
・「前向きな感想はいただくが、その後の消費にどう繋がっているのか、そもそも繋がっているのかが分からない。」
・「イベントを継続するほど来場者が固定客になり、新規来場者の獲得が難しい。特に若年層に響くイベントが難しい。」
といった声が上がっています。
今回の結果は、多くの酒蔵が“出ないわけにもいかない”ジレンマを抱えていることを示しています。その日の売上は見込みにくい一方で、出なければ認知も将来の売上の芽も生まれない、そのため、収支の合わないイベントにも足を運ぶという構造です。課題の根っこにあるのは、「盛り上がるが、その後の日常の消費につながらない」という点です。SIPORYは、日本酒イベントが量的に成熟したいまこそ、酒蔵・来場者(ユーザー)・主催運営の三者がともに続けられる「三方良し」のイベント設計へ、その日ただ消費されて終わらない、価値が後に残る“持続可能な設計”への転換が求められていると考えます。
日本酒イベントは全国各地で増えていますが、酒蔵側の収支や成果まで踏み込んだ調査は少なく、非常に興味深い結果です。
運営としては、出展料が無いと実行ができない一方で、酒代、交通費、宿泊費、人件費などを考えると、蔵側としては会場が盛り上がっただけでは継続が難しいのが実情です。
ただ出展するだけではなく、試飲した人がその後どこで購入できるのか、メールマガジンやSNSへの登録につながったのか、などイベント後まで含めた設計が必要になります。
😀{日本酒サブスク『TAMESHU』7月のテーマは「杜氏特集」です!
・南部美人 特別純米酒(南部美人様・岩手県二戸市)
・前田利家公 特別純米酒(やちや酒造様・石川県金沢市)
・鳳鳴 田舎酒 純米(鳳鳴酒造様・兵庫県丹波篠山)
の3本を選ばせていただきました!今回のTAMESHUは、杜氏の特徴が分かりやすく表れた3本でした。同じ日本酒でも、杜氏の流派によって目指す味わいや酒造りの考え方に違いがあることを深く感じることが出来ました🍶✨

