3月突入しました!
「1月は行く・2月は逃げる・3月は去る」とはよく言ったものですが、
蔵楽社は「1月はホップ・2月はステップ・3月はジャンプ」精神で取り組んでおります✨
それでは今週のお酒ニュースまとめです🍶
🍶トピック🍶
➀.酒瓶が足りない、メーカーからのSOS
②.『若手の夜明け 2023 SPRING』開催
③.自分へのご褒美に! 女性社員が企画した日本酒販売(秋田県)
➀.酒瓶が足りない、メーカーからのSOS
いま、酒造業界で使われる酒瓶に品不足が起きています。これに対応するため、使用する瓶を別の素材に変更する事例が出てきているそうです。
清酒「かたふね」で知られる竹田酒造店(新潟県)の公式ツイッターは、2月26日「酒蔵、瓶が少なくかなり困っています」と投稿し、瓶回収への協力を呼びかけました。瓶の販売業者に普段どおり注文をしたところ「瓶が品薄」になっていると告げられ、製瓶業者1社が閉業した影響との説明を受けたそうです。「ひとまず一升瓶だけでもお手元にあれば酒屋、酒蔵に、返してください。再利用します」と呼びています。また担当者によると未出荷品を保管するにあたり、一升瓶に酒を詰める作業を行なっているが、この瓶が少なくなっているというそうです。
また「八海山」で知られる八海醸造(新潟県)広報によると、同じく酒瓶不足の影響を受けており、2022年12月には製品の容器を変更する事態が起きたそうです。具体的には「特別本醸造 八海山」の180ミリリットル製品について、これまでは遮光性の高い「茶色ガラス瓶」を使用していたが、これが欠品になったそうです。使用する容器を「黒色ガラス瓶」素材に変更。酒造業界における瓶不足については、昨年末から全国的な課題と捉えているそうです。背景として、製瓶業界では製造に用いる窯の老朽化が相次いで判明しており、瓶の製造を中止する事例があったほか、業界の人員不足といった影響が重なったことが原因と認識しているとのことです。
酒類や食品関連の専門誌を扱う日刊経済通信社(東京都)発行の日刊紙「日刊通信食品(電子版)」2022年12月29日付記事によると、一升瓶の価格は供給不足を背景に上昇しているそうです。「直近2年ほどの出荷量の落ち込みによる回収びんの不足や、新びん供給量の減少が要因とみられている」とのことです。
一升瓶の日本酒需要が減少する一方で酒瓶不足が起こっている……問題解決の糸口はメーカーだけでなく、消費者側も見出していかなければならないと感じます。
②.『若手の夜明け 2023 SPRING』開催
株式会社Cland(東京都)により、3月17日(金) 〜 19日 (日)の3日間、埼玉県「さいたまスーパーアリーナ・けやきひろば」にて、日本全国から31の酒蔵が参加する日本酒イベント『若手の夜明け 2023 SPRING』が開催されます。
ファンなら誰もが知っている有名な酒蔵から、”クラフトサケ”と呼ばれる新しいカテゴリーを発信する新進気鋭の酒蔵まで、これからの日本酒業界を担う31酒蔵が集い、各酒蔵ごとに数種類のお酒を杯売りで提供します。今回は、昨年9月の大手町での開催の参加蔵に加え、開催地である埼玉県から『中田屋』 (佐藤酒造店、 埼玉県越生町)、『五十嵐』 (五十嵐酒造、埼玉県飯能市)、『帝松』 (松岡醸造、埼玉県小川町)、3つの蔵が初参加し、埼玉県の風土で育まれた自慢の日本酒を振る舞います。日本酒の造り手から直接話を聞きながら日本酒を愉しむことができる貴重な3日間となっています。
会場では日本酒のある一日をゆっくりと過ごせるよう、日本酒の杯売りと販売のほか、様々なフードやグッズの販売も行われます。春の風を感じながら、酒蔵それぞれの異なる味わいと、バリエーションがぐっと豊かになった今の日本酒を愉しみ、日本酒のこの先の未来を多くの人々と共有できる機会としてこのイベントは開催されます。
好きな一杯との出会いを探しに、ぜひ会場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
③.自分へのご褒美に! 女性社員が企画した日本酒販売(秋田県)
秋田県醗酵工業株式会社(秋田県)、女性チーム「A-ribbon(エーリボン)」の女性社員がプロデュースした日本酒が販売されることになり、28日報道機関にお披露目されました。湯沢市の「秋田県醗酵工業」が販売するのは、清酒「零れ桜 純米大吟醸 生酒」。秋田県産の酒米「秋田酒こまち」を100%使用し、女性にも飲みやすい上品な甘さと程よい酸味、そしてフルーティーな香りが特徴とのことです。
ラベルには満開のサクラをあしらい、女性の優美さや躍動感を表現。プロデュースした「A-ribbon」は、同社で働く女性社員が普段の会話やランチミーティングで意見交換することがきっかけで生まれた女性チームで、「私たちがお酒を通じて秋田を結ぶ」をコンセプトに活動しているとのことです。2020年に「A-ribbon」プロデュースの清酒を造りたいという思いから「零れ桜プロジェクト」を発足し、同センターの技術支援を受け、約2年にわたる開発期間を経て、清酒「零れ桜 純米大吟醸 生酒」を3月2日(木)に一斉出荷し全国の酒店などで1000本限定で販売されます。
担当の菅美登里さんは「プレゼントとして贈ってもらえたら女性はうれしいと思うし、自分のご褒美としても楽しんでもらえたら」とコメントを寄せています。
ここ最近、酒造りに関わる女性が増加傾向にあり非常に嬉しく感じています。こちらは数量限定のためなかなか入手は難しそうですが、飲むことが出来た方に是非、感想を聞かせていただきたいです。
😀{先週は一升瓶の消費減少について、今週は酒瓶不足についてお知らせをしました。今後、メーカー・ユーザー共に問題解決に取り組んでいきたいですね🍶
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