【今週のお酒ニュースまとめ】25年12日24日~12月30日号

いよいよ2025年最後の配信となりました!
早いと先週の金曜日に既に仕事納めをされた方もいらっしゃいますね。

2025年を一文字で表すと『変』でした。
蔵楽を取り巻く環境が激変した一年でした。さらに、5周年を迎えた今年ですが、次の10年を見据えた大きな変革の年であったと思います。私自身も業界に対する関り方や局面が変化してきた感じております。

当社の輸出事業においても大きな転換点を迎えています。
カンボジアという日本酒の新しいマーケットに対して、高付加価値を維持しつつ裾野を広げていく、という真逆なことをどのように達成していくのかを真剣に考えております。こちらも来年以降たくさんの方と連携をしながら様々なことにトライしてみようと思います。

それでは今年最後のの日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
①.天鷹酒造、食中酒ミード 支援100万円突破
②.ビオサケ体験イベント開催
③.東京の日本酒製造の聖地で貴醸酒『白狐』

①.天鷹酒造、食中酒ミード 支援100万円突破(詳細はコチラ

 天鷹酒造は、日本酒の発酵技術を生かして開発した「料理に合うドライミード(蜂蜜酒)」のクラウドファンディングで、ネクストゴールの支援額100万円を突破しました。

現在は97名から約108万円の支援を集め、プロジェクトは12月30日まで継続中です。
本企画は、甘いデザート酒というイメージが強かったミードを、日本酒蔵ならではの技術で“食中酒”として再設計する挑戦。和食文化の文脈で設計されたドライミードは、日本ならではの新しい酒の形として注目されています。さらに、地元チーズ工房や「Pizza 4P’s」とのコラボイベントなど、食を軸にした体験型リターンも展開し、ミードの楽しみ方を広げています。
 

新パッケージも決まった天鷹酒造さんのドライミード

 日本酒の技術を使ってミードの立ち位置そのものを再定義した点が、とても象徴的な取り組みだと感じます。ジャンルを越えつつも「食中酒」という軸をぶらさない姿勢は、日本酒蔵だからこそできる挑戦です。

②.ビオサケ体験イベント開催(詳細はコチラ)

 日本酒造組合中央会は、「BIO SAKE EXPO 2025」を11月に開催。オーガニックや自然との共生をテーマにした日本酒“ビオサケ”の試飲、セミナー、パネルディスカッションなどが行われ、100名以上が参加しました。
 
国税庁による有機認証制度の解説や、造り手による「自然と向き合う酒造り」への想いが共有され、ビオサケが味覚だけでなく価値観や身体性に訴える新たなカテゴリーとして注目されています。試飲会では20種以上の自然派日本酒が提供され、タガ編みの体験など文化的なプログラムも実施されました。

イベントの様子

 消費者の価値観が多様化するなかで、こうした“文脈のあるお酒”が共感を集め、輸出や体験価値の文脈でも広がっていく可能性を強く感じます。今後の制度整備とあわせて注目していきたいジャンルです。

③.東京の日本酒製造の聖地で貴醸酒『白狐』(詳細はコチラ)

 東京北区観光協会は、貴醸酒「白狐(びゃっこ)」の販売を開始しました。仕込み水の代わりに日本酒を使う貴醸酒製法は、1904年に設立された旧醸造試験所(現在の重要文化財・赤煉瓦酒造工場)で開発されたものです。
 
 北区滝野川に残るこの建物は、日本酒の品質向上と近代醸造技術の確立に大きく貢献してきた「近代日本酒の聖地」とも言える存在です。商品名の「白狐」は、大みそかに狐が王子稲荷神社へ参拝するという地域伝承「王子の狐」に由来。歴史・文化・酒造技術を結びつけた、日本酒による地域発信の新たな試みとして注目されています。
 

旧醸造試験所第一工場でつくった貴醸酒

 貴醸酒という製法のルーツを「場所」と結びつけ、さらに地域の物語まで重ねることで、日本酒が単なる飲料ではなく文化資産であることが伝わります。今後、こうした“聖地性”を軸にした日本酒づくりや観光連携は、国内外に向けた発信の大きな武器になっていくかもしれません。

😀{本年も大変お世話になりました!おかげさまで、今年はメルマガをご覧くださる方が大幅に増え、多くの反響や出会いに恵まれた一年となりました!酒類業界としては、今年は特にお米に振り回された一年だったかと思います。そんな中でも、少しでもヒントやお役に立てるような情報発信を継続してまいりました。来年も、変わりゆく時代に寄り添いながら、日本酒とその未来にワクワクできる情報をお届けしてまいります◎新しい企画も考えておりますので、どうぞお楽しみに!🍶✨

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