【今週のお酒ニュースまとめ】26年1日21日~1月27日号

 週末は、石川県の酒造巡り、あわせて富山県の立山酒造へ訪問させていただきました。
石川県では、白山エリアの手取川(吉田酒造店)萬歳楽 本店(小堀酒造店)、小松市エリアの加賀ノ月(加越)などを含め合計10蔵を巡りました。各蔵が新しい取り組みにチャレンジされており、知識をアップデートする機会となりました。 また、立山酒造では、大吟醸造りに特化した第一工場とレギュラーグレードを中心に造る第三工場の2つを案内していただきました。
特に第三工場は、自動化を前提としつつも、人がうまく工程と工程をうまく繋ぎ、安定した酒造りを実現していることが大変興味深かったです。
昨年末に製造体験に入っていたこともあり、各工程をこれまで以上に高い解像度で理解できるようになりました。
本年も、昨年以上に多くの酒蔵を巡ってみたいと思います。

それでは今年最後のの日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
①.宮城県の日本酒特化型オンラインショップ『MIYAGI SAKE MARKET』誕生
②.ワインに関するインターネット調査の結果発表
③.「真澄」の若手が、7号系自社株酵母×低精白で新しい日本酒造りに挑む(長野県)


①.宮城県の日本酒特化型オンラインショップ『MIYAGI SAKE MARKET』誕生(詳細はコチラ

 株式会社吉岡屋(宮城県)、ホワットエバーパートナーズ株式会社(東京都)は、宮城県の日本酒に特化したオンラインショップ『MIYAGI SAKE MARKET』を公開しました。MIYAGI SAKE MARKETは、“宮城県すべての酒蔵を網羅した専門店をつくり、酒文化を未来に残す”ことを目的に誕生したオンラインショップです。

『MIYAGI SAKE MARKET』

 一般的な地酒オンラインショップは全国各地の銘柄を幅広く扱う一方で、MIYAGI SAKE MARKETは、宮城県のみという特定地域のみを全酒蔵レベルで網羅するオンラインショップを目指しています。日本酒がきちんと価値として届く仕組みをつくることで、地域の酒蔵が大切に守ってきた技術や文化を、未来へ残していきたい考えも示しています。

宮城県のみを対象にしながら、

 ・現時点で21酒蔵の商品を掲載
 ・現時点で登録商品数は388点(2026年1月13日時点)
 ・2026年には、700点以上のラインナップを目指す

という“専門性とスケール”が他オンラインショップとの差別化ポイントとなっています。

 宮城県“全酒蔵網羅”という切り方がいいです。消費者にとって分かりやすいフックになっており、戦略的に面白い取り組みです。「県単位で酒文化を束ねるインフラ」になり得る存在になりそうです。

②.ワインに関するインターネット調査の結果発表(詳細はコチラ)

 マイボイスコム(東京都)は1月16日、ワインに関するインターネット調査の結果を発表しました。調査は2025年12月1日~12月7日、11,183名を対象にインターネットで行われたものです。

◆ワインの飲用頻度
 ワインの飲用者は5割強で、週1回以上飲む人は1割弱、ワイン飲用者の2割弱となっています。
◆よく飲むワインの種類
 ワイン飲用者がよく飲むワインの種類は(複数回答)、「赤ワイン」が75.6%、「白ワイン」が56.6%。「スパークリングワイン」は34.6%で増加傾向、女性20代や40~50代では各50%台となっています。
◆ワインの飲用場面
 「親しい友人や家族と一緒に」が47.1%、「ひとりでゆったりとした気分で飲みたい時」「クリスマスやお正月などの季節行事の時」「普段の食事の時」「料理に合わせて」が各20%台でした。
◆ワインの飲用場所
 ワイン飲用者のうち、直近1年間に「自宅で飲むことの方が多い」と回答した人は67.5%でした。2021年調査以降減少し、コロナ禍前の2019年調査時と同程度の水準となっています。自宅派は高年代層で比率が高く、男性70代や女性60~70代では各70%台となっている一方で、女性は若年層では低い傾向となりました。

ワインをどこで飲むことが多いですか?(直近1年間)
ワインをどこで飲むことが多いですか?(直近1年間)

※その他すべての調査項目はコチラ

 ワイン飲用者は想像以上に家飲み中心の市場でした。私の 体感から「家飲み:外飲み=半々」と考えており、飲食店・イベントなど“外での体験”が購買行動に与える影響が大きいと考えております。

③.「真澄」の若手が、7号系自社株酵母×低精白で新しい日本酒造りに挑む(長野県)(詳細はコチラ)

 宮坂醸造(長野県)は、7号系自社株酵母と低精白米(精米歩合90%)を使用し、若手社員たちが新しい日本酒造りに挑むプロジェクトを立ち上げました。2026年2月28日(土)まで、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」にて支援を募集中です。

 宮坂醸造は創業1662年の酒蔵。1946年に同社で発見された新種の酵母は「きょうかい7号」(以下、7号酵母)と名付けられ、現在も日本醸造協会から全国の酒蔵へ頒布されています。

 今回のプロジェクトでは、この7号酵母をもとに独自に培養・進化させてきた「7号系自社株酵母」を使用し、若手社員たちが新しい日本酒造りに挑みます。使用する酵母は、フレッシュな果実香が特徴の「SKY」と、華やかで芳醇な香りが特徴の「YLA」の2種類。米・精米歩合・製法をそろえて、酵母だけを変えた2種類の日本酒を造ります。

発祥の地からの挑戦 7号酵母発祥蔵・真澄 2種の酵母で醸す日本酒へ若手が挑む!
2/28(土)まで「CAMPFIRE」にて支援募集中

さらに、「真澄」として初の低精白(精米歩合90%)にも挑戦。電力コストや食品廃棄物を削減したサステナブルな酒造りと、米本来の味わいが最大限に活かされた「真澄」らしい酒造りを目指します。

 1月10日(土)に開始された本プロジェクトは、早期に目標金額を達成し、現在はさらなる目標である「セカンドゴール」に向けて活動を続けています。リターンには、この挑戦から生まれる日本酒や、オリジナルグッズなどが用意されています。

 「真澄」と言えば「7号酵母」。自分の強みと向き合う新たな一歩です。あまりお米を磨かない「低精白」×自社7号系酵母(2種)。新たな2種の酵母だけ違うとのことで、エンタメ要素と比較テストが同時にできて面白いです。

😀{当社では日本酒サブスク『TAMESHU』を運営しております。
こちらは、毎月様々なテーマに沿って1本55ミリの日本酒を3本セレクトしております◎
今月のテーマは、座右の銘が「一周回って本醸造」でおなじみ髙橋渾身の「本醸造特集」です!
出羽桜 本醸造 (出羽桜酒造様・山形県)
月不見の池 本醸造 (猪又酒造様・幸手市)
立山 本醸造(立山酒造様・飯能市)
の3本を選ばせていただきました!
🍶✨
華やかな大吟醸や純米吟醸が注目される今、あえて立ち返りたいのが、地元に寄り添う味わいです。今月は、全国を巡る中で出会った最高の本醸造たちをセレクトしました。日本酒の長い歴史の中で生まれた発明である本醸造を、くつろいだ気持ちでお楽しみいただきたいです◎

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