11/19(水)~28(木)に今年5度目となるカンボジアに訪問いたしました。今回の主目的の一つは「日本酒ラベルの用語辞典」のカンボジア語版の配布です。
今回は、当社側で印刷を実施。見やすいように通常版よりも少し大きいサイズにしました。滞在期間中は、大使館、各飲食店などに積極的に配布・ご案内をさせていただきました。
日本語が話せるカンボジア人スタッフからは「びっくりするほど頭に入ってくる」というコメントがあり、「しっかり読み込みます!」嬉しいメッセージをいただけました。
今回、多めにカンボジア(プノンペン)にお持ちしましたので、ご希望の方はご連絡をお願いします。
今後は、同冊子を活用した勉強会などを実施できればと思います。
今年の5回の出張は、自身のネットワークが大きく広がり、どれも充実したものとなりました。
来年に向けていくつか仕掛けをしましたので、またメールマガジンでも発表をさせていただきます。
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨
🍶トピック🍶
①.蔵出し真空酒 真空状態を維持可能な容器
②.日本初 リジェネラティブ・オーガニック日本酒
③.高知大学×司牡丹酒造 世界初の分析技術で日本酒開発
①.蔵出し真空酒 真空状態を維持可能な容器(詳細はコチラ)
株式会社インターホールディングスは“生酒推し”の蔵出し真空酒サービスとして正式リリースいたします。
蔵出し真空酒とは、酒蔵で空気が逆流しない特殊な弁が内蔵された真空容器に充填した日本酒を、空気に触れさせずに低温で流通させ、導入先の低温サーバから提供することで、“蔵出し直後の瞬間”をどこでも体験できる新しい日本酒提供モデルです。
同社による真空特許技術を活用した容器(5L)に蔵元で直接充填されることで、
・酸化・劣化を抑制
・低温サーバで最適温度での提供
・IoT連携による温度・開封・提供ログ管理
が可能となります。
現時点で全国60蔵以上と連携しており、今後も拡大予定です。
お酒が出来上がった瞬間を閉じ込める技法がまた一つ誕生しました。
日本酒の起点である蔵元と末端の一人の飲み手がまったく同じものを飲むするということは意外と実現しにくいものです。その体験を様々な現地で再現できる手立てが増えたことは喜ばしいことですね!
②.日本初 リジェネラティブ・オーガニック日本酒(詳細はコチラ)
アウトドアブランドのパタゴニアが、2025年12月11日(木)に日本酒「やまもり2025」を発売します。これは日本で初めてリジェネラティブ・オーガニック認証を取得した日本酒であり、環境に配慮した農法を取り入れた特別な一品です。リジェネラティブ・オーガニックとは、持続可能な農業を進めるための新たな概念で、土壌と生態系を再生することを目指しています。
「やまもり2025」の製造に携わる仁井田本家は、農薬や化学肥料を使用せず、環境に優しい農法を実践しています。このような努力が評価され、正式に同認証を取得することができました。

「やまもり2025」はあくまで一つのステップであり、パタゴニアとしてはは持続可能な食文化を理解し、実践する消費者が増えることを期待しています。この日本酒を楽しむことを通じて、環境に対する意識を高め、その価値を再認識してもらうことが目的です。
日本酒では水と農作物であるお米を使う以上、自然環境との関わりは避けられません。土壌や生態系でもアップサイクルを目指すためにはその一時だけでの意識づけではなく、長期的なアプローチが必要です。
かねてから環境への意識をむけているパタゴニアというグローバルブランドと酒蔵の連携は、大きな一歩になりそうです!
③.高知大学×司牡丹酒造 世界初の分析技術で日本酒開発(詳細はコチラ)
高知大学と佐川町の酒造メーカー・司牡丹酒造が世界初の分析技術を使って共同開発した日本酒の販売が始まり、11月21日に高知市のひろめ市場で試飲会が行われました。販売が始まった「幸先~SAISAKI~」は高知大学とが2023年から約1年6か月かけて共同開発した日本酒です。約2000本生産され、高知県内の量販店や道の駅をはじめ、全国で販売されます。
酵母の成分分析にあたった高知大学の小﨑大輔准教授が酵母の特性を活かした醸造条件の解析について説明がなされました。准教授によりますと、日本酒の醸造で重要な糖と有機酸、そしてアルコールを同時に分析する方法は世界初の技術ということです。同大学では今後も県内の酒造メーカーと協力して様々な酵母の特性を分析し、新たな日本酒づくりに貢献したいとしています。
・糖(グルコースなど)
・有機酸(乳酸、リンゴ酸など)
・アルコール(エタノール)
は、通常異なる分析機器や測定手法を使うため、1サンプルに対して複数の分析プロセスが必要で、時間・コスト・データの統合の煩雑さを伴っていました。今回の研究技術で微生物の活動を多角的、かつ効率的に見る方法が増えれば、発酵管理の精度が上がっていくことになりますね!
😀{当社が運営している日本酒サブスク『TAMESHU』ですが、今月のテーマは「埼玉特集」です◎
菊泉 純米酒 (滝澤酒造様・深谷市)、豊明 純米酒 (石井酒造様・幸手市)、天覧山 純米酒(五十嵐酒造・飯能市)の3本を選ばせていただきました!次回は、四国特集です!もし気になる方は以下より是非お申込みいただけますと幸いです!




