今週のNEWSはなんと!カンボジアからお届けしています!
後日レポートを作成予定ですのでお楽しみに✨
それでは2月ラスト!今週のお酒ニュースまとめです🍶
🍶トピック🍶
➀.日本酒一升瓶、10年で出荷半減
②.九州初のどぶろく醸造所プレオープン
③.国指定重要文化財「日詰平井邸」を醸造所へ
➀.日本酒一升瓶、10年で出荷半減
日本酒市場で一升瓶の消費が加速しています。コロナ禍前から毎年数%のペースで減少していましたが、コロナ禍となり業務用の需要が更に減少し、20年度は20%減、21年度は16%減と大きく落ち込みました。02年度以降の減少幅は日本酒消費量が5割強なのに対し、一升瓶は8割近くに及ぶほど。
また家庭向けの需要も長く減少傾向にあります。家庭で消費する酒類の多様化や核家族化が進み、家庭内の日本酒需要が減少。「一升瓶だと持て余してしまうと考える人が増えている」と新潟市の酒卸・新潟酒販の雫石明社長はコメントを寄せています。保管のしやすさから大容量の紙パックを選ぶ人も多いそうです。
最近では小容量の商品が増えてきています。しかし日本酒ファンの拡大に一定の効果がある半面、酒造会社からは「少量タイプは一升瓶に比べ製造の手間がかかる」との声もあります。飲食店や消費者のニーズに応えつつ、持続可能な酒づくりをどう確立するかが酒造業界に問われている状況です。今後、酒造業界は小容量の品ぞろえに力を入れ、日本酒需要の底上げを目指していきます。
②.九州初のどぶろく醸造所プレオープン
合同会社銭上創壺(長崎県)は、「世界に拓かれた扇のまち出島から、美しい日本文化を次世代へ」という理念のもと、3月25日(土)長崎市出島町に九州初となるどぶろく醸造に特化した都市型醸造所「でじま芳扇堂」をグランドオープンします。日本酒の初源的なスタイル「どぶろく」の醸造を中心とした「どぶろくBrewery」、できたてのどぶろくや日本酒ソムリエ厳選の清酒と発酵おつまみを愉しめる「さけBar」、日本酒を愉しむための一点もののうつわを展示販売する「うつわGallery」を融合した、日本酒文化を総合的に体験するための特別な空間を創造するとのこと。
グランドオープン前のプレ・メドレー・イベントとしてどぶろくを文化的・多面的に味わう企画を2/18(土)より4週間にわたり、開催されます。
第1週「パンとどぶろく~BREAD and DOBU~」・・・2/18(土)、2/19(日)
第2週「音楽とどぶろく~SOUND of DOBU~」 ・・・2/23(木)、2/24(金)、2/25(土)、2/26(日)
第3週「スパイスとどぶろく~SPICE × DOBU~」・・・3/3(金)、3/4(土)、3/5(日)
第4週「日本文化とどぶろく~JAPAN with DOBU~」… 3/10(金)、3/11(土)、3/12(日)
各日、音楽ジャンルに合わせてセレクトした日本酒と発酵おつまみも用意するため、どぶろくのみならず、五感を通じて日本酒の魅力を味わうことができるイベント内容となっています。ぜひ時間があれば参加したいです◎
③.国指定重要文化財「日詰平井邸」を醸造所へ
株式会社平六醸造(岩手県)は、かつて日本酒が醸されていた国指定重要文化財「日詰平井邸」に残る仕込蔵を醸造所として蘇らせ、そこで最初に醸すクラフトサケ(※)の予約販売を、4月8日(土)まで応援購入サービス「Makuake」にて受付しています。
日詰平井邸は、この地で酒造りを続けていた平井家の12代目・平井六右衛門によって1921年に完成した近代和風建築です。伝統的な町家構造である一方で、大正ガラス窓を使った外観や四方を取り囲むレンガ塀など、西洋から取り入れた当時の最新の建築技術が採用され、伝統的な和風意匠と見事に融合しています。
この建物をクラフトサケの醸造所として復活させようと立ち上がったのが、平六醸造の代表・ヒライユウキさんです。ヒライさんは、岩手県盛岡市で県内最古の歴史を持つ「菊の司酒造」を営んでいた一家に生まれ、8年間酒造りに関わってきましたが、酒蔵は経営難から2021年3月に事業譲渡。以後、平井家の創業地である紫波に場を移し、株式会社平六醸造として活動しています。
新たな醸造所で醸すのは、平井家が培ってきた日本酒の製造技術をベースとし、紫波の風土を表現する副原料を加えたクラフトサケ。紫波を代表する果物のひとつ「ぶどう」を使ったラインナップなど、日本酒に極めて近い香味を持ちながら、副原料が持つ個性も感じられる一本を醸していくとのことです。
😀{一升瓶の減少の半面、新しい容器での日本酒の提供が目覚しい成長を遂げてきていることも事実です🍶今後、想像もつかないような日本酒の新しいスタイルが生まれていくのだろうなぁと思う今日この頃です✨
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