【今週のお酒ニュースまとめ】25年7日16日~7月22日号

 先週は、東京ビッグサイトにて開催された国際発酵・醸造食品産業展に参加させていただきました!
出展したIoTディスペンサー「のまっせ」も反響があり「酒蔵の売店においてみたい」というお声もいただけました。
 また、同時開催で再前線で活躍する酒蔵および酒類関係の事業者が登壇する「サケリーダーズサミット」にもお邪魔いたしました。
 講演を聴く時間は取れませんでしたが、多くの酒造関係者とお話が出来てよかったです。

展示会にて多くの方から、「メルマガ見てます!」とお声がけを頂きました。
大変ありがたかったです!今後も有益な情報を発信できるように頑張ります◎

それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
①.イタリアに日本人初の酒蔵が開業
②.窒素置換で味を保つ日本酒サーバー〈NOXY〉
③.「福光屋」ボトル缶入り日本酒ハイボール

①.イタリアに日本人初の酒蔵が開業(詳細はコチラ

 Hoshitaro Sake Brewery(ホシタロウ・サケ・ブルワリー)は2025年10月、イタリア・ドロミテ山脈の麓に日本人初の酒蔵を開業します。ドロミテは2009年にユネスコ世界自然遺産に登録されており、その壮大な自然環境は「世界で最も美しい山岳地帯のひとつ」と称されています。

すでに世界各国から多くの方が訪れ、国際的な注目を集めています。

 酒蔵が位置する土地は火山岩と石灰岩が交差し、超軟水と超硬水が共存する世界でも稀な水環境となっています。
代表の淺田星太郎氏は、2023年からイタリアで日本人として初めて「米ソムリエ(Riso Sommelier)」資格を取得し、現地の醸造所の設備を借りて日本酒の試験醸造と販売を開始。試験醸造酒は2024年開催のMilano Sake Challengeにて最上位のプラチナム賞を受賞しています。イタリア現地の食文化と共鳴するとして高く評価され、今後はフランス・ドイツ・北欧諸国などヨーロッパ全域への拡大も視野に入れています。

 チーズ・サラミ・バルサミコ酢など、日本と同様に発酵食品・文化が日常的であるイタリアに新たな酒蔵が登場です!いわばワインがチリやカリフォルニアで新たに花開いたように、日本酒もイタリアからさらなる進化が始まる可能性があります。

②.窒素置換で味を保つ日本酒サーバー〈NOXY〉(詳細はコチラ)

 フードテック商品による飲食店サポート事業などを手掛けるMEAL FORWARDは、一切空気に触れさせないことで常に新鮮な日本酒を提供できるようにした完全酸化防止サーバー〈NOXY〉の先行販売を始めました。
 同製品は、専用オープナーを使用して窒素充填下でボトルを開栓。王冠やスクリューキャップといった日本酒ボトルのさまざまな形状に対応した専用プラグを装着することで、一切空気に触れず酸化を完全に防止し、日本酒の品質を保ったまま提供できるようにしたサーバーです。
 

完全酸化防止技術は現在、特許出願中です。

 一升瓶や四合瓶などさまざまなボトルに対応しており、提供する際には、本体上部のセット口にボトルを挿入すると約30秒で内部が窒素で満たされ抽出準備が完了します。また、日本酒をセットする際にバーコードをスキャンすると商品情報が登録され、提供量や銘柄ごとの消費動向などをリアルタイムで把握できるデータ取得も可能です。
価格は初期導入費用などはなく月額3万5200円。さらに窒素ボンベ代として月6,000円~1万円が別途かかる想定となっています。

 通常、お酒の開栓時には一瞬空気に触れてしまいますが、その過程さえも完全に予防します。ボトルの大きさ、キャップの種類を問わないのも嬉しいですね。また、感覚と経験に依存しやすい提供の実測データを蓄積できることもメリットが大きいポイント。例えばイベント会場などで銘柄ごとの提供量や傾向などがわかれば、マーケティングにそのまま活用が可能です。

③.「福光屋」ボトル缶入り日本酒ハイボール(詳細はコチラ)

 酒造会社福光屋は7月15日、日本酒を使ったアルミボトル缶入り「KAGATOBI ハイボール」の先行販売を北陸地区で始めました。同社を代表する日本酒銘柄「加賀鳶(かがとび)」を炭酸水で割り国産レモン果汁を加えたハイボールで、通年で販売します。全国販売は8月5日からです。
 同社の企画広報室によると、以前「酒炭酸」という名前で瓶入り日本酒ハイボールを販売したことがありましたが、当時は日本酒に対して保守的な意見が多く「邪道だ」という声もあったといいます。近年では市場に変化が見られることから、「日本酒をあまり飲まない若い人にも気軽に飲んでもらえれば」とアピールしています。
 

270ミリリットル入りで価格は352円です

 缶のデザインはクリエイティブ・ディレクター・小西利行さんが主宰する「POOL」(東京都)が担当。英字ロゴを採用し、アルミ生地を生かしたモノトーンのグラフィックを施しています。デザインに用いた「雲に雷(いかづち)」の図柄は、歴代の「加賀鳶」ブランドがラベルに使ってきたものをアレンジしています。

 RTD(Ready to Drink)での飲酒を楽しむことが多い若年層やライトユーザーにとっては、このデザインや価格帯から「気軽な贅沢」「ちょっとした非日常感」が得られそうな印象があるのではないでしょうか!

😀朝から猛暑の日々で、少し夏バテ気味です💦カフェインレスの温かいお茶を飲んで、ゆっくり湯船に浸かり、心身労わる毎日です。。。体調万全にしてキンキンに冷えたお酒が飲みたいものです🍶✨

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