日本酒フェア2026(@東京・池袋サンシャイン)に参加してまいりました。
今回は6/19(金)1部と6/20(土)2部の参加 となります。
2年ぶりの東京開催。開場前から長蛇の列ができるほどの盛況ぶりでした。各回約1,500名、2日間合計で約4,500名が来場する、日本酒業界最大級のイベントです。

今年特に印象的だったのは、39歳以下限定で2,000円で入場できる「U39チケット」の導入です。通常5,000円のチケットに比べ大幅に参加しやすくなったこともあり、例年以上に若い来場者が目立ちました。日本酒業界全体の課題でもある若年層との接点づくりに対して、一つの有効な取り組みだと感じます。
2部にわたって参加しましたが、それでも全てを回り切れないほどの規模感でした。多くの蔵の皆さまにもご挨拶でき、大変有意義な時間となりました。
参加された皆さま、お疲れさまでした!
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨
🍶トピック🍶
①.西堀酒造、栃木県初のウイスキー発売
②.梅乃宿酒造、プレミアム梅酒発売
③.火災直後の吉報。笹正宗酒造、サケコンペティション2位
①.西堀酒造、栃木県初のウイスキー発売(詳細はコチラ)
西堀酒造株式会社(栃木県)は、日光街道小山蒸溜所にて製造する、日本酒造りの伝統技術を注ぎ込んだシングルグレーンジャパニーズウイスキー「哲/TETSU REFINE【錬】」を、2026年7月下旬より発売します。

精米過程で生じる吟醸粉を原料に使い、清酒酵母100%と減圧蒸留を組み合わせることで、従来のグレーンウイスキーにはない繊細な香味が追求されています。ブランド名には「哲学するウイスキー」という意味が込められており、日本固有の文化を次世代へ継承する挑戦が形となりました。
近年、日本酒蔵によるウイスキー事業への参入は増えていますが、本事例は単なる多角化ではなく、
「日本酒蔵だからこそ生み出せるウイスキーとは何か」
を突き詰めている点が非常に興味深い取り組みです。特に、酒米の精米工程で生まれる吟醸粉をグレーン原料として活用している点は、日本酒業界の副産物に新たな価値を与える挑戦とも言えます。また、美味しさを追求するために減圧蒸留を採用するなど、酒蔵が培ってきた繊細な酒造技術をウイスキーへ応用している点も特徴的です。
西堀酒造が提案する「真のジャパニーズウイスキー」がどのような評価を受けるのか、今後の展開にも注目したいと思います。
②.梅乃宿酒造、プレミアム梅酒発売(詳細はコチラ)
梅乃宿酒造(奈良県)は、創業130年以上の歴史で培った技術の結晶として、最高級ブランド「AFULL(あふる)」を新たに展開します。その第一弾として、6月15日にプレミアム梅酒「AFULL刻覚(あふるときさめる)」を発売することを発表しました。

希少な酒米「雄町」を100%使用し、8年間熟成させた純米大吟醸と国産梅酒を独自の技術でブレンドした至高の逸品です。パッケージには、クリスタル製の雫型ボトルや山桜を用いた化粧箱を採用し、美術品のような気品を漂わせています。価格は専用グラス付きで220,000円(税込)。全国の酒類販売店(限定流通) 、梅乃宿酒造直営店、梅乃宿酒造公式オンラインショップで購入できます。
今年、上場をした梅乃宿酒造は、成長戦略として「高付加価値化」を明確に打ち出しています。これまで「あらごしシリーズ」などでリキュール市場の裾野を広げてきた同社が、今回は22万円のプレミアム梅酒を投入したことは非常に象徴的です。
注目すべきは、単に高価格にしているのではなく、熟成純米大吟醸、熟成梅酒、独自のブレンド技術、専用グラス、化粧箱など、付加価値を高めるための体験全体を設計している点です。
酒蔵が持つ歴史や技術を、どのように高付加価値商品へ転換するか。今後の酒蔵経営を考える上でも示唆の多い事例です。
③.火災直後の吉報。笹正宗酒造、サケコンペティション2位(コチラ)
笹正宗酒造は、火災で酒蔵を焼失するという困難に直面しながらも、国内最大級の日本酒品評会「SAKE COMPETITION 2026」の純米酒部門で第2位に輝きました。国の有形文化財を含む建物を失った同蔵にとって、再建に向けた大きな吉報となりました。

現在、地元住民や国内外のファンからは義援金やクラウドファンディングを通じた支援の輪が広がっています。岩田社長は、火災直後となった今回の受賞も踏まえて「(受賞は)再建の後押しになる。笹正宗は今年で創業208年を迎えた。愛される『笹正宗』の名を後世に残していくために、次の200年に向けて新しい基盤を築いていきたい」と語っています。
先日の火災は、日本酒業界に大きな衝撃を与えました。そのような中での受賞です。特に注目したいのは、受賞した「ささまさむね 特別純米」が火災前に醸された酒でありながら、全国トップクラスの評価を得たという事実です。これは笹正宗酒造が長年培ってきた酒造技術や品質の高さを改めて証明する結果だと感じます。
また、火災発生直後から全国の酒販店や飲食店、消費者、さらには海外の関係者まで支援の輪が広がっていることも印象的でした。商品としてだけではなく、酒蔵そのものが多くの方々に愛され、支えられていることが伝わってきます。
再建には長い時間が必要になると思いますが、今回の受賞が復興への大きな後押しとなり、再び笹正宗の酒が多くの人に届けられる日を期待しています。
😀{SAKE Streetさんが「酒蔵の事故防止対策アンケート」を実施しています。製造業にとって最も重要なことは安全だと考えています。安全な職場環境づくりに向けてアンケートへのご協力を何卒よろしくお願いいたします。
===== 以下引用 =====
酒蔵での労働経験がある方を対象に、酒蔵で発生する事故に関するアンケートです。
タンク転落事故をはじめ、酒蔵での事故を防止するのがなぜ難しいのか、現場の視点だからこそわかる幅広く忌憚なきご意見をお待ちしております。
対象者:日本酒の酒蔵の製
造現場で働いた経験がある、または現在も働いている方
回答締切:2026年6月30日(火)23:59
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※代表・蔵元の方は従業員の方への回答依頼にご協力いただければ幸いです。

