【今週のお酒ニュースまとめ】26年4月22日~4月28号

先週は、東京・日本橋エリアで開催された「第10回 日本橋エリア 日本酒利き歩き2026」にスタッフとして参加してきました。
全国から約50蔵以上の酒蔵が集結し、日本橋や人形町、小伝馬町などで約50店舗以上の飲食店と連携した大規模な街歩き型イベントです。
来場者はお猪口を片手に街を回遊しながら、日本酒の飲み比べと各店舗の特別メニューを楽しめる形式で、多くの飲食店に飛び込むチャンスは中々ない為、参加者/飲食店の双方にメリットがあります。
また、お気に入りの飲食店で楽しむ、酒蔵の方に会いに行く、など楽しみ方が画一的ではなく、自由度の高さもこのイベントの非常に良い点です。前売り券は7000枚以上が販売済みとなり、当日も大変多くの方が訪れました。
今回で10回目の開催となりますが、リピーターも多く回を重ねるごとにファンが増えていっていると感じています。

ファンの裾野を広げるイベントとして、他の街での開催も期待されます。

それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

①.梅乃宿酒造が東証上場 リキュール軸に海外展開加速(詳細はコチラ)

 梅乃宿酒造(奈良県)は2026年4月24日、東証スタンダード市場に上場しました。初値は公開価格600円を50%上回る900円、終値は1050円となりました。同社の吉田佳代社長は記者会見にて、今後は主力である日本酒リキュールの海外展開をさらに加速させる方針を明らかにしました。あわせて、既存の飲料事業にとどまらず、食品分野などの新たな市場へも進出する意欲を示しています。現在は国内約1,000社と取引し、海外では24カ国・地域で販売しています。今後は既存市場の深掘りに加え、新たな国への進出、食品分野への展開、プレミアム商品の拡充などを進める方針です。

記者会見する梅乃宿酒造の吉田社長(左)

 市場からの評価が高く、公開価格よりも大幅な値付けとなりました。梅乃宿酒造は日本酒市場が縮小する中で、リキュールという成長領域に軸足を置き、独自の収益モデルを築いてきました。同社の掲げる成長戦略が、酒造業界の中で先進的なモデルになることを期待しております。

②.神奈川の地酒を集約した新イベント初開催(詳細はコチラ)

 株式会社JR横浜湘南シティクリエイトは、神奈川酒造組合ならびに横浜ファンカンパニー株式会社の3者が協力し、地域の魅力を発信する特別イベント「KANAGAWA ローカル酒  FESTIVAL 2026」を6月27日に開催します。会場は茅ヶ崎駅直結のラスカ茅ヶ崎で、県内12の酒蔵による地酒と地元の食材を使ったペアリング料理を楽しむことができます。普段なかなか出会えない希少な地酒を通じて「酒蔵のファン」を増やし、実際に酒蔵のある土地へ足を運んでもらうことを目的としています。
 

「KANAGAWA ローカル酒  FESTIVAL 2026」

 日本酒イベントは全国で増えていますが、本件のポイントは「地域単位でのファンづくり」を明確に設計している点です。個別ブランドではなく“神奈川の酒”として認知を広げることで、複数蔵にとって効率的な集客が可能になります。単純に酒蔵を集めるだけではなく、テーマ性をもったイベント設計が今後のカギになります。

③.秋田の酒蔵、若手女性チームが低アル日本酒を開発(コチラ)

 秋田県湯沢市の秋田県醗酵工業が、アルコール度数を10%に抑えた新しい純米大吟醸酒「零(こぼ)れ桜 セノビ」を発売しました。この商品は、入社1~4年目の女性社員4人が日本酒初心者でも親しみやすいようにと企画したものです。県産酒米「秋田酒こまち」と、県総合食品研究センターが開発した低アルコール酒向け酵母を使用。滑らかな口当たりと軽やかな甘さが特徴です。720mlで1000本限定販売。県内外のスーパーや道の駅で展開されます。

新発売の日本酒「零(こぼ)れ桜 セノビ」

 「若手主導の商品開発」によって、従来の酒蔵では生まれにくかった視点が商品化されている点が特徴です。日本酒市場において「最初の一杯」をどう設計するかは重要なテーマです。低アルコール化はその有効な手段の一つになります。単発の企画や商品にならず、今後は継続的な商品展開とブランド化が必要になってきます。

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