【今週のお酒ニュースまとめ】25年11日12日~11月18日号

天鷹酒造さんの新作ミード(蜂蜜酒)のクラウドファンディングが公開になりました!
本プロジェクトは、当社が協力をさせていただいております。
ミードは蜂蜜を原料とするため、これまで「ミード=甘い」が常識でしたが、天鷹酒造さんは食事に合うミードをつくりたい、という想いから辛口の「ドライミード」をリリースすることになりました。

当社が協力している天鷹酒造さんのミードプロジェクトが公開されました

現在、事前公開中です。
クラウドファンディングは、スタートダッシュが非常に重要なため、是非画像をクリックの上、「お気に入り」ボタンを押していただけますと大変助かります!

詳細はリンクもしくは上記画像をクリック
◇URL◇
https://camp-fire.jp/projects/898433/preview?token=3ahwrgnq&utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_show

是非、応援の程よろしくお願いします!

それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
①.青森・八戸酒造、 工場新設
②.沖縄県内初のクラフトサケ醸造所 オープン
③.大分・宇佐の7酒蔵が協同醸造酒 仕込み水をブレンド

①.青森・八戸酒造、 工場新設(詳細はコチラ

 「八仙」「陸奥男山」などの日本酒銘柄で知られる酒造会社の八戸酒造(青森県八戸市)は工場(酒蔵)を新設します。生産能力を2倍に増やし、国内販売の強化に加え、日本酒以外のジャンルを開拓、さらに輸出にも力を入れていきます。なお、同社は2025年、創業250年を迎えます。

八戸酒造の蔵

 現在は同市湊町に酒蔵を構えていますが、新工場は八戸市内にある工業団地に建設する予定で、25年度中に用地を取得する準備を進めています。26年夏にも着工し、27年秋に完成させ、現在の工場の機能を移転します。用地の取得に7億円近くかかるほか、工場建設、製造設備などを含めた総投資額は「現在精査中」ですが、国の補助金などを活用する予定となっています。生産能力は約6000石で、現在のおよそ2倍になるほか、生産効率を大幅に高めていきます。
 現在酒蔵として使っている建物は大正期にできています。新工場の稼働後、製造機能は移転するものの、登録有形文化財の指定を受けているため建物自体は残し市民や観光客が集う文化施設として活用していく方向で検討しています。
 8代目の駒井庄三郎社長は「日本酒以外のジャンルの酒も造り、日本酒を飲まない人もカバーしていきたい」と抱負を語っていて、将来的には「総合酒類メーカー」をめざす考えも明らかにしています。

 逆風が続く日本酒業界の中で、日頃よりお世話になっている八戸酒造さんが、力強い「攻め」の姿勢を打ち出しています。生産能力が倍増するというのは、今後の事業拡大や供給の安定化に直結する大きな一歩です。また、日本酒以外のジャンルにも挑戦するという方針は、本年4月のメルマガでご紹介した、北海道・旭川の男山酒造が“地方版総合飲料メーカー”を目指して行った投資の動きとも地続きのトレンドと言えます。伝統ある酒蔵が、新たな市場を切り拓きながら時代に合わせて進化していく姿に、今後ますます目が離せません!

②.沖縄県内初のクラフトサケ醸造所 オープン(詳細はコチラ)

 株式会社TABELU(沖縄県那覇市)は沖縄市コザに「NOMU醸造所」をオープンしました。沖縄県産米を使ったどぶろくやクラフトサケを醸造します。
 醸造所のあるコザは戦後、米軍基地経済で発展してきた街で、沖縄本島内でも特にさまざまな文化が混じり合い独特な雰囲気と人の力強さを感じる地域です。これまで異なるさまざまな文化を受け入れ、独自の「チャンプルー文化」が形成されたコザの街を生き抜いてきた先人の方々への敬意を大切に抱きながらそれを引き継ぎ、さらにここから新しい文化を作り出そうと若い世代が頑張っているこの街でこれまでに無い「沖縄のクラフトサケ」をスタートさせたいと、醸造所の建設地として選ばれました。
 前例のない沖縄県西表島や恩納村の県産米を使い、自家製造した白麹を活かしたスッキリとした酸味を特徴としたクラフトサケを醸造します。沖縄には世界に誇れる農作物が数多くあり、農家の皆様が大切に育てた果物などを使用することで、これまでになかった表現でその価値を伝えることが可能になると考えているそうです。

サーマルタンクを設置し、四季醸造を行う予定

 2025年11月初回醸造開始となり、それに伴ってクラウドファンディングもスタートします。限定酒も提供予定で、今後流通する予定のない商品もあります。(クラウドファンディングのページはこちらから。)

 新たなクラフトサケ醸造所が沖縄に誕生しました!コザという地域は、歴史的に異文化が日常的に交りあう独自の土地です。その多様性と混ざり合う文化性は、まさにクラフトサケの自由で創造的なスタイルと通じるものがあります。
沖縄産米や島の農産物、そして白麹の特性を活かしたクラフトサケは、沖縄ならではの個性がしっかりと感じられる一本になりそうですね!

③.大分・宇佐の7酒蔵が協同醸造酒 仕込み水をブレンド(詳細はコチラ)

 大分県宇佐市にある七つの酒蔵が協力し、全国の八幡社の総本宮である宇佐神宮の「御鎮座1300年」を契機に純米酒の「協同醸造酒」を造ります。720ミリリットル入りで600本を製造し、12月中旬に完成予定で、宇佐神宮へ奉納した後、2月下旬に県内の酒店などで販売を始めます。
 宇佐市は県内一の穀倉地帯で、七つの蔵も県内最多です。来年2月に発売予定で、「酒都(しゅと)・宇佐」として広くアピールすることを狙っています。参加するのは麦焼酎「いいちこ」で知られる三和酒類をはじめ、県内最古という1712年創業の縣屋(あがたや)酒造常徳屋酒造場四ツ谷酒造久保酒蔵小松酒造場民潮酒舗。七つの蔵の頭文字を取って「JYOKKAS∞」(ジョッカス)と名付けたグループを2017年に結成し、PR活動をしてきたが、オリジナルの酒を造るのは初めてです。
 今回のプロジェクトの肝は、各蔵で異なる仕込み水をブレンドして使うことで、「全国的にも珍しい試み」です。井戸水だがミネラルの含有量が違い、それぞれ個性があるといいます。仕込みには全体で390リットルの水と300キロの宇佐産ヒノヒカリを使います。

ブレンドした仕込み水がタンクに加えられた

ジョッカス会長で四ツ谷酒造社長の四ツ谷岳昭さんは「我々の力を結集したお酒を心地よく楽しんでほしい」と話しています。

 共同醸造の場合、製造工程を蔵同士で分担したり、各蔵が原料を持ち寄ることはありますが、仕込み水は通常、どこか一つの蔵の水を用いるのが一般的です。
 今回のように 複数の蔵それぞれの仕込み水をブレンドする取り組みは極めて珍しく、水質の違いをどのように調和させて酒を仕上げるのか、技術的にも興味深い挑戦です。

😀{当社HPでは石川酒造様(東京)の「酒蔵DX」プロジェクトについてレポートを公開しております!このプロジェクトでは製造中におけるにおいなど見えないパラメーターを、他パラメーターからの見える化にチャレンジしました!音やにおいの相関性を検証し、教育ツールへの活用を図りました。(レポートを見るには、画像をクリック、もしくはコチラから)🍶✨

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