【今週のお酒ニュースまとめ】23年6月7日～6月13日号

2023 6/14

2023年6月13日 2023年6月14日

当社のメルマガでもお伝えしましたが、この度、蔵楽のオフィスを開設いたしました🌈
新オフィスは当社のロゴのように、集まり混ざり合う場になればと思い、「クラク・バレル」と命名しました◎
アクセスがしやすい立地を活かし、多くの方にお越しいただければ（酌み交わせれば）と思っています🍶✨
※最寄り：京急品川、JR品川駅（高輪口）
それでは今週のお酒ニュースまとめです🌈

🍶トピック🍶
➀.「Kura Master 2023」のプラチナ賞と金賞が発表されました！
②.SDGsな日本酒でパキスタン支援
③.日本酒が飲めない人も興味津津！人気の大吟醸風味サイダー

➀.「Kura Master 2023」のプラチナ賞と金賞が発表されました！(詳細はコチラ)

6月5日(月)、フランスの日本酒コンクール「Kura Master」のプラチナ賞と金賞が発表されました。

　「Kura Master」は、フランス人を中心としたヨーロッパの方々の中から、五ツ星ホテルのトップソムリエ、ミシュランで星を獲得しているレストランの関係者、ホテル・料理学校の関係者、ワインジャーナリストなど、現地のプロフェッショナルを中心に審査員が構成されている、フランス人によるフランス人のためのフランスの地で開催される日本酒コンクールです。
　栄えある「プラチナ賞」「金賞」はどの銘柄に与えられたのでしょうか！
以下、各部門ごと２銘柄をランダムで抜粋しご紹介します。

●審査員賞
「玉柏純米大吟醸」合資会社山田商店(岐阜県)
「超特撰白雪江戸元禄の酒（復刻酒）長期熟成古酒」小西酒造株式会社(兵庫県)
●純米酒部門プラチナ賞
「3時」株式会社RiceWine(神奈川県)
「駿純米酒」株式会社いそのさわ(福岡県)
●純米酒部門金賞
「裏雅山流楓華」有限会社新藤酒造店(山形県)
「司牡丹二割の麴が八割の味を決める」司牡丹酒造株式会社(高知県)
●純米大吟醸酒部門プラチナ賞
「人気一純米大吟醸」人気酒造株式会社(福島県)
「東京盛純米大吟醸」株式会社小山本家酒造(埼玉県)
●純米大吟醸酒部門金賞
「おいらせ流大吟醸純米酒」桃川株式会社(青森県)
「星取 PURPLE STAR」株式会社山陰の蔵(大阪府)
●サケスパークリング部門プラチナ賞
「Garyubai Sparkling SHIRO-KOJI」三和酒造株式会社(静岡県)
「CHIYOMUSUBI SORAH」千代むすび酒造株式会社(鳥取県)
●サケスパークリング部門金賞
「三千櫻純米大吟醸愛山40 スパークリング」三千櫻酒造株式会社(北海道)
「七賢エクスプレッション2020 スパークリング」山梨銘醸株式会社(山梨県)
●クラシック酛部門プラチナ賞
「不動水酛純米原酒」鍋店株式会社(千葉県)
「真澄七號」宮坂醸造株式会社(長野県)
●クラシック酛部門金賞
「北窓三友」株式会社わしの尾(岩手県)
「御前酒菩提酛貴醸酒」御前酒蔵元株式会社辻本店(岡山県)
●古酒部門プラチナ賞
「國盛秘蔵吟醸古酒」中埜酒造株式会社(愛知県)
「華鳩貴醸酒８年貯蔵」榎酒造株式会社(広島県)
●古酒部門金賞
「NIIZAWA 2018」株式会社新澤醸造店(宮城県)
「天山純米全麹仕込み 20年熟成」天山酒造株式会社(佐賀県)

「Kura Master 2023」プラチナ賞／金賞受賞酒一覧はこちら。
なお、日本時間の8月28日(月)にフランスのパリ市内にて、審査員賞に選ばれた5点から「プレジデント賞」1点が発表される予定です。
　受賞した酒蔵のみなさま、本当におめでとうございます！！！

②.SDGsな日本酒でパキスタン支援(詳細はコチラ)　

フジテレビ系列局とＢＳフジによる「FNSチャリティキャンペーン」の趣旨に賛同した東京都港区の「東京港醸造」が、同社の「純米吟醸原酒江戸開城 Sustainable Sake」の売上金の一部を同キャンペーンを通じて、パキスタンの子どもたちに寄付することになりました。
　
「FNSチャリティキャンペーン」ではこれまで、番組やイベント等で募金活動を行い、ユニセフを通じて世界の子どもたちへの支援を続けてきました。2020～22年度の3年間は世界最貧国の一つといわれるモザンビークを支援。今年度からは、昨年６月のモンスーンで国土の3分の1が水没する被害を受けたパキスタンの子どもたちを支援しています。

　「Sustainable Sake」は、無洗米を使った醸造を実践し、洗米で使う水や排出されるとぎ汁を通常の10分の1にまで削減した環境に優しい酒。国連が掲げるＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の精神にも合致しています。今回の取り組みに合わせ、ボトルには、同キャンペーンのロゴなどが印刷され、価格は税込み2255円。同醸造のホームページで購入できます。
　いまはいろいろな形で、様々な立場で、チャリティー活動を行うことができます◎より多くの人々が心豊かに過ごせる世の中にしていきたいですね◎

「FNSチャリティキャンペーン」純米吟醸原酒江戸開城 Sustainable Sake

③.日本酒が飲めない人も興味津津！人気の大吟醸風味サイダー(詳細はコチラ)

福島が誇るもの、その一つが日本酒です。ことしも日本酒の出来栄えを競う、全国新酒鑑評会で福島県は14の銘柄が金賞を獲得。金賞受賞数は全国5位と、酒造りの技術の高さを全国に示しました。ただ、お酒が飲めない人たちにとっては、その味がわからず歯がゆい、そう感じている人も多いはず。
この思いに応える”日本酒の風味を楽しめる飲料”ちょっとユニークな商品、その名も大吟醸風味サイダー(432円)。日本酒の風味が楽しめるノンアルコールのサイダーが発売されました。

　手がけたのは喜多方ラーメンなどを販売する喜多方市の河京です。ラーメンだけでなく、喜多方のもう１つの良いところである日本酒というのを、世の中にアピールしたいとの思いから思い切って開発へ。日本酒を多くの人に手に取ってもらえるようにするにはどうしたら良いか考え抜いた末、みんなが飲みやすいサイダーに日本酒らしさが感じられる香りを加え、商品化に成功しました。ノンアルコールで日本酒の風味が楽しめる珍しさもあってか、販売を始めると全国から多くの問い合わせが寄せられていると言います。

　　河京営業部の担当者は「妊婦や体質的にアルコールが苦手な方にも一度手に取ってもらいたいです。喜多方はラーメンの街なのでラーメンと一緒に楽しんでもらえたらうれしいです」とコメントを寄せていました。販売店は河京自社店舗（ラーメン館本館、ラーメン館猪苗代店）と福島県観光物産館です。
　ノンアルコールで日本酒の雰囲気を味わえるものとしてすぐ思いつくものが甘酒ですね◎しかし新たにまさかのサイダーが加わったとなると、今後のノンアル日本酒業界、目が離せません！