6/5(木)にカンボジアから帰国いたしました!
カンボジアでの日本酒の普及を図るべく、日本酒勉強会を実施しました。
実際に味の違いの説明を受けながら飲み比べをする機会がほとんど無いため、非常に盛り上がりました。
前半は、
「日本酒とはそもそも何か?」
「何からつくられるのか?」
「醸造酒と蒸留酒の違い」
など、基本の説明からスタートしましたが、大変興味深く聴いていただけました。
「開封したらどれくらいで飲まなければならないのか」
「お米はどうやって磨いているのか?」
などカンボジア人メンバーから積極的に質問が飛び交い、大変有意義な時間となりました。
市場拡大に向けて一歩一歩確実に進めて参ります!
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨
🍶トピック🍶
①.海外産のコメだけで醸したお酒 月桂冠
②.IMADEYA、香港に初進出
③.日本酒用にも備蓄米放出を検討
①.海外産のコメだけで醸したお酒 月桂冠(詳細はコチラ)
海外産のコメだけで醸したお酒を、月桂冠(京都市伏見区)が初めて開発しました。
地球温暖化によって酒米の栽培環境が年々厳しくなる中で、将来にわたって持続可能で世界に通用する酒造りをしたいと、若手が中心となって企画されました。国産のコメを一切使わず、海外産のコメだけでお酒を造る取り組みは業界でも珍しいといいます。
ベトナム産の掛米にタイ産の麹米を用いたお酒は、冷やすとパイナップルのような香りが立つのが特徴とのことです。
また、インド産の掛米にタイ産の麹米を合わせたお酒は、焼きたてのバゲットやポップコーンのような香ばしい香りが口の中に広がるそうです。
購入は万博会場のほか、月桂冠大倉記念館の売店やオンラインショップで可能です。
原料のグローバル化は日本酒業界にどのような風を巻き起こすでしょうか!
②.IMADEYA、香港に初進出(詳細はコチラ)
「IMADEYA」を展開する株式会社いまでやは、香港の百貨店であるYATA Department Storeと提携し、「YATA 沙田(シャーティン)店」で、IMADEYA GINZAで展開する日本酒・日本ワイン・本格焼酎などを100種類ほどをラインナップした “IMADEYA GINZA SELECTION” を展開しました。
日本の酒たちは”SAKE”として和食とともに海外での需要が拡大していますが、輸出後に品質管理がなされないまま販売されている日本酒が多く存在します。それに対し同店では、現地ディストリビューターパートナーの協力を得ながら、生産地から現地の売り場まで冷蔵輸送による徹底した品質管理を行っています。
また、現地の販売スタッフにも日本酒の研修を実施。売り場のPOPに記載したQRコードからは、生産者の情報や日本酒の楽しみ方を中国語で解説した特設サイトを用意するなど、香港のお客様に本来の日本のお酒のおいしさを楽しめる環境づくりを目指したそうです。
日本酒の輸出で冷蔵輸送・管理が徹底されれば、さらに日本酒を楽しめる可能性が広がりますね!
③.日本酒用にも備蓄米放出を検討(詳細はコチラ)
小泉農相は4日、政府備蓄米を日本酒造りやみそなどへの加工用として放出することを検討していると明らかにしました。
酒造メーカーなどからはコメ価格の高騰や原料米不足を懸念する声が出ており、農水省は来週にも業界団体への聞き取りを実施した上で、具体的な数量や放出時期を決めていきます。「備蓄米には一定のニーズはありそうです。ただ、記録的な冷夏でコメが不足した1993年の『平成の米騒動』の時に、いくつかの酒蔵が古いコメで酒を造ったところ、古米の臭いがしてあまり出来が良くなかったそうです。現在はコメの保存技術も進化しているようなので使ってみなければわかりませんが、4〜5年前のコメでは少々不安は残ります。」と、日本酒造組合中央会の担当者は品質への懸念を口にしています。
しかし、備蓄米の量は限られます。今後、ミニマムアクセス(最低輸入量)米の活用も示唆されていますが、国産米にこだわる業界の声は根強い状況です。
日々、お米に関するニュースが飛び交っていますが、ついに日本酒業界に直接的に関わる話もあがってきました。大きな影響を及ぼすことは必至です。
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