今週末はイベントラッシュでしたね!
都内では、SAKE PARKと和酒フェス、海外ではSAKEPOP(香港)、SAKEFAIR(台湾)と総力戦だったかと思います。
そんな中、私は「第6回ミードフェスタ」に参加いたしました。
全国および海外から17ブランドによる約60種類のミード(蜂蜜酒)の試飲販売会でした。これだけ沢山のミードの飲み比べが初めてで、味わいの多様さを知ることができました。
養蜂場に加えて、日本酒蔵からも5社が参加し、それぞれ個性的な味わいでした。

非常に興味深かったのが、海外のミード製造者が話していた「日本のミードは日本酒っぽく、海外のミードは複雑さを目指している」というコメントで、日本酒の輸出のヒントになりそうでした。
今後ミードが一つのジャンルとして確立して行くのが楽しみです。
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨
①.梅乃宿酒造、東証スタンダード市場に新規上場(詳細はコチラ)
「あらごしシリーズ」などの日本酒リキュールで知られる梅乃宿酒造(奈良県)が4月24日(金)に東証スタンダード市場へ新規上場します。株式の公開価格決定日は4月16日で、主幹事はSMBC日興証券が務めます。
1893年創業の同社は、日本酒仕込みの果実リキュールを先駆的に展開し、新たな市場を開拓してきました。近年は伝統的な「杜氏制度」を廃止し、過去のデータを活用した社員による酒造りへと移行するなど、革新的な生産体制を構築しています。

新規上場を果たす背景には、コロナ禍での抜本的な資本戦略の実行と、グローバル展開を見据えた経営基盤の強化があります。同社は2021年にファンドから10億円の出資を受け、新蔵への移転や自社EC強化などの成長投資を実行しました。現在、北米や中華圏など世界24カ国・地域へ販路を拡大しており、事業成長を支える強固なガバナンス体制も構築しています。今後は上場を通じて、さらなる事業拡大に不可欠な多様な人材の獲得や組織力の底上げを図り、継続的な企業価値の向上を目指す方針です。
梅乃宿酒造さんの上場は、日本酒業界における成長戦略のあり方を示す業界的に大きな動きです。注目すべきは、日本酒そのものではなくリキュール領域に軸足を移し、高い収益性を確保した点です。さらに、有価証券報告に記載されていますが、BtoCで得た顧客の声を商品開発に反映し、それをBtoBの販路拡大につなげる循環型モデルは、酒蔵経営に大変参考になります。データ活用による生産体制の刷新や海外展開も進めており、伝統産業でありながら現代的な経営を実践し続けています。今後は「酒蔵」という枠を超えたブランド企業として活躍していくことが期待されます。今週最もインパクトのあったニュースです。
※梅乃宿さんの有価証券報告書は以下から見られます
◆URL◆
https://www.jpx.co.jp/english/listing/stocks/new/vk0khi000001001q-att/04UMENOYADOBREWERY-1s.pdf
②.ビール大国ドイツで「SAKE」の新風(詳細はコチラ)
世界有数のビール大国ドイツで日本酒が脚光を浴び始めています。首都ベルリンでは地元起業家による「酒蔵」が生まれ、白ワインの木樽で熟成させるなど欧州に受け入れられる味造りが取り組まれています。
ドイツ人は食文化に保守的とされます。夕食はハムやチーズ、パンなど火を使わない「カルテスエッセン(冷たい食事)」で簡単に済ませることでも有名です。転機は訪日観光客の増加です。円安・ユーロ高を追い風に、日本の自然や文化への関心を持つ人が増えました。「欧州各国に進出してブランドを確立させる」。こう語るのは酒造りに取り組むベンチャー企業ライゲン・フェルメンタツィオーンのセバスティアン・ムローズ最高経営責任者(CEO)。2024年から本格生産を始め、フランスなど欧州各国に輸出しています。

日本政府も後押ししており、ベルリンの在ドイツ日本大使館で25年11月には日本酒の試飲イベントが開かれました。日本独自の酒文化を世界へ発信する動きが活発化してきています。 日本の食文化として和牛や緑茶とともにブームを巻き起こせるか。日本酒のように機運は少しずつ醸成されつつあります。
現地人のファンができること、そして海外現地での製造が進むことでマーケットは大きく飛躍します。ウイスキーを日本で製造をはじめたことで、マーケットが形成されたのと同じです。ヨーロッパ人目線の「欧州に受け入れられるお酒」が、白ワイン樽熟成というのが興味深いです。今後の輸出の参考になるかもしれません。
実は、ドイツは欧州でもっとも輸出量が多い国です。今後も輸出の拡大が見込まれます。
③.「白鶴 手作り果実酒のための日本酒 1.8L」発売決定(コチラ)
白鶴酒造株式会社は、「白鶴 手作り果実酒のための日本酒 1.8L」を2026年4月10日(金)から8月末まで全国で期間限定発売します。

本商品で漬けた梅酒は、ホワイトリカーやブランデーで漬けた梅酒よりも酸味が穏やかで、旨味やコクのある味わいとなります。パッケージには梅酒のほかに、レモン酒やキウイ酒、リンゴ酒、イチゴ酒のレシピも記載されており、初めての方でも様々なバリエーションの果実酒作りが楽しめるようになっています。
また、2026年4月16日(木)からX(旧Twitter)で「『手作り派!』or『購入派!』果実酒キャンペーン」が実施されます。本キャンペーンでは、自宅で手軽に果実酒作りを楽しめる「白鶴 手作り果実酒のための日本酒 1.8L」と、そのままロックやソーダ割りで楽しめるロングセラー商品の 「白鶴 梅酒原酒 720ml」を抽選でそれぞれ15名、合計30名が当選します。
完成品を売るのではなく、「つくる体験」を商品化している点がポイントです。日本酒を“飲むもの”から“加工ベース”へと拡張することで、新たな需要を創出できる可能性を秘めています。特に家庭内消費やライト層への入口として有効で、日本酒の裾野を広げる戦略として興味深いです。
😀{当社では日本酒サブスク『TAMESHU』を運営しております。こちらは、毎月様々なテーマに沿って1本55ミリの日本酒を3本セレクトしております◎その「TAMESHU」で紹介されてみたいという酒蔵さんを募集しております! 「ウチのお酒を是非飲んでほしい」 「こんなテーマで紹介してもらいたい」など、我こそはという酒蔵さんがいらっしゃいましたら、是非お問い合わせフォームにご連絡下さいませ🍶✨

