【今週のお酒ニュースまとめ】24年10日16日~10月22日号

この度、当社代表髙橋理人の初出版が決定しました!タイトルは「酒ビジネス」です🍶✨
単に日本酒を紹介する本ではなく、お酒の製造から販売までのサプライチェーンや、海外産のSAKE(日本酒)事情などを一冊に取りまとめました。
本書は特にお酒について学びたい方向けの内容となっております。
出版に際しては、魚の流通事情についてまとめた魚ビジネスの著者、ながさき一生さんからご縁をいただきました。ありがとうございます。
発売日は10/25(金)ですが、現在Amazonでは予約注文を受け付けております!
気になる方は、予約をしていただけますと幸いです!(コチラから)
是非、宜しくお願い致します🍶✨

それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
➀.Oriental Sake Awards 2024が選出する最高賞 Sake of the Yearが決定
②.香港で日本酒試飲イベント ローカルフードや音楽とのペアリングも
③.被災地復興の願い込め日本酒「絆舞(きずなまい)」仕込み開始

➀.Oriental Sake Awards 2024が選出する最高賞 Sake of the Yearが決定(詳細はコチラ)

 Oriental Sake Awards実行委員会(本部:香港、以下OSA)は、在香港日本国総領事(大使)公邸に於いて、Oriental Sake Awards2024のチャンピオン及びリージョナルアワードの授賞式を開催し、2024年度の最高賞である「Sake of the Year 2024」を発表致しました。今年で3回目の本コンテストは過去最大の143蔵503点がエントリー。2024年度のSake of the Yearには、宮城県の株式会社新澤醸造店「愛宕の松 スパークリング 瓶内二次発酵」が選出されました。

 授賞式とあわせて、チャンピオン及びリージョナルアワードに選定された日本酒を準備し、後援の香港日本料理店協会会長氷室氏、JETRO香港杉山所長などが招かれ、OSA審査委員長松崎氏の乾杯の挨拶の後、受賞酒を準備した懇親会が開催されました。

在香港日本国総領事館 岡田健一総領事は「近年、香港への日本酒をはじめとする日本産酒類の輸出は大きく拡大しています。日本酒は本年1月から8月における香港への輸出額は約31億円で、米国、中国本土に次ぐ世界第3位でした。人口規模を考えると、いかに香港が日本酒を好きかがお分かりいただけると思います。OSAのような取組みを通じ、今後も香港において、日本酒という文化が更に認知されるとともに、日本と香港の良好な関係がますます発展していくことを心から願っております。」とコメント。OSA実行委員長兼審査委員長のMicky Chan氏は「在香港日本国総領事(大使)公邸のような歴史を感じる建物の中でOSAの受賞式を開催することは、同じく長い歴史を有する日本の酒蔵で今も日本酒を醸しているように歴史と現代の融合のような特別な意義を感じます。私たちの審査員チームは一つ一つの出品酒を丁寧に審査しました。本日の授賞式の後、香港・そして世界各地で受賞蔵の皆様の商品がもっと広がっていくことを期待しております。」とコメントを述べていました。

授賞式の様子

◾️ Oriental Sake Awards 2025
Oriental Sake Awardsは2025年も開催されます。
2025年3月からエントリーをスタートする予定です。
以下Webページにて随時最新情報が更新されますので、チェックしてみて下さい!
https://www.orientalsakeawards.com/ 

Sake of the Yearを受賞された新澤醸造店の皆さま、本当におめでとうございます!!

②.香港で日本酒試飲イベント ローカルフードや音楽とのペアリングも(詳細はコチラ)

 日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)が10月4日、香港・上環の西港城(ウエスタンマーケット)内にある「ClubONE The Grand Stage」にて、日本酒の無料試飲イベント「JFOODO HK SAKE×MUSIC NIGHT」を開催しました。

日本貿易振興機構(ジェトロ)傘下で日本産の農水産物や食品などのプロモーションを担うJFOODOは2019年から毎年、香港で日本酒のプロモーション「SEAFOOD LOVES SAKE.」を展開しており、日本酒を和食以外の料理と合わせる提案のほか、「日本酒が魚介類と相性が良いこと」をアピールしてきました。
 同プロモーションの一環で行う今回の試飲イベントには、香港内のディストリビューター15社が集まり、約100種類の日本酒を紹介しました。全国からさまざまな味わいの地酒をそろえ、普段は試飲販売をしない銘柄や、今回のイベントで香港初披露となる銘柄なども用意しました。

 新しい試みとして、香港人になじみのある、シューマイやカレーフィッシュボールなど、魚介類を使った伝統的な香港ストリートフードを用意し、日本酒とのペアリングを実施した。JFOODO香港プロジェクトマネジャーの劉詠文さんは「香港での日本酒の人気は非常に高いが、まだ日本食に合わせる酒というイメージも強い。もっと気軽に日本酒を楽しんでもらえるよう、あえてカジュアルなローカルフードとのペアリングを提案した」という。

 今回初めてライブイベントも開かれました。パフォーマンス時間を4部に分け、日本酒のタイプ別に、例えば清涼感のあるスッキリとした日本酒には爽やかで活発な曲調の歌を、吟醸酒のような香り高い薫酒には大人向けの甘い曲調の歌を選曲し、「フードペアリングのように音楽と日本酒を合わせた」といいます。参加者は音楽と共に日本酒を楽しみました。

 今回のイベントは、SNSなどで事前に告知したところ、開催前から問い合わせが多く、当日は約450人が来場したとのことです。JFOODO香港代表の沖和尚さんは、「このような香港ならでは企画を継続していくことで、日本酒がより香港人の日常生活に浸透し、身近な存在になっていくことを期待したい」と話しています。

オープニングセレモニーの様子

香港は日本酒や日本食の人気が高まりつつあります。日本酒が香港の人たちの日常酒になってくれたら嬉しいです◎

③.被災地復興の願い込め日本酒「絆舞(きずなまい)」仕込み開始(詳細はコチラ)

 地域連携と被災地復興応援を目的に47都道府県のコメを使って造る日本酒「絆舞(きずなまい)」の仕込みが19日、福島県会津坂下町の曙酒造で行われました。東日本大震災や能登半島地震からの復興に向けた思いを込め、全国の信用金庫関係者らが作業に臨みました。12月3、4の両日に東京都の東京ビッグサイトで催される「〝よい仕事おこし〟フェア」の開会式で鏡開きをするとのことです。

 絆舞などを造る「興(お)こし酒プロジェクト」は城南信金(本店:東京都)が事務局を務める同フェア実行委員会の主催で、8年目です。各信金のネットワークを活用して米を集めており、今年は260地域で取れたコメを原料に用います。純米大吟醸の火入れ酒「佳酔(かすい)」、生酒「爽酔(そうすい)」、大吟醸「芳酔(ほうすい)」、水の代わりに酒で仕込む貴醸酒「極酔(ごくすい)」の4種類合わせて約1万本(500ml入り)を造る予定です。売り上げ1本当たり100円が災害復興支援のために寄付されます。今回の仕込みでは、ふかしたコメをタンクに運び入れてかき混ぜる作業を行いました。

 曙酒造の鈴木孝市社長は「東日本大震災の時はさまざまな絆に助けられた。次は我々が何かをする番だ。絆舞を通じて多くの人を笑顔にしたい」と語っています。

 仕込み前にセレモニーが行われ、石川県七尾市の書家で願正寺元住職の三藤さんが揮毫(きごう)した絆舞のラベルが披露されました。三藤さんは真宗大谷派の元門首の書道相談役を28年間にわたって務めました。2022年、脳卒中で倒れ、右半身に障害が残ったが左手で書の特訓を開始。現在では大きな字であれば右手でも書けるまでになったそうです。
 

のと共栄信金(石川県)の鈴木正俊理事長が佐藤宏隆副知事に書を手渡しました
※画像リンク先は曙酒造公式HP

三藤さんが城南信金の川本恭治相談役に宛てた手紙を鈴木理事長が代読し、「『絆舞』を右手で書くという私自身の復興の機会を与えてくれた」という感謝の思いが伝えられました。

 本プロジェクトにより被災地ひいては日本全体が明るく元気になると良いですね◎

😀{本に関してですが、おかげ様でAmazonの日本酒部門で1位のベストセラー(11/16(水))をいただきました!いよいよ今週10/25(金)に発売となります!最後にも改めて告知をさせていただきますが、本書が多くの方に日本酒に興味を持っていただけたら幸いです🍶✨

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