この度、クロスメディア出版さんが運営されているYotubeチャンネル『業界ビジネスチャンネル』に出演をさせていただきました!
酒蔵の減少と日本酒業界のこれから、をテーマにお話ししました。
・何故、新規参入ができないのか
・現在の最新トレンドは何か
等について触れました。
◆動画はこちらから◆
https://www.youtube.com/watch?v=AhZelG–TN4)
全部で3回に分けてお話ししまして、今回は第1弾となります。
第2弾もお楽しみに!
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨
🍶トピック🍶
①.初亀醸造、NFT発行でファン開拓
②.KATO SAKE WORKS 輸入販売開始
③.純米大吟醸と果汁をブレンドした「果本酒」
①.初亀醸造、NFT発行でファン開拓(詳細はコチラ)
静岡県の初亀醸造はGMOインターネットグループ系が運営するNFTの取引所で「HATSUKAME Maker’s Dinner NFT」を新規発行しました。販売価格は1つ5万円です。

NFTは個人のコンピューターに分散して保存・管理するブロックチェーン(分散型台帳)上のデータで、現在はイベントの参加証明書や美術作品などで幅広く発行されています。
同酒造は1636年創業で静岡県内で最も古い酒蔵で、消費先の8割ほどが県内で県外は2割弱、海外が約2%となっています。NFTを用いてファンを開拓するほか、味や価格など消費者の声を聞いて日本酒造りにも生かしていきます。また、NFT所有者に向けた酒米の田植えや蔵開きといった、試飲にとどまらない特別な体験も検討しています。
現在は、不特定多数のお客様に向けたマスマーケティングではなく、特定のお客様に向けたコンテンツを提供する酒蔵が増えています。
NFTを活用することでよりコアなファンを育てることが可能になり、客単価のアップが期待できますね。
②.KATO SAKE WORKS 輸入販売開始(詳細はコチラ)
クラフトビール事業を展開するファイブ・グッド株式会社は、ニューヨークのブルックリンでSAKEを醸造するブルワリー「KATO SAKE WORKS」(以下、KSW)の輸入販売を2025年7月より開始いたしました。
KSWは2020年、ニューヨーク・ブルックリンのブッシュウィックにオープンしました。KSWの多くのSAKEには「カルローズ米」を使用しています。これは、日本から移民としてやってきた人々が持ち込んだ酒米と、アメリカ南部の長粒米を掛け合わせたハイブリッド品種です。また、使用する水はミネラル分の少ない軟水でゆっくりと発酵を進めてくれるため、クリアでキレのある仕上がりになります。
「Junmai(純米)」「Nigori(にごり)」「Nama(生)」の3種を提供しています。フラッグシップの「Junmai(純米)」は、しっかりとしたボディとバランスの良い酸味、ほのかな甘みが特徴です。また、「Nigori(にごり)」は、シルキーな口当たりで、タコスやグリーンカレーといったスパイシーな料理とも相性抜群だそうです。
アメリカから新たなSAKEが上陸です。その自由さや実験性に感化されて、ますます国内の日本酒業界への刺激になるでしょう。これからも酒とSAKEが共創されていくといいですね!
③.純米大吟醸と果汁をブレンドした「果本酒」(詳細はコチラ)
梅乃宿酒造は、純米大吟醸の日本酒と果汁をブレンドしたリキュール「果本酒(かほんしゅ)」を24日に発売すると発表しました。ライチとブドウ(マスカット)の2種類があり、価格(500ミリリットル入り)はいずれも3850円です。
「梅乃宿」などの名称で純米大吟醸の日本酒も製造・販売していますが、今回はライチ、マスカットそれぞれに合う日本酒を別途醸造してブレンドしています。糖類や香料は一切使用せず、コメ本来のうまみと果汁の自然な甘味・香りを組み合わせたのが特徴です。お酒を飲み慣れない人に合わせて、アルコール度数は8〜9%に抑えています。当面はインターネットや本社併設の直営店のみで販売し、好評なら卸向けにも拡大していきます。
なお、同社の2024年6月期の売上高は27億円で20年前の約7倍となっています。2002年に参入したリキュールとほぼ同時期に始めた海外輸出が寄与しました。リキュールの売上比率は全体の9割、輸出は同3割に達しています。
日本酒の新規ユーザーやアルコールそのものに対するハードルが高い方達に対して裾野を広げるほか、一度日本酒を敬遠してしまった方が再入門する導線にもなるかもしれませんね!
😀冒頭でもご案内しましたが、クロスメディア出版さんのYotubeチャンネル『業界ビジネスチャンネル』に出演いたしました!ご覧いただけますと幸いです🍶✨