【今週のお酒ニュースまとめ】25年10日15日~10月21日号

週末は、早稲田大学にて「酒造稲門会(とうもん)」のイベントでした。
(「酒造稲門会」は、早稲田大学出身の蔵元などが所属する任意団体です。)
当日は、元ユネスコ大使・門司健次郎さんより「~日本酒から世界酒へ~」についてお話いただきました。
政府側の日本酒普及に向けた動きなど、非常に参考になる内容ばかりでした。
当日は、早稲田大学のホームカミングデーでもありましたが、キャンパスは大いににぎわっておりました。
今後、酒造稲門会を通じても日本酒を盛り上げていければと思います!

それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
①.酒かすを活用した化粧水 グッドデザイン賞2025を受賞
②.富山空港に「おちょこ」ガチャ
③.米澤酒造 新ブランド酒アンフィニ8

①.酒かすを活用した化粧水 グッドデザイン賞2025を受賞(詳細はコチラ

 岩手県紫波郡にある岩手最古の酒蔵・吾妻嶺酒造店の酒かすを活用して開発したアップサイクル化粧品「1684 AZUMAMINE(いちろくはちよん あづまみね)酒かす化粧水」が、グッドデザイン賞2025を受賞しました。

1684 AZUMAMINE 酒かす化粧水

 本商品は、株式会社1684を事業主体として、岩手最古の酒蔵・合名会社吾妻嶺酒造店およびデザインスタジオHonnun inc.が関わったプロジェクトです。地域資源である酒粕をアップサイクルし、日本酒文化を未来へ受け継ぐ新しい形を提案する試みとして評価されました。
 商品コンセプトとしては酒かすに含まれる美容成分に加え、自然由来の保湿成分を配合し、シンプルなケアで素肌の良さを引き出す処方にこだわっています。香りは日本酒の香りをイメージし、自然由来の成分でほのかに香るやさしい仕上がりに。直線的なフォルムに酒瓶をオマージュした色合いを重ねることで、凛としたたたずまいを表現しているそうです。
 なお、2025年11月1日(土)~11月5日(水)に東京ミッドタウンで開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」にて展示され、実際に商品とそのデザインコンセプトを体験することができます。また、受賞と株式会社1684創業1周年を記念して、公式LINEアカウント登録者全員に非売品ノベルティをもれなく配布する期間限定キャンペーンも行っています。

 酒粕を使ったコスメはこれまでも各地の酒蔵が副産物活用として取り組んできましたが、「1684 AZUMAMINE」はその枠を超えた挑戦といえます。酒蔵が素材提供者に回り、化粧品を専門に扱う独立企業がブランドを設計・運営するという、産地資源を軸にした新しい協働モデルを確立した点が特徴的です。
 その上でグッドデザイン賞を受賞したことは、単なるデザインの美しさだけでなく、地域資源の循環活用と日本酒文化の継承という社会的意義が評価された証といえるでしょう。

②.富山空港に「おちょこ」ガチャ(詳細はコチラ)

 富山空港ターミナルビルは、富山空港オリジナルグッズの開発、販売を本格化するため、ブランド「&・TOY(アンドトイ)」を立ち上げ、第1弾として、富山県内の16酒蔵の協力を得て、空港限定のおちょこを開発し、空港に設置したカプセルトイで販売を開始しました。
 「富山空港オリジナル 地酒おちょこ」と銘打ち、富山空港2階の売店に登場したガチャガチャには、16酒蔵のロゴがそれぞれ刻印されたおちょこが詰まっています。
 

限定ガチャ、1回500円です

「当たった人だけのお楽しみ」というシークレット柄を合わせて海の幸は9種類あり、酒のロゴとの組み合わせで、おちょこの種類は全144種類に上ります。おちょこの内側には、富山空港の識別に使われるアルファベット3文字のコードである「TOY」と飛行機がデザインされています。近くでは日本酒も販売しており、スタッフは「当たったおちょこの柄の日本酒を買って楽しんでもらいたい」と話しています。
 富山空港は来年4月から、県が施設を保有したまま運営権を民間に売却する「混合型コンセッション方式」を導入します。発着便の減少はターミナルビルの利用者減にも直結し便数増が見通せない中で、航空便の利用者だけでなく地元住民にも空港に来てもらう仕掛けが必要とし「空港限定」を売りにした商品開発をスタートさせました。

「現地でしか手に入らない」という限定性は、まさに地酒文化の本質と重なります。富山空港がその魅力を“買えない不便さ”ではなく、“訪れる理由”へと変換した点が秀逸です。地域の酒蔵と空港が連携し、空の玄関口を“地元文化を体験する場所”へと拡張した好例といえるでしょう。144種類の組み合わせという遊び心も、観光とローカルブランドの融合を象徴しています。果たして、コンプリートを目指す「富山酒マニア」は現れるのでしょうか。

③.米澤酒造 新ブランド酒アンフィニ8(詳細はコチラ)

米澤酒造は無限の可能性をコンセプトにした新ブランドの日本酒「今錦 INFINI8(アンフィニエイト)」シリーズ第一弾「今錦 INFINI8 RED」を発売しました。

720ml入り2750円、1.8L入り4950円です

県産の酒米「信交酒557号(夢見錦)」と「きょうかい1401」の酵母を使用していて、軽快なボディーと柔らかな香りがマッチした清楚な花を連想させる味わいが特徴です。購入は、同酒造と各酒販店、かんてんぱぱショップ直営店、通信販売で可能です。

 「信交酒557号(夢見錦)」は、2024年に公表されたばかりの新しい酒米で、「山田錦」と「ひとごこち」の血を受け継ぐ次世代の系譜です。先日、「今錦 INFINI8 RED」を試飲させていただきましたが、シャープな酸味が特徴で、今までの「今錦」とは異なる挑戦的な味わいでした。是非一度味わってみてください!

😀{当社では日本酒サブスク「TAMEHSHU」をサービスとして行っております。ポストに入るので受け取りも簡単です!お米特集、酵母違い特集など勉強のお役にも立つと思います。初月無料となっておりますので、お試し感覚で是非ご検討いただけますと幸いです!🍶✨

お申込みはコチラからです!
<申込URL>
https://tame-shu.com/

  • URLをコピーしました!
目次