【今週のお酒ニュースまとめ】24年4日3日~4月9日号

先日の土日は絶好のお花見日和でしたね!
特に日曜日の方が気候が良く、桜の名所はどこも花見客で大賑わいでした◎
生憎今週は天気が悪く、ほとんど散ってしまうでしょう😢
しかし、散った後も楽しませてくれるのが桜の魅力✨
桜の花びらが舞い散り、川や池の水面を覆うことを「花いかだ)」と呼びます🌸
(青森の弘前公園が有名です🌸)
水面をピンクの花びらが絨毯の様に覆う様子は息を飲むほどの圧巻です!
あわよくば桜前線を追っかけていきたい、そんな今日この頃です◎
それでは今週の日本酒NESWです🍶✨

🍶トピック🍶
➀.猿舘酒店の「河東の誉」80年ぶりに復活(岩手県)
②.留学生が日本酒の新たな魅力発掘
③.日本酒を呑んで、能登の酒蔵を応援!

➀.猿舘酒店の「河東の誉」80年ぶりに復活(岩手県)(詳細はコチラ)

 岩手県花巻市にある猿舘酒店は、オリジナル日本酒「河東(かとう)の誉」を約80年ぶりに復活させました。造り酒屋だった同店の銘柄で、今月下旬から火入れをした純米酒を通年販売していきます。地元産ひとめぼれを使った奥深い味わいを郷土の新たな名産品として売り込みます。

 開業は1935年、「河東の誉」は戦争の混乱とともにその姿を消してしまいました。二代目からはお酒の販売に切り替え、現在は三代目当主の猿舘祐子さんが切り盛りをしています。
 コロナ禍で酒店のある商店街は一層の打撃を受け、祖父の苦労が身に染みて感じ、創業当時の酒を思い浮かべたそうです。猿舘祐子さんは「猿舘酒店は創業88年、米寿を迎えました。還暦を過ぎ、ふと振り返ったときに自分の人生を納得のいくものにしたい。姿を消した「河東の誉」を復活させたい。そう思うようになりました。」と。こうして、日本酒「河東の誉」復活への道が始まったのです。

 河東の誉は、同町町井の薄衣忠孝さん(71)が減農薬農法で育てたひとめぼれを使い、八幡平市のわしの尾で醸造しました。すっきりとした飲み口で深みも感じる味わいが特長。同店や同町安俵の道の駅とうわで取り扱うとのことです。
 

「河東の誉」の復活を喜ぶ猿舘祐子さん
※同店のHPは無い為、画像リンク先は販売予定の道の駅とうわ

 80年ぶりに復活を遂げた「河東の誉」。至るまでの経緯やその思いに感動します◎

②.留学生が日本酒の新たな魅力発掘(詳細はコチラ)

 留学生たちが酒蔵での体験を通して、日本酒の海外普及を進めたいとしています。千葉県神崎町にある創業330年以上の歴史を誇る老舗酒造「鍋店(なべだな)」(代表銘柄:不動、仁勇)。ここを訪れたのは、産官学連携のプログラムに応募した一橋大学の交換留学生たちです。鍋店の大塚完社長は「ぜひとも日本酒の文化を自分たちの国に帰って広めてもらえたらなと」話しています。

 国内消費量が減り続ける一方、日本食ブームにともない、輸出額は年々増加傾向にある日本酒。プログラムを通して、留学生独自の視点で販路拡大策などを考えてもらうことを目指しました。酒造では、麹の発酵方法など伝統的な酒造りのほか、経営課題や味の違いなどを学んびました。学んだものをふまえて、3月26日に成果発表会も開かれました。そのなかで留学生たちの考えたペアリングは、吟醸酒とシナモンが効いたアップルパイのペアリングと、大吟醸と日本食のいなりずしに、なんとハーブのローズマリーをかけたものでした。プログラムの関係者は「(ローズマリーが)口の中で大吟醸の香りを高めてくれる」と驚きを見せていました。

 フランス人留学生は「日本の酒を他国の市場に輸出する難しさを知った」とし、イギリス人留学生は「自信がつきました。違う国・違う文化の人とできたのはよかった」と感想を述べていました。

一橋大学国際教育交流センター長・阿部仁准教授は「キャリアに少しでも深みをつけてあげたい。日本の仕事が、なぜこれだけ手作業で時間をかけてやることが重要なのかを肌で感じてもらうには日本酒はピンポイントで良い。お酒のところはきちんとキープしたうえで、付加価値をつけていきたい」とコメントを寄せていました。

産官学連携プログラムに参加する留学生たち
※画像リンク先は「鍋店」HP

いなり寿司×ローズマリー、一体どんな風味や味わいなのでしょう…!大吟醸との相乗効果が期待されるようですが、想像の範疇を越えているので、実際に試してみたいと思います◎

③.日本酒を呑んで、能登の酒蔵を応援!(詳細はコチラ) 

 株式会社三越伊勢丹ホールディングスのグループ会社であり、首都圏を中心に19店舗のスーパーマーケット(クイーンズ伊勢丹)を運営する、株式会社エムアイフードスタイル(本社:東京都新宿区)は、2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」において被災された地域の商品(今回は日本酒)の販売を通じ、応援につなげていきたいという思いから災害支援チャリティーを実施しています。

 石川県の輪島や珠洲など奥能登3市町では酒蔵全11社が全壊・半壊の被害に遭い、今季の酒造りを断念するところが相次いでいます。現在でも再開のめどが全く立てられておらず引き続き支援の手が必要です。今回被災された地域の日本酒の販売を通じ世界に誇る日本の食文化の一つである「日本酒」に触れていただくとともに、能登の酒蔵の現状を知って買って飲んでいただくことで応援につなげていきたいと思い、今回のチャリティーを計画しました。

 対象の日本酒の合計販売金額(本体)の5%を「石川県酒造組合連合会」に寄付し、能登の酒蔵とそれに携わる人々の復興に役立てていきたいと考えているとのことです。

●「令和6年能登半島地震 災害支援チャリティー」概要
・実施期間:4月1日(月)~4月30日(火)
・寄付方法:石川県・富山県・福井県・新潟県対象商品の売上合計金額(本体価格)の5%を、被害の大きかった以下の団体へ寄付(※対象商品には専用のPOPを付け判別)
・寄付先:石川県酒造組合連合会
・対象商品: 【石川】福光屋:加賀鳶、車多酒造:天狗舞 【福井】加藤吉平商店:梵、南部酒造場:花垣 【新潟】朝日酒造:久保田、八海醸造:八海山、菊水酒造:菊水ふなぐちなど
・実施店舗:クイーンズ伊勢丹笹塚店・新高円寺店・仙川店・小石川店・北浦和店・石神井公園店・本八幡店・品川店・杉並桃井店・白金高輪店・横浜店・藤沢店・三鷹店・武蔵境店・目白店・国分寺店・新小岩店・ネットショップ店

「令和6年能登半島地震 災害支援チャリティー」

改めて、一日も早い復旧・復興を心からお祈りするとともに、能登のお酒を皆で楽しめる日が早く来ることを願っています。

😀{80年ぶりに復活したという「河東の誉」、まさに魂の結晶と言えます🍶✨

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