【今週のお酒ニュースまとめ】24年2日28日~3月5日号

早いもので、あっという間に3月ですね!
今年は去年より桜の開花が早そうですが、どこの春酒を飲むか今から迷ってしまいます🌸
日本には四季があり、その四季ごとの日本酒が味わえること、つくづく贅沢だなぁと思う今日この頃◎
それでは、今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
➀.シャトレーゼHDが日本酒に参入、長野県大町市の酒蔵を子会社化
②.中国で日本酒ブーム、価格は15倍にも
③.「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2024」審査結果発表

➀.シャトレーゼHDが日本酒に参入、長野県大町市の酒蔵を子会社化(詳細はコチラ)

 和洋菓子事業などを展開するシャトレーゼホールディングス(山梨県甲府市)は2月29日、長野県大町市の酒蔵である薄井商店の全株式を取得し、子会社化すると発表しました。日本酒の製造販売事業に参入します。

 子会社化する薄井商店は1906年の創業以来、地元の契約栽培米と北アルプスの水を使って日本酒を仕込んでいます。代表銘柄は「白馬錦」。買収金額は非公表で従業員の雇用は維持するとのことです。

シャトレーゼグループでは、和洋菓子事業に加え、ホテルなどのリゾート事業、ゴルフ場経営やワイナリー事業を手掛けています。今後、国内の店舗でワイン同様に日本酒の販売を本格化させる方針とのことです。また、和菓子の材料として日本酒や酒かすなどを活用するほか、長期的には日本酒の海外販売も検討しているそうです。

日本酒事業に参入するシャトレーゼホールディングスの本社

 近年ではDHCと井村屋が日本酒業界へ参入したことで話題になっていました◎当社としてはシャトレーゼ参入により、お菓子への本格的な酒粕活用に注目をしております!

②.中国で日本酒ブーム、価格は15倍にも(詳細はコチラ)

  2月27日、中国のポータルサイト・捜狐に、中国国内でここ数年日本酒の消費が増えており、高級酒の価格が高騰しているとする記事が掲載されました。記事は、中国酒業協会が発表したデータで、12年から22年の10年で日本酒の対中輸出額が30倍以上に増えており、今や中国が日本酒にとって最大の輸出先になっていることが明らかになったと紹介しています。日本酒造組合中央会によると、22年における日本酒の対中国本土輸出額は前年比37.39%増の141億6400万円と急増し、23年も124億7000万円だったと伝えました。

 そして、「中国では多くの人が日本料理店を通じて日本酒に触れており、高級料理店で高級酒を飲むだけでなく回転寿司店でも1合数百円の廉価な日本酒を飲む機会が増え、日本酒消費の裾野が広がっている」と説明。今ではスーパーマーケットや大衆的な飲食店、ホテルなどあらゆる場所で手軽に日本酒を購入できるようになっており、まさに「メジャーな酒のジャンル」になりつつあるとしています。

 その一方で、日本酒の高級ブランド志向というもう一つの流れも確かに進んでおり、高級品種として知られる獺祭がここ数年中国市場で爆発的に売れているとしたほか、一部の高級日本酒の価格が大きく高騰していると指摘。その例として、日本では1本1万3200円で手に入る「梵・夢は正夢」が、北京市の高級ホテルや日本料理店では15倍の20万円以上で販売されているとし、関税を含む中国国内での税金が高く、販売者が利益を得るために日本での価格とは大きくかけ離れた値段で販売されていると説明しています。

 また、昨年の日本酒輸出平均価格が1リットル当たり1,407円だったのに対し、中国本土向けの平均価格は同2,151円と1.5倍だったことを紹介。一方で米国向けの平均価格は同1,398円であるとし、中国では富裕層が希少価値の高い日本酒を好む傾向があると説明した上で、「やはり中国には金持ちが多いと言えるのかも知れない」と評しています。

江蘇省南京市のデパートで販売されている日本酒

中国の酒業界において、日本酒の地位は明確なものになってきているようです◎

③.「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2024」審査結果発表(詳細はコチラ)

 2月26日(月)にワイングラスでおいしい日本酒アワード 2024の審査結果が発表されました。14年目となる今年は、全国260社から1,038点の出品があり、5部門で審査が行われました。各部門の上位30%が金賞、最上位5%が最高金賞に認定されます。今年は1,038点の中から322点が入賞し、最高金賞が55点、金賞が267点という結果になりました。

 以下、一部抜粋してご紹介いたします。

●メイン部門●(1.8Lで2,700円以下(税別)、または720mLで1,350円以下(税別)の酒)
【最高金賞】16点
・「仁勇 純米吟醸」鍋店株式会社(千葉県)
・「開運 特別本醸造 夢仕込み」株式会社土井酒造場(静岡県)
【金賞】76点
・「南部美人 吟醸 結のしずく」株式会社南部美人(岩手県)
・「吟醸酒 吉祥瑞鷹」瑞鷹株式会社(熊本県)

●スパークリングSAKE部門●(720mLで1,960円以下(税別)、または300mLで820円以下(税別)の発泡性のある酒)
【最高金賞】2点
・「越の誉 発泡純米酒 あわっしゅ」原酒造株式会社(新潟県)
・「Spark Riz Vin」千曲錦酒造株式会社(長野県)
【金賞】12点
・「瑞冠 ぺていあんスパークリング生」山岡酒造株式会社(広島県)
・「喜多屋 ナチュラルスパークリング 吟のさと」株式会社喜多屋(福岡県)

●プレミアム大吟醸部門●(1.8Lで2,700円(税別)を超える、または720mLで1,350円(税別)を超える純米大吟醸酒・大吟醸酒)
【最高金賞】17点
・「純米大吟醸末廣 夢の香」末廣酒造株式会社(福島県)
・「五神 大吟醸 山田錦」五條酒造株式会社(奈良県)
【金賞】86点
・「多満自慢 純米大吟醸 たまの慶」石川酒造株式会社(東京都)
・「作 竒瑞」清水清三郎商店株式会社(三重県)

●プレミアム純米部門●(1.8Lで2,700円(税別)を超える、または720mLで1,350円(税別)を超える純米酒・純米吟醸酒)
【最高金賞】15点
・「セトイチ 音も無く」株式会社瀬戸酒造店(神奈川県)
・「七笑 純米吟醸」七笑酒造株式会社(長野県)
【金賞】68点
・「五頭の峰 純米吟醸」越つかの酒造株式会社(新潟県)
・「和香牡丹 純米吟醸 ヒノヒカリ50」三和酒類株式会社(大分県)

●プレミアム熟成酒部門●(1.8Lで2,700円(税別)を超える、または720mLで1,350円(税別)を超える常温熟成3年以上で熟成酒としての特性がある酒)
【最高金賞】3点
・「一ノ蔵 Madena」株式会社一ノ蔵(宮城県)
・「古酒2000」鶴見酒造株式会社(愛知県)
【金賞】15点
・「加賀鶴 山廃純米 五年古酒」やちや酒造株式会社(石川県)
・「純米吟醸 酒呑童子 熟成酒 SINCE2014」ハクレイ酒造株式会社(京都府)

●プレミアムスパークリングSAKE部門●(720mLで1,960円(税別)を超える、または300mLで820円(税別)を超える発泡性のある酒)
【最高金賞】2点
・「SPARKLING SAKE 光壽 750ML」賀茂鶴酒造株式会社(広島県)
・「八鹿」八鹿酒造株式会社(大分県)
【金賞】10点
・「Gekko」株式会社新澤醸造店(宮城県)
・「開華 AWA SAKE」第一酒造株式会社(栃木県)

ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2024
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2024

受賞された酒蔵のみなさま、おめでとうございます!

😀{シャトレーゼHDが日本酒業界に参入、驚きとワクワクで今後の展開が楽しみです🍶🌸✨

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