【今週のお酒ニュースまとめ】26年4月15日~4月21号

先週はご縁があって岐阜県・高山に滞在しておりました。
ちょうど観光シーズンも重なり、驚くほど外国の方がいました。
高山には7つの酒蔵がありますが、どれも観光蔵として日本酒の試飲提供を行っており、海外の方も興味津々に楽しんでいる姿が印象的でした。
また今回は、平田酒造場(飛騨の華)さんとお仕事をさせていただきました。
直売所におけるテイスティング表現や、販売戦略などについてお話をさせていただきました。

◆平田酒造場◆
https://h-sake.jp

初めての高山でしたが、歴史的にも大変意義深い場所でファンになりました。
またぜひ訪問をしたいと考えております。

それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
①窓乃梅(佐嘉酒造)、30億円投資の新工場稼働
②萩原酒造(茨城県)アウトドア向けアルミパウチ日本酒を発売
③滋賀県、新酒米「湖響」を発表 気候変動に対応した次世代酒米

①窓乃梅(佐嘉酒造)、30億円投資の新工場稼働(詳細はコチラ)

 地域みらいグループ傘下の佐嘉酒造は、約30億円を投じた新工場の全面リニューアルを完了しました。
 温度・湿度を高精度に管理できる設備や製造工程の自動化により、季節や天候に左右されず安定した品質の日本酒づくりを実現します。
 工場には見学機能やショップも併設され、日本酒文化の体験拠点としての役割も担っています。旧窓乃梅酒造をルーツに持つ同社は、低アルコール商品や復刻銘柄などの商品開発も進めており、年間約100万本の生産を目指します。

地域みらいグループ、佐賀県内最古の佐嘉酒蔵に30億円投じ新工場 - 日本経済新聞
主力商品は「SAGA BLUE(サガブルー)」(720ミリリットル、3300円)

 30億円という大規模投資は、日本酒業界では異例の水準です。年間100万本の生産・販売を目指すとのことで、約2年程度での回収を見据えた投資と考えられます。全国的な知名度は低いものの「窓乃梅」は佐賀県内においては、地元に愛された銘柄でした。そうしたブランドが引き継がれてどのように再出発をしていくのかは注目です。

②萩原酒造(茨城県)アウトドア向けアルミパウチ日本酒を発売(詳細はコチラ)

  茨城県の萩原酒造は、アウトドアシーンでの日本酒体験を提案する新商品「山と酒」を発売した。燗酒コンテストで金賞を受賞した徳正宗「純米吟醸 美山錦」をアルミパウチに充填し、軽量で割れにくく、湯せんによる燗付けも可能な仕様とした。温度変化で飲み頃が分かる表示シールも採用し、初心者でも扱いやすい設計となっている。グランピング施設との共同開発により実用性を高め、キャンプや屋外レジャーなど新たな飲用シーンの開拓を狙う。

アルミパウチに詰めた日本酒「山と酒(やまとさけ)」

 日本酒は「飲む場所が限られること」が課題とされています。アルミパウチ化することで、新たな市場にアプローチしています。特にアウトドア市場は成長領域であり、ビールやチューハイが強い中で、日本酒が参入する意義は大きいです。今後は単なる商品展開にとどまらず、キャンプ場や宿泊施設との連携など、体験とセットで提供できるかが普及の鍵になりそうです。

③滋賀県、新酒米「湖響」を発表 気候変動に対応した次世代酒米(コチラ) 

 滋賀県は、気候変動下でも安定生産が可能な新たな酒米「湖響(こきょう)」を発表しました。従来の主力品種「吟吹雪」は猛暑の影響で収量や品質が不安定となっており、その後継として開発が進められてきました。
 湖響は収量が従来の約2倍と高く、品質面でも口当たりが良くまろやかな酒質が確認されています。2026年産から一般栽培を開始し、2027年頃には商品化される見込み。地域ブランドの強化と安定供給の両立を目指す取り組みとして注目されています。

滋賀県の新たな酒米「湖響(こきょう)」

 当然ながら酒米は「無い」とお酒がつくれないため、気候変動に対応する「原料戦略」と言えます。品質に加えて安定供給も重視した酒米です。酒蔵が実際に使いこなすためには、ある程度の年月が必要ですが、それでも積極的に「湖響」を活用することで、安定調達と地域のブランディングの向上を図っていけます。

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