先週末は「にいがた酒の陣2026」に参加してきました。会場の朱鷺メッセには県内82蔵が集結し、500以上の銘柄が試飲できる、日本酒業界としては最大規模のイベントです。
今年は「サケノバ」や「雪と里山醸造所」など、新たに参加する蔵も見られました(清酒ではなく、その他の醸造酒)。また、日本酒ハイボールを提供する酒蔵が増えていた点も印象的でした。

個人的に楽しみにしていたのは、菊水酒造さんの樽酒缶です。例年は木樽から振る舞うスタイルでしたが、今年は缶として新発売されていました。安価なイメージを持たれがちな樽酒を、パッケージで高級感のある商品に見せる手法は、非常に参考になる取り組みだと感じました。

今年の酒の陣は例年以上に若い人や海外の方も非常に多く、新しい段階に来ているようにも感じました。来年も楽しみにしております。
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨
🍶トピック🍶
①.道産「北冴」で初の日本酒商品化
②.大関、「日本酒度-50、濃厚な超甘口」発売
③.「SAKE HUNDRED」フードペアリングをGINZA SIXで
①.道産「北冴」で初の日本酒商品化(詳細はコチラ)
日本酒製造の「上川大雪酒造 緑丘蔵」(上川)と「高砂酒造」(旭川)が、実用化に向けて試験栽培中の新たな北海道産酒米「北冴(きたさえ)」を使った日本酒を数量限定で初めて商品化しました。
緑丘蔵の特別純米酒は3月4日に発売済みで、高砂酒造の純米酒の生酒は4月16日から販売されます。

昨年度から道内の酒蔵が取り組む大規模な醸造試験の一環で、両酒蔵の担当者は「コメの自然で優しい甘みがしっかり」「想像 以上に素晴らしい品質」と手応えを話しています。
「吟風」「彗星」「きたしずく」に注ぐ北海道の新しい酒米です。これまでの北海道産米よりも粒が大きく、水分を吸いやすいため酒を造った際にうま味や香りが出やすいそうです。北海道は近年、酒蔵の新設や酒米開発が進んでおり、テロワールを軸とした日本酒ブランド形成の動きが加速していると言えます。
②.大関、「日本酒度-50、濃厚な超甘口」発売(詳細はコチラ)
大関は、日本酒度-50という大胆な甘口設計の日本酒「SWEET MOMENT-極上の甘口-」を2026年3月23日に発売します。本商品は既存の「極上の甘口」を全面的に見直した後継商品で、近年増えている若年層や日本酒初心者の「甘くて飲みやすい日本酒」へのニーズに応える形で開発されました。
米を通常の約1.4倍使用することで、米由来のコクを凝縮した濃厚な甘みを実現し、穏やかな酸味とのバランスにより後味はすっきりとした仕上がりとなっています。

アルコール度数は11%とやや低めで、食中酒としてだけでなく、食後のデザートやリラックスタイムに楽しむ日本酒としての新しい飲用シーンを提案しています。また炭酸水で割る「日本酒ハイボール」などの飲み方も紹介し、日本酒の楽しみ方の幅を広げる商品となっています。
日本酒度-20は見たことがありますが、-50は相当振り切った商品です。若者の甘口ニーズを反映し、引用シーンとしても食中酒というよりもデザート酒をターゲットとしたそうです。世の中でどのように受け入れられるのか興味深いです。
③.「SAKE HUNDRED」フードペアリングをGINZA SIXで(詳細はコチラ)
日本酒ブランド「SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)」(運営:株式会社Clear/東京都)は、2026年3月4日から3月30日まで、東京・GINZA SIX地下2階でポップアップイベントを開催しています。
桜をモチーフにした空間の中で、日本酒のテイスティングやフードペアリングを提供し、国内外の来場者に日本酒の体験価値を届ける企画だ。会場ではフリーテイスティングのほか、有料のペアリング体験も実施。りんごやレモンのドライフルーツと合わせることで、日本酒の甘みや酸味、香りのバランスを体感できます。

また、抽選販売が中心だったフラッグシップ銘柄「百光」も数量限定で販売。さらに300mlの小容量ボトルを先行発売し、ギフト需要や少量飲用のニーズにも対応します。
開催期間:2026年3月4日(水)〜3月30日(月)
営業時間:10:30〜20:30
開催場所:GINZA SIX 地下2F
住所 :東京都中央区銀座6丁目10-1
アクセス:東京メトロ 銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」A3出口 徒歩2分
EC中心で成長してきたSAKE HUNDREDが、ポップアップでリアル接点を強化。インバウンドが集中する銀座×桜シーズンを狙った出店は、ブランド体験を通じて海外顧客を獲得する戦略的な一手ですね。
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