【今週のお酒ニュースまとめ】26年1日28日~2月3日号

先週は、新潟県上越市を訪れ、大島グループの新年祝賀会に参加させていただきました。
大島グループは、自動車販売をはじめ、料亭や新聞社など、多彩な事業を展開する異業種企業集団で、グループ内には「スキー正宗」を醸す武蔵野酒造様も含まれています。
上越エリアは、酒の博士である坂口謹一郎先生や、日本のワインづくりの基礎をつくった岩の原葡萄園創業者・川上善兵衛先生の縁の地であり、まさに「酒の聖地」です。
お酒の縁を通じて、こうした形で関われることを大変うれしく感じます。

それでは今年最後のの日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
①.トップシェフが「料理との相性」で評価〈美味アワード〉の新設
②.日本酒の酒蔵とビール醸造所がコラボ!(秋田県)
③.2026年「立春朝搾り」実施へ 2月4日に即日出荷

①.トップシェフが「料理との相性」で評価〈美味アワード〉の新設(詳細はコチラ

日本の伝統的酒造りがユネスコ無形文化遺産に登録されたことをはじめ、日本酒は国際的な評価の高まりや、多様なスタイルの広がり、健康志向の高まり、そして伝統と革新の融合といった視点から、あらためて注目を集めています。こうした背景のもと、日本のシェフが「料理との相性・ペアリング」という視点から日本酒を評価・褒賞することで、消費者に新たな気づきを提供し、食と酒の創造性を刺激するとともに、日本酒文化のさらなる普及につなげることを目的として、【食べるJAPAN 美味アワード】において、新たに「シェフが選ぶ美酒アワード」が創設されました。

「シェフが選ぶ美酒(日本酒)部門」授賞式の様子

その第1回の開催となる 【食べるJAPAN 美味アワード2026 シェフが選ぶ美酒(日本酒)部門】では、2026年1月17日に国際連合大学(東京都渋谷区)において授賞式が開催され、「★★★(三つ星)」「★★(二つ星)」・「★(一つ星)」・ラベルデザインの各受賞酒の発表をおこないました。

以下三つ星を受賞した銘柄です。

★★★(三つ星)
和食:「〆張鶴 純 純米吟醸」宮尾酒造株式会社(新潟県)
フレンチ:「岩の井 i240 純米吟醸 五百万石」岩瀬酒造株式会社(千葉県)
イタリアン:「一ノ蔵Madena」株式会社一ノ蔵(宮城県)
中華:「出羽桜 貴醸酒 MATURED」出羽桜酒造株式会社(山形県)

★★(二つ星)及び★(一つ星)受賞銘柄はコチラニュースページ下部をご覧ください。

 受賞された酒蔵の皆さまおめでとうございます!!
 日本のトップシェフが、「料理との相性」で日本酒を評価するという初の取り組みです。和食・フレンチ・イタリアン・中華の各料理ジャンルで、①「食前酒」部門 ②「食中酒」部門 ③「食後酒」部門があります。今まで以上に「食」を意識した商品開発が必要になって来ると思います。

②.日本酒の酒蔵とビール醸造所がコラボ!(秋田県)(詳細はコチラ)

 秋田市のクラフトビール醸造所「HOPDOG BREWING」と、八峰町の「山本酒造店」が共同で仕込んだコラボレーションビール「HOPDOG × YAMAMOTO Session IPA」が1月27日に発売されました。
クラフトビールと日本酒、それぞれ異なる発酵文化を持つ造り手が、互いの技術と感性を持ち寄り、新たな味わいに挑戦しました。

 この新商品は山本酒造店の蔵付分離酵母「セクスィー山本酵母」と酒米を使用しています。通常はビール醸造に適さないといわれる清酒酵母を、発酵管理の工夫によってビール醸造に適合させ、横手市産ホップなどを用いてクラフトビールに仕上げています。
日本酒とクラフトビール、それぞれ異なる発酵文化を持つ造り手が互いの技術と感性を持ち寄り、新たな味わいの可能性に挑戦して生まれたこの新商品。日本酒ファンにも、クラフトビールファンにも、新鮮な体験をしてもらえる1本に仕上がったということです。

「HOPDOG × YAMAMOTO Session IPA」

 このような新たな取り組みを通して両社は、異なる酒文化をつなぐ架け橋となることも目指しています。
地域に根差した事業者同士が協業することで、秋田ならではの原料や文化を活かした商品開発ができ、地場産業の新たな可能性を示していきたいということです。

 主体はビールで、原材料に日本酒の酵母を使っています。清酒の技術をベースにホップを使ってビールのような味わいを出す、クラフトサケに近いイメージです。
アルコール度数4.0%という点も重要で、健康志向やライトな飲用シーンに適した低アルコール市場へのアプローチとしても示唆があります。技術と技術のコラボによって、新しい味わいと新しい飲み手の入口が生み出されています。

③.2026年「立春朝搾り」実施へ 2月4日に即日出荷(詳細はコチラ)

 日本名門酒会(本部・東京都)は、2026年2月4日の立春当日、全国の加盟蔵元が搾りたての新酒をその日のうちに販売する恒例行事「立春朝搾り」を実施します。暦の上で春の始まりとされる同日に、一年の幸運と繁栄を願う“究極の鮮度”を備えた限定酒が全国一斉に展開されます。

 「立春朝搾り」は、二十四節気の「立春」に合わせて醸造される特別な日本酒です。立春は古くから新しい年の農作業が始まる重要な節目とされており、この日の早朝に搾り上がったばかりの生酒を、間を置かず消費者の手元へ届ける試みとして定着しています。
 今年で29回目を迎える同プロジェクトには、全国の日本名門酒会加盟蔵元から42蔵が参加。蔵人が夜通し作業を行い、搾り上がった酒は近隣神社の神主によるお祓い(ご祈祷)を受けます。単なる飲料としてだけでなく、厄を払い福を呼ぶ「縁起物」としての側面を持つのが大きな特徴です。

立春朝搾り

立春朝搾りの製造工程
1. 前日の仕込み – 立春前日に丁寧に仕込みを行う 
2. 早朝の搾り – 立春当日の早朝、蔵人が総出で搾り作業 
3. 瓶詰め – 一本一本丁寧に瓶詰め
4. ご祈祷 – 近隣の神社の神主さんによるお祓い
5. 即日出荷 – その日のうちにお客の元へ 

  「立春朝搾り」の工程は極めてタイトです。立春前日から最終的な仕込みの調整を行い、当日の早朝に一斉に搾り作業を開始します。瓶詰め後、直ちにご祈祷を受け、即日出荷されます。
この工程により、通常の流通では困難な「搾りたて直後のフレッシュな香りと爽快な味わい」が実現するのです。火入れをしない生酒の状態であるため、蔵元の技術と情熱がダイレクトに伝わる特別な味わいとなります。日本名門酒会は「日本酒の伝統と文化を守り、本物の美味しさを届けることが使命」としており、今年も全国の酒販店と連携し、春の訪れを祝う最高の一献を消費者へ届ける構えです。


 先日、蔵元に取材した際に伺ったのですが、「立春朝搾り」はどんな状態でも2月4日の朝に必ず出荷するという制約があり、最後は蔵の腕と判断力が問われるそうです。近年のように気温変動が激しい中で品質をそろえるのは相当難易度が高い。それでも29回続いているのは、酒販店・蔵・消費者が一体となったからこそ実現が出来ているのだと思います。

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