【今週のお酒ニュースまとめ】23年11日22日~11月28日号

先週お知らせをいたしましたカンボジアレポートの第3弾はご覧いただけましたでしょうか✨
未だの方はコチラより、お時間のある際に是非、ご覧になってみてください◎
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
➀.マレーシア首都で発泡日本酒商談会
②.福津市の日本酒醸造施設 国の重要文化財指定へ(福岡県)
③.業界初の酵母無添加 ホップサケ(Hopped Sake)がリリース

➀.マレーシア首都で発泡日本酒商談会(詳細はコチラ)

 日本の国税庁は21日、スパークリング日本酒を醸造する日本各地の蔵元で構成された一般社団法人、awa酒協会と連携して、マレーシアの首都クアラルンプールで商談会を開催しました。awa酒協会が日本以外で商談会を開催するのは初めてで、若年層をターゲットに消費拡大を目指していくとのことです。

 商談会には20蔵以上がスパークリング日本酒を出品し、マレーシアの輸入業者やレストラン事業者に商品提案を行いました。高橋克彦駐マレーシア日本大使は、日本からの日本酒の総輸出量と、マレーシアへの輸出量は、同様のペースで大幅に増加していると説明。マレーシアの日本食レストランは約1,900店に上っていますが、提供されている日本酒の種類が限られていることから、「(商談会に)20蔵以上が参加したことをうれしく思う」と述べていました。

 awa酒協会の永井則吉代表理事は、アジアは若年人口が増えているほか、米食文化があることから、スパークリング日本酒に商機があると説明。日本酒の市場は95%が日本となっており、輸出を含めた海外市場は5%にとどまっているとした上で、「世界で認めてもらうことで価値が上がる。協会が日本酒拡大のスターターとなる」と意欲を示していました。

20蔵以上がマレーシアの輸入事業者やレストラン事業者に売り込んだ
=21日、クアラルンプール(NNA撮影)

 マレーシアは人口の6割がアルコール飲料を禁忌とするイスラム教徒(ムスリム)だそうですが、飲酒する中華系の消費者や観光客が多い為、今後の市場拡大が期待されますね◎

②.福津市の日本酒醸造施設 国の重要文化財指定へ(福岡県)(詳細はコチラ)

 明治期に福岡県内で最大級の醸造量を誇った福津市にある日本酒の醸造施設が、新たに国の重要文化財に指定されることになりました。新たに国の重要文化財に指定されるのは福津市津屋崎にある「豊村酒造旧醸造場施設」で、明治期に福岡県内で最大級の醸造量を誇りました。

 施設内には明治から大正にかけて整備された12棟の建物がほぼそのまま残されていて、当時の酒造の工程を知ることが出来る点で歴史的価値が高いということです。
このうち敷地内で最も古い建物は明治10年代に建てられたとみられる、酒を貯蔵するための木造2階建ての「古酒倉」2棟で醸造のための作業スペースを広く確保するため柱を省略した造りになっています。また主屋は福岡市周辺に現存する町家の中で最大級の規模で、土間の天井部分に曲がった丸太を縦や横に何段も重ね、はり組を見せている点や土間から奥の座敷へと続く取次部分を吹き抜けにし、2階部分に高欄を設置して神棚をまつっている点など福岡市周辺の町家の特徴を多く残しています。

 国の文化審議会は、24日、重要文化財の指定を文部科学大臣に答申しました。県によれば、これで県内の建造物で国の重要文化財は46件になるということです。

豊村酒造の原酒を採取する工程を担った「槽(ふなぐら)倉」(1914年建築)の内部=福津市津屋崎4丁目
豊村酒造の原酒を採取する工程を担った「槽(ふなぐら)倉」の内部
=朝日新聞社より

 1930年ごろ建造の煙突は地震でヒビが入り、木造や土蔵造りの建物も度重なる災害で破損し、維持費もかさんだそうです。酒造りは外部に委託しており、一時は取り壊しも検討したとのこと。現在は本社として利用しているそうです。このまま大切に守り続けて欲しいです◎

③.業界初の酵母無添加 ホップサケ(Hopped Sake)がリリース(詳細はコチラ)

 株式会社ぷくぷく醸造(福島県)が設立1周年を記念し、業界初の酵母無添加「ホップサケ(Hopped Sake)」をリリースすると発表しました。

 商品は、千葉県にある”自然酒”造りに取り組む酒蔵”をコンセプトとする寺田本家との共同開発です。寺田本家が得意としている室町時代に確立された日本酒の製法「菩提酛」をベースに、ぷくぷく醸造が多くのSAKEで実施してきたビールの技法「ドライホップ」を掛け合わせた新しいSAKEです。酒米は福島県南相馬市小高の有機栽培「雄町」、ホップは有機栽培ホップ「ブラボー」を活用しました。クラフトビールを代表するIPAなどをモチーフに、ビールの技法ドライホップを取り入れた新しいSAKEで、ぷくぷく醸造のコンセプトを表現するフラグシップのお酒となります。
 
 柑橘やマスカット、ライチのような爽やかな香りや苦みを持つアロマホップの特徴があります。クラフトビールを学び、その技術を日本酒に掛け合わせることで辿り着いた味わいとのことです。歴史的な側面からは、各地の古典的などぶろく製法がまとめられている『諸国ドブロク宝典』(著:貝原浩)より発想を得て醸造しているそうです。東洋のホップ(唐花草)を用いた東北伝承のどぶろく製法”花もと”を現代的に解きほぐし、編みなおしたSAKEとなっています。

ぷくぷく醸造の菩提ホップサケ
ぷくぷく醸造の「菩提ホップサケ」
※画像リンク先はぷくぷく醸造のX

 11月25日(土)から、福島県内の酒販店や、東京 GINZA SIXのIMADEYAなど、全国のぷくぷく醸造お取扱い店にて発売されます◎店舗リストはこちら

😀{11月ももう終わりますね◎12月は年内やり残したことリストを作成して、駆け抜けていきます🍶✨

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