【今週のお酒ニュースまとめ】23年11日29日~12月5日号

皆様にご報告です!2024年2月にカンボジアプノンペン市にて、BtoB向けの商談会を実施する運びとなりました✨
和食ブームの中、様々な日本酒への需要が高まっております!
詳細は追ってご連絡させていただきますが、日本酒の魅力をしっかりと伝え、カンボジア全体を盛り上げていきたいと考えております◎
カンボジアの商談会やマーケット情報など、気になることがありましたら気兼ねなくお問い合わせいただければ幸いです!
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
➀.民間研究所が開発した日本酒の酵母、商標登録へ(熊本県)
②.日本の酒造会社、インド最大級の酒類見本市でPR
③.日本酒復興を先導した酒類卸「岡永」

➀.民間研究所が開発した日本酒の酵母、商標登録へ(熊本県)(詳細はコチラ)

 熊本県熊本市にある民間の研究所で70年前に開発された日本酒の酵母の利用が広まり、このほど商標登録されたことから先月27日に関係者が県に報告しました。県庁を訪れたのは、熊本市中央区にある酒造メーカーでつくる民間の日本酒の研究所、「熊本県酒造研究所」の代表ら3人です。

 この研究所が70年前にもろみから開発した酵母は長期保存に優れ、日本酒づくりに適した酵母として広まり、今では全国およそ70の蔵元で使われているということです。現在も各地の蔵元で利用が広まっており、研究所ではこの酵母を「熊本酵母」として今年9月に商標登録しました。

 研究所の山下泰雄代表は、「商標登録によって県産酒のイメージアップにもつながっていくと思います」とコメント。これに対して木村副知事は、「ぜひ酵母を県全体の蔵の武器として活用し、県産の日本酒のレベルアップを図っていってほしい」と話していました。研究所では今後、熊本酵母を使用した日本酒のコンテストを企画したり、海外への販路拡大を行ったりして酵母の知名度を高めていきたいとしています。

熊本県酒造研究所

 熊本地震の際には、全国の酒造家たちから心配の声が寄せられていた「熊本酵母」ですが、様々な災害を想定した厳重な保管体制がとられていたため無事だったそうです◎

②.日本の酒造会社、インド最大級の酒類見本市でPR(詳細はコチラ)

 インド西部のムンバイで11月24~25日、国内最大級の酒類の展示商談会「プロワイン・ムンバイ2023」が開催され、日本の酒造会社などが自社製品をPRしました。このイベントは2021年からムンバイで毎年開催されており、3回目の今回はインドを含め21カ国から150社以上が出展しました。日本からは、高田酒造場(鳥取県、代表銘柄:瑞泉-ずいせん-)、辰馬本家酒造(兵庫県、代表銘柄:白鹿-はくしか-)、チョーヤ梅酒(大阪府)、高畠ワイナリー(山形県)などが日本酒や梅酒、ワイン、果実酒を来場者に振る舞い、小売店やレストラン業者の新規開拓を目指しました。

 辰馬本家酒造の担当者は「インド市場ではまだまだ日本酒の認知度が低いが、市場として大変魅力的だ。伝統的な日本酒の作法にこだわることなく、できるだけ多くのお客さまに、まずは日本酒を味わってもらう機会を作っていきたい」と述べていました。

インドでは、ウイスキーやジンを中心としたアルコール度数の高いハードリカーの人気が依然として高いのですが、都市部では外食市場の拡大を背景に、ビールやワインの需要も伸びているそうです。一方で、日本酒や梅酒の認知度は低く、日本食レストランや高級酒店以外ではほとんど流通していないのが実情となっています。また、日本酒については、インドに輸入する際に成分分析検査が必要となることも参入を阻む要因となっており、日本企業は輸出する前の段階でインド側のパートナーを見つけて、こうした課題を解決する必要があるとのことです。

写真 多くの来場者で混雑する会場(ジェトロ撮影)
多くの来場者で混雑する会場(ジェトロ撮影)

 展示会や商談会といったイベントが、国内外問わず活発に開催されるようになってきました。冒頭でもお知らせした通り、当社もカンボジアにおいて、来年2月に商談会を行う予定でおります◎お問合せを受け付けておりますので、気になる方や蔵元様は是非ご連絡下さい!

③.日本酒復興を先導した酒類卸「岡永」(詳細はコチラ)

 日本酒に特化した卸売会社として「地酒」という新市場を創造した酒類卸の「岡永」。蔵元と酒販店、消費者をつなぐ提案型の流通事業に徹し、日本酒復興を先導した功績で知られています。

 東京の日本橋でしょうゆ、みそ、酒の小売業「岡本屋」として創業したのは1884年。その後卸売業に転換し、1949年に岡永商店を設立しました。70年には現社名にしましたが、大量生産、大量流通、大量消費が支配する高度経済成長期に直面したのは良質の日本酒が市場から消え去りかねない危機的な状況でした。そこで、飯田博社長(当時、故人)が決断したのは「日本酒の復興」「流通主導の日本酒専門店業態の確立」「消費者に対する日本酒の啓もう」でした。「民族の酒・日本酒の伝統を守り、良質でおいしい酒をお届けしたい」との一心で地方の蔵元に呼びかけ、自社に本部を置く「日本名門酒会」を75年に発足しました。

 当会は発足当時はわずか12銘柄の取り扱いからスタートしましたが、現在は全国で200超の日本酒や本格焼酎の蔵元、国産ワインメーカー、食品メーカーと約1500の酒販店が加盟、海外には約30カ国に輸出しています。2024年には創業140年目を迎え、3世紀をまたぐ長寿企業になり得たのは、卸売会社としての原点を忘れずに流通の主体性を守り続けているからに他ならないと言えます。
 日本酒の可能性を引き出し、グローバルに発信し続けていく姿に注目していきたいです◎
 

岡本屋永吉商店

😀{国が管理を行っている酵母は、採取(分離)されたタイミングで番号が付けられます◎つまり熊本酵母(9号酵母)は9番目ということになりますね💡✨

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