【今週のお酒ニュースまとめ】23年12日6日~12月12日号

皆様にご報告です!
この度、弊社メンバーの加藤路美(るみ)が利き酒師の資格を取得しました!
約1年間かけて仕事の合間を縫いながら資格取得に至りました◎
加藤からのコメント
ここからがスタートだと思っています!尊敬する髙橋社長のようになれるように邁進します!
 別途、から揚げについても興味がある方は、お気軽にご連絡ください!

これからも加藤を含め蔵楽の応援をよろしくお願いします!!!
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
➀.いでよ中部発の獺祭 名古屋国税局、酒蔵DX支援ツール
②.山形大、14日に純米大吟醸酒発売
③.廃校で蜂蜜酒 甘~い誘惑(埼玉県)

➀.いでよ中部発の獺祭 名古屋国税局、酒蔵DX支援ツール(詳細はコチラ)

 名古屋国税局は、日本酒製造のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進するために、画期的なツール「もろみエール」を開発しました。このツールは、日本酒製造の重要な過程である糖化と発酵を数値で分析し、これまで職人の勘に頼っていた温度管理や加水量の微調整を支援します。12月から本格化する今シーズンの酒造りで活用を促していくとのことです。

 従来、日本酒の製造では糖化と発酵の進行度を個別に観測することが困難でした。職人は見た目や香りを基にこれらのプロセスを経験則で判断し、それに応じて調整を行っていました。この伝統的な方法は技術と経験が重要であり、一定の品質を保つのが難しい側面がありました。「もろみエール」は、水やコメの量、アルコール度数などを入力することで、糖化・発酵の進行度を数値化して表示します。これにより、製造過程の最適な調整が容易になり、品質の一貫性と向上が期待できます。また、全国新酒鑑評会に出品された酒のデータと比較することで、自社の酒の品質を客観的に評価することが可能になります。

 名古屋国税局はこのツールを中部地方の酒蔵に広めることで、地域全体の品質向上を目指しています。また国税庁の統計年表によると、名古屋国税局管内(岐阜、静岡、愛知、三重)の2021年度の清酒生産量は1万5319㎘と、全国12国税局のうち5番目となっており、地酒のブランド力強化と品質向上が求められています。
 データに基づいた製造プロセスは、伝統的な技術と経験に補完的に作用し、新たな時代の日本酒製造を切り開くでしょう◎

名古屋国税局主催の新酒鑑評会に出品した中部の酒(11月)

②.山形大、14日に純米大吟醸酒発売(詳細はコチラ)

  山形大学は7日、農学部の高坂農場(山形県鶴岡市)で栽培した米を使ったオリジナル純米大吟醸酒「山形大学燦樹(きらめき)2024」を14日に発売すると発表しました。売り上げの一部は山形大学基金に寄付され、学生への支援に使われるとのことです。

 農薬などを慣行栽培より50%以上減らした特別栽培の酒造好適米「出羽燦々(さんさん)」を100%使い、猛暑の夏も水の管理などを徹底しました。山形大生延べ36人も稲刈りや仕込みに参加しました。醸造を主導した奥羽自慢(鶴岡市、代表銘柄:吾有事(わがうじ))の阿部龍弥さんは「酸味と甘みのバランスがとれたいい酒に仕上がった」と評価しています。

 本商品は720ml瓶入りで1本2,050円、小白川・飯田・米沢・鶴岡の各キャンパス内にある山形大学生協の店舗のほか、同組合のホームページからも通信販売にて購入することができます。生酒や火入れ酒など計約2,200本の販売を見込み、完売すれば約40万円が寄付されるとのことです。

山形大学燦樹(きらめき)2024

 ロゴやラベルデザインが非常に洗練されていますね!味わいがとても気になります!自身が学生時代にこのような取り組みがあったら、全力で参加していたことでしょう◎

③.廃校で蜂蜜酒 甘~い誘惑(埼玉県)(詳細はコチラ)

 埼玉県小鹿野町の山あいで、2021年に開業したディアレットフィールド醸造所では、蜂蜜を材料にした「ミード※」と呼ばれるお酒を造っています。廃校を酒造に活用する全国的にも珍しい拠点です。醸造体験などを通じ、町外からの観光客の誘致にも力を入れています。(※ミードはワインやビールと並ぶ人類最古の酒。中世の欧州では、新婚の夫婦が1カ月間にわたってミードを飲んで子宝を祈願したことからハニームーン(蜜月、ハネムーン)の語源になったとされています)

 醸造所を切り盛りするのは、2019年に夫婦で東京都から移住した工藤エレナさんです。地元の秩父地方で採れた「百花蜂蜜」などを主な原料に日本酒の技術を応用して造ります。水で40~50%に希釈した蜂蜜に清酒酵母を入れ、低温で1カ月ほど発酵。その後火入れをした後、ろ過をすれば完成です。国内のミードの先駆けとなった峰の雪酒造(福島県)の酒造責任者の助言を受けながら、年間6000ℓ以上を製造しています。エレナさんは17年に夫の経営する会社に酒造部門を立ち上げ、峰の雪酒造に委託する形でミードの製造を始めました。その後、自社製造の準備をする中で「東京と距離が近く、酒造りに適した水を確保できる秩父地域を候補地に考えるようになった」と話していました。

 小鹿野町とも協力しながら物件を選定する中で、廃校となった旧町立倉尾中学校を改装して利用することを決めた。廃校を利用する最大のメリットは広大な敷地だ。酒造の設備を置くのは体育館1階の駐車場部分のみだが、自転車置き場だったスペースは薪の保管に役立ち、校庭では春に養蜂も行っています。観光客も積極的に受け入れており、今年9月には埼玉県物産観光協会の主催した「オトナ女子旅」のコースの1つとして見学や試飲などの体験を提供した。5ℓのタンクで仕込みの作業を体験し、完成後に自宅に送るサービスも人気なのだそうです。

 2024年以降は輸入した蜂蜜を材料に、価格を抑えた商品の製造も予定しています。大手スーパーと連携して国内の販路を広げると同時に、海外輸出も視野に入れているそうでう。エレナさんは「クラフトジンやシードルに続くブームを作っていきたい」と意気込んでいます。
 一度はにぎわいを失った地域で新たな産業が育ち、雇用を生んで人を呼び戻す好循環が生まれようとしています◎ 

ディアレットフィールド醸造所でミードを造る工藤エレナさん

😀{今年も残すところあとわずかとなりました◎飲み残したお酒、行きそびれた飲食店など、心残りのないよう年を越したいです🍶✨

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