先週末は春のような暖かさから、今週は一気に冬本番の気温になりましたね⛄
ホッカイロを買いに行ったり、マフラーと手袋をクローゼットから出したり、
昨日は大慌てで冬支度をしました💦
年末に向け、体調を十分に留意して過ごしていきたいですね◎
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨
🍶トピック🍶
➀.世界酒蔵ランキング2023発表!
②.福井の日本酒「梵」、中国では20万円に 海外戦略が奏功
③.「バルトレイン」人気集める 流れる景色つまみに乾杯
➀.世界酒蔵ランキング2023発表!(詳細はコチラ)
世界酒蔵ランキングとは、その年に開催された有力な日本酒コンテストの受賞実績をポイント化して酒蔵ごとに集計し、スコアの上位50位の酒蔵を格付けするものです。2023年にランキングの対象となった酒蔵は701蔵、商品は2,606点です。したがってコンテストに出品しない酒蔵は対象外となります。人気投票の要素を廃して、プロフェッショナルな専門家がブラインドで審査する、厳正な審査会の入賞実績をポイント化します。商品だけでなく酒蔵を評価することで、どれを選べばよいかわからないという方の日本酒選びのガイド役となります。
集計方法は、対象となるコンテスト・アワードの入賞に対しポイントを決め、受賞酒の合計ポイントを算出します(1コンクールにつきポイント加算は各部門上位3商品まで)。酒蔵ごとに合算したポイントに「全国新酒鑑評会」「各国税局の清酒鑑評会 吟醸酒の部」の入賞ポイントを付与し、総ポイントに応じて酒蔵ランキングを決定します。
以下、1位から10位までの酒蔵様をご紹介いたします!
1位、株式会社新澤醸造店(宮城県、代表銘柄:伯楽星(はくらくせい))
2位、小西酒造株式会社(兵庫県、代表銘柄:白雪 (しらゆき))
3位、株式会社南部美人(岩手県、代表銘柄:南部美人(なんぶびじん))
4位、清水清三郎商店株式会社(三重県、代表銘柄:作(ざく))
5位、有限会社渡辺酒造店(岐阜県、代表銘柄:蓬莱(ほうらい))
6位、八戸酒造株式会社(青森県、代表銘柄:陸奥八仙(むつはっせん))
7位、平和酒造株式会社(和歌山県、代表銘柄:紀土(きっど))
8位、株式会社外池酒造店(栃木県、代表銘柄:燦爛(さんらん))
9位、米澤酒造株式会社(長野県、代表銘柄:今錦(いまにしき))
10位、人気酒造株式会社(福島県、代表銘柄:人気一(にんきいち))
その他、受賞の詳細はコチラをご覧ください!
受賞された酒蔵の皆様、本当におめでとうございます◎
②.福井の日本酒「梵」、中国では20万円に 海外戦略が奏功(詳細はコチラ)
日本酒「梵(ぼん)」を製造する加藤吉平商店(福井県)が、海外で稼ぐ力を高めています。中国などの富裕層中心に高価格帯の銘柄が売れ、2015年に2割弱だった海外売上高比率は足元で5割強に達します。各国の品評会(※)での表彰や主要銘柄の商標登録といったブランド戦略を推進し、海外市場の足場をさらに固めていくでしょう。(※例えば11月にシンガポールで開かれた「第1回シンガポール酒チャレンジ」においては、「梵・吟撰」は最高賞のプラチナ賞に選ばれました。)
海外でブランド力を確立した銘柄は国内以上の値段がつきます。例えば梵の「夢は正夢」は日本で1本1万3200円ですが、北京の高級ホテルにある和食店では20万円以上で売れます。日本酒造組合中央会は「海外では主に中国で高級和食店が人気を集め、富裕層が希少性のある高い日本酒を好んでいる」と指摘しています。同会によると、22年の国内全体の清酒輸出額は12年比で5倍以上に増えていました。出荷数量も国内が右肩下がりなのに対し、輸出は10年で2.6倍ほどになっています。
同社は海外でのブランド力を高めるため、各国で開催される日本酒の品評会へ積極的に参加する戦略をとってきました。1998年にカナダのグランプリで入賞したことを皮切りに、2023年には年間で最多の55銘柄が金賞以上の賞を受けています。加藤代表は「現地のソムリエのお墨付きを得ることが海外客からの支持を後押ししている」と語っています。
また、全ての主要銘柄を各国で商標登録し、現地でのブランド名盗用を防いでいることも同社の信用を守っています。加藤代表は「看板銘柄だけの登録だと派生させた主力銘柄が狙われて盗用されるおそれがある」と強調しています。ラベルをはがすと断線して開封済みだとわかるICタグをつけるなど、空き瓶に別の酒を入れて売る悪質業者への対策も取っているそうです。旺盛な海外需要を受けて25年に海外比率を6割超に高める目標も掲げているそうですが、主要輸出先の中国による日本産食品の禁輸措置など課題もあるとのことです。
欧米などで需要をさらに開拓できるか、輸出戦略の成否は酒蔵の未来を左右しますね◎
③.「バルトレイン」人気集める 流れる景色つまみに乾杯(詳細はコチラ)
地元の酒や料理を電車内で楽しめる「バルトレイン」が首都圏で人気を集めています。JR東日本などの鉄道各社は定期的に専用列車で地酒やクラフトビールを提供するイベントを企画しており、チケットの完売も相次いでいるとのことです。
JR東日本千葉支社は房総地方の酒蔵の地酒を電車内で試飲できる特別列車「BOSO地酒バルトレイン」を運行しています。3月と7月に実施したところ好評で、冬の複数回開催も決まりました。北総、外房、内房の3つのエリアに分けてコースを設定し、2時間程度で1人あたり5000円。料金には電車代、12種類の地酒の試飲、たる酒とオリジナル升、地域の食材を使ったおつまみセット、ミネラルウオーター1本が含まれます。更に千葉県酒造組合の協力で、車内では蔵人による地酒の解説なども行われるそうです。同支社の担当者は「千葉にはまだあまり知られていない、隠れた酒蔵がある。各酒蔵の飲み比べと車窓から眺める自然の美しさをあわせて楽しんでもらいたい」と話しています。1月と2月も運行予定ですが、ほとんどのコースでチケットが完売しているのだそう。
列車に乗って車窓からの景色を眺めながら、うまい酒と料理を味わう――。列車と酒の相性の良さ、そして人気の高さから、各鉄道会社が相次いでバルトレインや「日本酒列車」などを企画しています。その背景には新型コロナウイルス禍で売り上げが落ち込んだ沿線の酒蔵の支援や、車両の有効利用などもあり、交通事業者が地域の観光資源を活用したイベントや車両の観光資源化などを目指す事業に国土交通省が支援する「交通・観光連携型事業」を活用するケースも出ているそうです。
「列車での宴」という非日常空間とある種の郷愁が、バルトレインに人々を引き付けてやまない魅力なのでしょう◎
😀{一気に寒くなったお陰(?)で熱燗を美味しく飲めています!熱燗におすすめの日本酒があれば是非コメントなどで教えてください🍶✨
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