【今週のお酒ニュースまとめ】24年8日14日~8月20日号

お盆期間は皆さんいかが過ごされましたか?
お休みだった方は満喫できましたでしょうか✨お仕事だった方、お疲れ様でした!

当社は通常業務でしたが、世間のお休みムードの影響か、比較的ゆとりをもって業務を行いました!
今週からまたピシッと気を引き締めて、日本酒と向き合いながらお仕事をしていきます!
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
➀.スリランカの日本酒類市場の可能性、現地輸入卸業者に聞く
②.高温障害の影響で酒米の99.9%受粉できず(島根県)
③.「ふくしまの酒まつり」前売券発売開始。10月3、4日にJR新橋駅前SL広場で開催

➀.スリランカの日本酒類市場の可能性、現地輸入卸業者に聞く(詳細はコチラ)

 スリランカは、南西アジアの中では仏教国ということもあり、飲酒に対する抵抗が比較的少なく、日本酒市場の拡大が見込まれています。現地で酒の輸入卸事業を展開するシンセイ・ランカ・ジャパン(Shinsei Lanka Japan)ディレクターの渡辺玉緒氏に、現地市場の可能性と課題を尋ねました。

 同社は現在、日本酒やウイスキー、焼酎や梅酒など120銘柄を日本から輸入しています。主な顧客は富裕層や観光客が訪れるホテルや日本食レストランだといいます。渡辺氏はスリランカ市場の魅力について「人口は約2,200万人で、小規模事業者が海外事業を始めるにはちょうどいい規模だ。近隣国のモルディブも含め、市場の開拓余地が大きい」と語っています。

 一方で課題もあります。日本酒の輸入時には、関税が1リットル当たり440スリランカ・ルピー(約220円、1スリランカ・ルピー=約0.5円)、付加価値税が18%、社会保障負担賦課金が2.5%かかるほか、ワインやビールには適用されない輸入税が50%かかります。そのほか、2022年春の経済危機以降、スリランカ・ルピーの為替レートが下落し、輸入コストが増えました。また、新たな銘柄を輸入する場合には物品税局への登録が必要で、手間や時間がかかるのも事実です。酒類の大々的な広告宣伝ができないことも、売り手にとっては問題だといいます。

 渡辺氏は今後の事業展開について「品質の高い日本産の酒類をスリランカに広めるべく、地道なプロモーションを通じて販路を構築していく。スリランカの紅茶と組み合わせた日本酒カクテルや、糖尿病が広がる当地で糖質のない焼酎を提案したい。日本で輸出に取り組む酒蔵との協力も歓迎する。スリランカに輸送するコンテナには余裕もあり、酒類以外の輸入も検討している」と話していました。

写真 シンセイ・ランカ・ジャパンの渡辺玉緒氏(ジェトロ撮影)
シンセイ・ランカ・ジャパンの渡辺玉緒氏(ジェトロ撮影)

東南アジアにおける日本酒市場の成長は、可能性があると当社も考えております。本記事にも書かれている通り、地現地の飲食店やショッピングモールなどでも地道なプロモーション活動が重要なカギと言えます。

②. 高温障害の影響で酒米の99.9%受粉できず(島根県)(詳細はコチラ)

 危険な猛暑が続く2024年の夏、山陰地方では農作物をはじめ、私たちの暮らしにも猛暑の影響が及んでいます。こうした中、実は「日本酒」もピンチに追い込まれています。

 島根県松江市にある創業約130年の老舗蔵元・米田酒造の原健太さんは「『純米吟醸 松江づくし』というお酒なんですが、もしかしたら、今年、販売が終了する可能性があります」と蔵の看板商品の行く末を案じています。
こだわりある地元農家が作った酒米「山田錦」だけを使って、松江の水で醸した「純米吟醸 松江づくし」。販売開始から約30年、多くのファンを持っている銘柄ですが、早ければ2024年末までに販売中止になるといいます。

 松江市内の農家・角智則さんは、「松江づくし」に使われる酒米「山田錦」を生産しています。角さんは「気温がボーンと暑くなったので、イネに高温障害が出る。ゆくゆくは穂が実らない」と話し、2022年からの毎年の猛暑によって「松江づくし」がピンチに追い込まれたといいます。体温を超える危険な暑さはイネにとっても過酷な環境で、角さんの田んぼでは高温が原因と考えられる障害がみられるようになりました。角さんによると、それまでの猛暑の影響で、2023年は作付けした「山田錦」の99.9%が受粉せず、出荷できたは計画の約5トンに対し、わずか60kgにとどまったそうです。ここまで収穫できなかったのは、初めての経験だったそうです。高温障害が発生すると、イネは受粉できず、コメは実りません。「中身」がない穂は頭を垂れず、真っすぐに伸びきった状態で収穫時期を迎えるそうです。

 米田酒造の杜氏・上濱智信さんによると、高温障害を受けたコメは硬く割れやすいため、精米した時にきちんとした形にならず、酒を絞った後に残る「酒粕」が多くなるという。そうなれば当然、酒の生産量も少なくなってしまいます。さらに、この酒米のピンチに追い打ちを掛けるのが「カメムシ」です。2023年の秋ごろに、鳥取県西部から島根県東部にかけて大量発生した「イネカメムシ」。このイネカメムシは、体長13mmほどの黄褐色のカメムシで、斑点のあるコメや十分実らないコメを発生させる恐れがあります。

 島根県病害虫防除所によると、2024年7月下旬の調査では、カメムシの捕獲数は前年を大きく上回り、稲穂が出始める8月上旬から中旬をピークに発生すると予想されています。このため島根・鳥取両県は農家に対し、農薬散布などの対策をとるよう呼び掛けています。

「日本酒」が絶体絶命の危機  “高温障害”で酒米の99.9%受粉できず…さらに「カメムシ」大量発生で大打撃【島根発】
高温障害で酒米の99.9%受粉できず
さらに「カメムシ」大量発生で大打撃

各所に影響を及ぼしている猛暑。様々な対策や試行錯誤を繰り返しながら、常に今できるベストを尽くしていく他無いと言えます。

③.「ふくしまの酒まつり」前売券発売開始。10月3、4日にJR新橋駅前SL広場で開催(詳細はコチラ)

 福島県が10月3、4の両日に東京都のJR新橋駅前SL広場で開催する「ふくしまの酒まつり」の前売り券は8月16日、販売を開始しました。専用のウェブサイトなどで購入できます。

 全国新酒鑑評会で金賞を受賞した酒蔵を含む県内52の蔵元が参加し、福島の誇る日本酒の魅力を発信します。前売り券は2,000円(税込)で、県産食材を使ったおつまみと日本酒の引換券5枚が付きます。国指定の伝統工芸品・大堀相馬焼のおちょこ付きは3,000円(税込)。会場では当日券(2,000円税込)も販売されます。引換券1枚につき、おちょこ1杯分の日本酒が楽しめます。

 両日とも時間は15時から20時までで、60分の時間制限付き。都内の県首都圏情報発信交流拠点「日本橋ふくしま館MIDETTE(ミデッテ)」と「ピアシス新橋店」でも取り扱っています。前売り券はなくなり次第、販売を終了ろなります。

◎イベント概要
名称:ふくしまの酒まつり ~ありがとうを伝えたい~
会場:JR新橋駅西口SL広場
日時:
・2024年10月3日(木)15:00~20:00
・2024年10月4日(金)15:00~20:00
チケット種類:
①限定お猪口付 前売券[3,000円(税込)]
 ・酒まつり限定大堀相馬焼お猪口
 ・特製ふくしまの肴BOX 1箱 ・ふくしまの酒引換券 5枚 
②前売券[2,000円(税込)]
 ・特製ふくしまの肴BOX 1箱 ・ふくしまの酒引換券 5枚 
※各種前売券は日本橋ふくしま館ミデッテ株式会社無洲店舗(ピアシス新橋店)WEBサイトにて購入可能(無くなり次第販売終了)
③当日券[2,000円(税込)]
 ・特製ふくしまの肴BOX 1箱 ・ふくしまの酒引換券 5枚

ふくしまの酒まつり ~ありがとうを伝えたい~ 

秋に行われる日本酒イベントの情報が、続々と発信されています!情報の取得とスケジュール調整をしっかりと、秋の日本酒を楽しみに。この猛暑を乗り越えたいです!!!

😀{先日、自宅からレインボーブリッジを渡り、台場公園までお散歩をしてきました。さすがの暑さと距離を歩いたので足が疲れ、その火照った足を冷やそうと浜辺に向かいました。すると、波打ち際にこれでもかと大量のクラゲが浮いており、足を入れるのを断念しました。残念(だんねんとざんねんをかけてます)

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