週末は、カンボジアのイオン2号店にて試飲販売会を実施しました!
イオンカンボジアは全部で3つありますが、一日当たりの来場者数はもっとも多い店舗です!
客層は若年層が多く、若さ故珍しいものにアンテナを張る力が強いのか、
積極的に試飲をしてくださいました🍶✨
味わいの感想も多くいただき、”カンボジア人の日本酒の好み”の理解がより一層深まった日となりました!
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨
🍶トピック🍶
➀.「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録決定!
②.星野リゾートが日本各地で日本酒や焼酎の「酒造りを学ぶ旅」販売開始
③.高温も安心の品種開発進める
➀.「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録決定(詳細はコチラ)
「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に正式登録されました。2024年12月5日(木)午前3時(日本時間)、パラグアイのアスンシオンで行われたユネスコ無形文化遺産保護条約第19回政府間委員会で、この登録が決定しました。これにより、日本からの登録件数は23件目となります。
日本酒造組合中央会と、「日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会」及び日本酒造杜氏組合連合会が連携し、無形文化遺産代表一覧表への登録に向けた取り組みを長期にわたり進めていました。
今回の登録決定を記念し、12月8日(日)に兵庫県伊丹市の市立伊丹ミュージアムにて、行政や酒類業界関係者、一般参加者を対象とした祝賀イベント「祝『伝統的酒造り』ユネスコ無形文化遺産登録記念セレモニー」が開催されました。
また、国内各地の酒造組合では、一般の方も参加可能な記念イベントを順次開催する予定です。
◎記念イベントの詳細はコチラをご覧ください!
世界遺産登録を追い風に、国内外で新たな日本酒ファンがどんどん増えていきそうです!
②.星野リゾートが日本各地で日本酒や焼酎の「酒造りを学ぶ旅」販売開始(詳細はコチラ)
星野リゾートは、「伝統的酒造り」のユネスコ無形文化遺産登録を受け、日本各地で酒造りを学ぶ特別な旅プランの販売を開始しました。
磐梯山温泉ホテル・界 玉造・星のや沖縄・界 霧島で、地元ならではの酒造りの背景や歴史、醸造のこだわりを深く体験できる内容となっています。
福島県の磐梯山温泉ホテルでは、「あいづ日本酒よっぱら滞在」プランを提供。日本酒セラーが設置された特別な客室に宿泊し、地元の酒蔵から認定を受けたスタッフによる熱燗講座を通じて、自分好みの飲み方や楽しみ方を学ぶことができます。また、会津の酒を揃える日本酒バー「会津 SAKE Bar」も自由に利用可能で、会津若松市内の酒蔵を巡るツアーも含まれています。蔵元から直接話を聞きながら、日本酒の奥深さを再発見できるプランです。
◎詳細情報や予約はコチラから!
島根県の界 玉造では、2つの酒蔵で、「蔵元が伝える酒造りの世界と日本酒の美味しい飲み方」を知る旅を提供。「酒持田本店」や「李白酒造」の見学ツアーを開催します。国の登録有形文化財に指定された酒蔵や、普段は公開されていないエリアを蔵元自らが案内します。さらに、精米歩合の違いや温度を変えた試飲体験を通じて、酒の味わいの多様性や蔵元のこだわりを直接感じることができます。
◎詳細情報や予約はコチラから!
このほか、星のや沖縄では泡盛の本質を探るプラン、界 霧島では鹿児島の本格焼酎の製造や味わい方に触れるプランが提供される予定です。
伝統的な酒造りを体験しながら味わう特別な旅、この冬の贅沢にぴったりですね◎
③.高知県 高温も安心の品種開発進める(詳細はコチラ)
高知県では近年、地球温暖化の影響で県内産の酒米の生育に課題が生じています。
このため、県は新たな酒米品種「高系420」の開発を進めています。
現在、県内の酒蔵では地元産の酒米を使用して日本酒を醸造しています。しかし、高知県農業技術センターによると、地球温暖化により登熟期に酒米が高温にさらされることで、デンプンの主成分であるアミロペクチンの構造が変化し、酒造りの過程で酒米が溶けづらくなる現象が確認されています。この溶けづらさは、アルコール度数の低下や香りの減少を引き起こし、日本酒醸造における重要な課題となっています。
こうした状況を受け、高知県農業技術センターは5年前から新たな酒米の品種開発に着手しました。開発中の「高系420」は、酒米同士を掛け合わせる従来の方法ではなく、溶けやすい遺伝子を含むもち米と酒米を掛け合わせて作られています。
実験では、「フクヒカリ」と「高系420」に水溶液をかけ、15時間後の溶解状況を比較したところ、「高系420」の方が明らかに溶けやすいことが目視で確認されました。また、遠心分離機を用いた実験では、「高系420」の溶けやすさの値が「フクヒカリ」の約1.76倍高いことが示されました。
今後、県農業技術センターでは酒造りに使う試験を重ね、2027年までに「高系420」の普及を目指しています。研究を担当する武田俊也研究員は、「これまで溶けやすいお米を様々な交配で組み合わせてきたが、『高系420』が最も有望です。今後さらに気温が上昇しても安心して使用できる品種を目指したい」と話しています。
温暖化に負けない酒米の開発に期待が高まります!
😀{明日11日はタイへ日本酒市場調査のために移動し、13日の夕方に日本へ帰国予定です!残り数日間、フルパワーで頑張ります🍶✨
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