【今週のお酒ニュースまとめ】23年5月10日~5月16日号

寒暖の差が激しく体調を崩しやすい時期になってきましたね。
『甘酒』は”飲む点滴”と言われるほど、体に良いとされています🍶
夏バテ対策として『甘酒』を正しく飲んで、健康に留意していきたいですね🌈
それでは今週のお酒ニュースまとめです🍶

🍶トピック🍶
➀.聖徳太子に思いはせて。法隆寺由来の酵母使った日本酒完成
②.新開発のIoT日本酒ディスペンサー「のまっせ」(福島県)
③.10秒で日本酒を熟成させる!?魔法のぐい吞み!

➀.聖徳太子に思いはせて。法隆寺由来の酵母使った日本酒完成

法隆寺が今年、世界遺産登録から30年を迎えるのを記念した日本酒が完成しました。境内のある植物が誕生のカギとなったそうです。 作ったのは、斑鳩町観光協会と県産業振興総合センターで、奈良が清酒発祥の地(※諸説あります)であることから、協会が日本酒造りを発案し、寺の協力を得ました。

 日本酒造りでは、糖を分解してアルコールに変える微生物の酵母が、香りや味わいに関係します。今回、境内のツバキやツツジ、サクラ、アヤメなどの花びらから酵母を取って分析しました。最終的にアヤメの酵母を選び、「太子夢酵母」と名付けられました。センター産業技術研究部バイオ・食品グループの都築正男・指導研究員は「お酒に使えそうな8種類の酵母を得られたが、アヤメが味的に一番よさそうだった」と話しています。

 完成した日本酒は2種類です。斑鳩産の黒米を使った「太子の黒駒」(宇陀市・芳村酒造製造、アルコール度数15%)はロゼのような色合いで芳醇(ほうじゅん)な味わい。県産ヒノヒカリを使った「古都のしらべ」(香芝市・大倉本家製造、同18%)は濃厚な味わいで酸も感じられるということです。協会の西梶浩司・事務局長は「飲みながら聖徳太子の面影や古代に思いをはせてほしい」と思いを語っていました。
 日本酒を飲みながら出来るタイムトラベル、非常にロマンがありますね◎

アヤメの酵母を使ってつくられた2種類の日本酒=斑鳩町観光協会より

②.新開発のIoT日本酒ディスペンサー「のまっせ」(福島県)

 株式会社シンク(福島県)は、のまっせのサービス開始に向けた新型機を開発しました。会津東山温泉 くつろぎ宿 千代瀧が2019年から始めた「地酒の飲み放題」サービスにおいて、現場の省人化を目的に、IoT日本酒ディスペンサー「のまっせ」を試作開発してきました。その中で、省人化で実施した日本酒提供の自動化の中で、「だれが、いつ、どのようなお酒を飲んだのか」というデータを収集。このデータの有用性に注目し、さらにのまっせが持つ非接触での日本酒提供が、湯野上温泉駅での地酒ふるまいや地域のイベントに多数参加する機会につながり、省人化とデータ化についての実証実験を行うに至ってきました。
 
 サービス開始に向けて開発した第3世代のまっせは、飲み手自身がのまっせ独自の電子チケット「Eka」をかざすことにより、設定した量の日本酒が自動で注がれて、省人化を実現しました。さらに都度支払や飲み放題の時間制限、飲むことのできる銘柄の設定や杯数制限もできるため、省人化で失われがちな接客サービスに、設置場所に応じた柔軟性と独自性をもたらすのだそうです。

 のまっせを活用することで、日本酒を自動で提供して現場の省人化を達成することに加え、提供した日本酒のデータを蓄積して飲食店や宿泊施設、酒蔵などにおける商品開発やサービス開発の可能性を拡大できます。日本酒を楽しむ飲み手には、飲んだ銘柄を自動で記録する「御酒飲帳」SNSサービスを提供し、日本酒の新しい楽しみ方を提供していきます。
 縁あって実際にのまっせを体験する機会があったのですが、このサービスがもっと拡大していけば様々なイベントや蔵元のサービスの質や商品開発の発展・向上につながると思います◎蔵楽も本事業に関わっておりますので、問い合わせも承っております◎

IoT日本酒ディスペンサー「のまっせ」

③.10秒で日本酒を熟成させる!?魔法のぐい吞み!

滋賀県で排水処理事業を中心に営み、そこから生まれた独自の金属触媒加工技術とプロダクトデザインを掛け合わせたブランド「VANTECH PRODUCTS」を展開する有限会社ヴァンテックは、「Makuake」で目標比661%の売上を達成した、わずか10秒で日本酒を熟成させる“魔法のぐい吞み”「50mm&Φ8」を、2023年5月8日から公式オンラインショップ限定で発売します。

 飲料を注ぐだけで味を変えられる「78mm ステンレスタンブラー」、次にマドラーをかき混ぜることで飲み物の味を変えられる「220mm ステンレスマドラー」が商品化されてきました。しかし、『「78mm」では日本酒を飲むにはサイズが大きすぎる。「220mm」ではぐい吞みやお猪口に使用するにはサイズが長すぎる。 日本酒に使える商品を販売してほしい。』との声があったそうです。
 そこで、この2点の課題を解決し誕生したのがユーザー自身で味の変化をコントロールできるぐい呑み「50mm ステンレス製ぐい吞み」と「Φ8 ぐい吞み用マドラー付フタ」です。

 いま、ユネスコ無形文化遺産に日本食が登録されてから世界中で日本食ブームが巻き起こっています。多くの商品が世界に向けて輸出されていく中で、それに際して日本酒も広く嗜まれるようになりました。 今後は、「50mm&Φ8」と酒造さん酒屋さんとコラボレーションし、日本酒と一緒に世界へ進出することで、味を変化させるという新しい体験とともに多くの人に日本酒の魅力を世界へ届けていきます。

 父の日のプレゼントにピッタリの商品ですが、私は自分用として買ってしまいそうです◎

魔法のぐい吞み「50mm&Φ8」

😀{②の『のまっせ』プロジェクトには蔵楽社も関わっております🍶✨忖度なく、心から酒蔵様やお酒のイベント等に導入してもらいたいと胸を張って言えます!気になる方は是非お気軽にお問い合わせください◎

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次
閉じる