【今週のお酒ニュースまとめ】23年2月6日~2月12日号

今週は寒暖差が激しいですね🌞⛄体調にはお気を付けください!
今週のお酒ニュースまとめをお届けします!

🍶トピック🍶
➀.海外輸出WEB自動見積もりシステムリリース
②.日本酒通が薦める日本酒が購入できるECサイト
③.日本酒の提供方法に関して企業と大学が共同研究

➀.海外輸出WEB自動見積もりシステムリリース

 株式会社小林順蔵商店(大阪府)は、日本酒海外輸出WEB自動見積もりシステム「Quick SAKE Quote」を2023年2月にリリースしました。これ活用することで、日本酒の輸入を検討しているバイヤーはWEB上で輸入可能な商品を一覧で検索し、商品を選ぶだけで迅速に見積もりを取得することが出来ます。

 世界各国におけるバイヤーは年々増加傾向ではあるものの、その多くのバイヤーから「他の業者と異なる魅力ある商品を輸入したいが、どのような商品を輸入検討できるか、誰に聞けばよいか、分からない。」という声を聞いていたそうです。また国内でも業界の慣習的に既にルートのある国への新規提案は一部制限をされることがあり、提案の際は都度確認を行わなければならず、バイヤーへの提案に時間がかかってしまうケース等もあります。そういった障壁が故に成約を逃してしまっていました。
 
 これを解決するためにこのシステムが開発されました。まず、バイヤーは基本的な情報を入力し、自国に輸入可能な商品を一覧で検索します。次に輸入したい銘柄と数量を選択、最終的に依頼内容が間違っていないかを確認し、見積もり依頼が終了となります。また、具体的なオーダー内容の確認や今後のスケジュールを調整するフォローアップまで充実しています。

 今後は日本酒などの日本産酒類のみならず日本産食品や周辺機器のメーカーにも幅広く利用してもらえるようサービス展開を進めていくそうです。

「Quick SAKE Quote」

②.日本酒通が薦める日本酒が購入できるECサイト


 日本酒文化を広める事業を行うスクナヒコは、日本酒通が銘柄を推薦する日本酒ECサイト「sakazuky STORE」を2月2日(木)にオープンしました。スクナヒコは“人が薦める”ことが日本酒を飲むきっかけとなる最適な方法だと考えているとのこと。「sakazuky STORE」は、日本酒通が薦める日本酒ECプラットフォームで、日本酒に関わる人が銘柄を推薦したものをECサイトで直接購入できるというものです。

 銘柄を紹介する日本酒通は「sakazukyマイスター」と称して活動し、商品の魅力を発信。「sakazukyマイスター」には日本酒・和酒コーディネーターのあおい有紀さんや、唎酒師・日本酒学講師のいとみゆさんのほか、日本酒ソムリエや蔵人、料理人などがおり、今後も増えていく予定だそうです。

 また、高品質な酒を購入者のもとへ届けるため、酒蔵から直送するサービスを提供しています。スクナヒコは日本酒には銘柄や種類ごとに適した保存方法があり、品質管理をする一番の場所は酒蔵であるとの考えから。
 このサービスを通じで、日本酒をさらに楽しむ人や場所が増えていくことを願います。

 

「sakazuky STORE」

③.日本酒の提供方法に関して企業と大学が共同研究

 株式会社Agnavi(神奈川県)は学校法人東京農業大学と共に、”日本酒を異なる容器で提供することの可能性”について共同研究を開始しました。Agnaviは日本酒への「缶利用を進める缶充填・販売事業」を行っています。
 
 日本酒への缶利用は、流通面・消費面での関連企業から現状の課題を満たせることが示唆されております。一方で、日本酒における缶容器による品質面での科学的なエビデンスは乏しい状況です。また、醸造元からしても、従来の瓶から缶容器に切り替えた日本酒はどのように変化するかを気にする現状です。
本研究を通じて、容器による外的要因が日本酒に与える影響を解析します。ワインではフランスのボルドー大学が有名であるように、実に全国の酒造会社のうち東京農業大学の卒業生の在職割合は50%以上です。科学的なエビデンスに基づく日本酒の提供価値向上を目指し、世界に日本酒を打ち出していくためにも、同大学や全国の蔵元様と連携した研究を行っていきます

株式会社Agnaviサービス「ICHI-GO-CAN®」

😀{日本酒に関わる人たちが、日本酒を入手し易くするための手法を色々な観点から考えています。驚きと発見が多くあり、学びになります!

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