今週は寒いですね⛄⛄
今週のお酒ニュースまとめをお届けします!
🍶トピック🍶
➀.『日本酒×NFT』最新の偽造防止技術でグローバル展開
②.山梨銘醸、全使用電力を水力発電由来へ
③.世界一律の商品価格!多言語対応の越境ECサイト
➀.『日本酒×NFT』最新の偽造防止技術でグローバル展開
「SBIトレーサビリティ」と「三菱UFJ信託銀行」は、日本酒の海外展開を進めようと、偽造を防ぐブロックチェーン技術を使い日本酒の権利を個人が所有できるシステム開発を始めました。
日本酒にタグが組み込まれたシールが貼られており、日本酒の瓶を開封すると、ICタグにつながった電線がシールと一緒に切れることで「開封された」情報が反映され、偽造防止になるのです。海外ではウイスキーなどのように「熟成期間」が重視されるため日本酒の海外展開を図るには熟成酒の生産を増やす必要があり長期にわたる資金調達が課題になっています。これによって、酒造会社は熟成段階から販売することで早期の資金調達ができるようになります。
また日本酒のみならず、地域に根差した特産物にも対応すれば、利用体験のために海外の方が当該地域に来てもらうきっかけになるなどの波及効果も期待できます。グローバルに取引ができブランド力向上にも繋がるということで年内の商品化を目指しているそうです。
②.山梨銘醸、全使用電力を水力発電由来へ
「七賢」の製造元の山梨銘醸は1月30日、使用電力全てを山梨県企業局が運営する水力発電由来に切り替えたと発表しました。二酸化炭素(CO2)排出量を年間約510トン削減する効果があるそうです。海外輸出を強化する同社は気候変動対策に力を入れ、環境意識の高い欧州市場などでの販売増に結びつけていきます。
水力発電に電源を限定して供給する山梨県と東京電力エナジーパートナーの「ふるさと水力プラン」を年間113万キロワット時の使用電力量枠で契約したそうです。
日本酒の製造工程では発酵温度の管理や冷蔵貯蔵の電化によって多くの電気を使用します。山梨銘醸によると、使用電力全てを再生可能エネルギーに転換した日本酒メーカーは全国でも限られているのだそう。北原対馬社長は「今後はボイラーの熱源を化石燃料から県が取り組むグリーン水素に切り替えることも検討していく」とコメント。
あらゆる企業が環境問題に取り組んでいく
③.世界一律の商品価格!多言語対応の越境ECサイト
地域産品の魅力を世界に届けるアイディーテンジャパン株式会社(東京都)は、1月31日より越境ECサイト「Japanpage:Sake」(ジャパンページ サケ)のベータ版を公開しました。 日本酒をはじめとする日本産酒類を、世界一律の商品価格(配送料と諸税は別途)で四合瓶1本からでも購入でき、世界中どこへでも届けられる画期的な越境ECサイトがベータ版では蔵元インタビューやペアリング情報など、さまざまなコンテンツが多言語で搭載されます。加えて、ユーザーや酒蔵からの声を反映して、全国各地の酒蔵のSNS投稿が自動で掲載されます。
2019年9月より日本貿易振興機(JETRO)の支援を受け、小口空輸に必要な梱包材開発および世界50カ国への配送を実証。同実証ではすべての受取人に対して一本も破損なく常温配送で商品を送ることができたそうです。また、日本酒が海外市場で拡散しやすいように、商品名や料金体系の再設計を酒蔵たちへ提唱し、蔵元たちとも意見交換をしながら理解と同意を得て、本事業のブラッシュアップを図ってきました。
酒蔵の歩んできた歴史や、酒造りに込められた哲学、それぞれのお酒が生まれた背景など、お酒や造り手のストーリーを届けないことには、その本当の価値は伝わりません。「日本のお酒についてよく知らない」「どうやって選んだり、飲んだりすればいいかわからない」という人々のヒントになるようなコンテンツを掲載したり、日本産酒類のニュースや記事を5言語で紹介しオリジナルページへ送客したり、酒蔵アカウントの最新SNS投稿をシェアする等、引き続き日本酒の魅力を世界中へ広めていく取り組みを進めていくとのことです。
😀{日本酒のグローバル化が日々進んでいっていますね!
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