【今週のお酒ニュースまとめ】25年9日10日~9月16日号

 9月に入り、『猩々宴』『若手の夜明け』など、今月はイベントづくしです!
まだまだ暑い日が続くので、体調に気をつけながらイベントに参加したいと思います🍶🔥

それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
①.IWC2025最高賞チャンピオン・サケ 発表
②.2025年度 全米日本酒歓評会 結果発表
③.SAKÉ DE BORDEAUX (サケ・ド・ボルドー)酒蔵開設

①.IWC2025最高賞チャンピオン・サケ 発表(詳細はコチラ

 日本時間の9月10日(水)、イギリスのワインコンテスト「International Wine Challenge(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2025」のSAKE部門における最高賞「Champion Sake(チャンピオン・サケ)」が発表されました。

審査の様子

 世界最大級のワインコンテスト「IWC」は毎年ロンドンで行われ、“世界でもっとも大きな影響力をもつワインコンテスト”ともいわれています。2025年のSAKE部門は「普通酒」「純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」「スパークリング」「古酒」「熟成」の10カテゴリーに分けられ、それぞれの部門でブラインドテイスティングによる審査が行われています。各カテゴリーのトロフィー受賞酒の中から1点に、SAKE部門の最高賞として「Champion Sake(チャンピオン・サケ)」の称号が授けられます。
 また、日本での小売価格が四合瓶換算で1,500円(税抜)以下、かつ生産量が四合瓶換算で10万本以上という優れたコストパフォーマンスを持った出品酒に与えられる賞が「Great Value Sake」となります。その中の1点から「Great Value Champion Sake」に選出されます。加えて、エントリーした複数の出品酒すべてが高い評価を得た酒蔵は「Sake Brewer of the year」として表彰されます。
 なお、2024年からは、エントリーした複数の酒蔵が優れた総合成績を収めた都道府県に対して「Sake Prefecture of the Year」が授与されています。

「IWC 2025」の審査結果

◎Champion Sake
* 「七賢 白心 純米大吟醸」山梨銘醸株式会社(山梨県)
◎Great Value Champion Sake
* 「華秋田」株式会社北鹿(秋田県)
◎Sake Brewer of the year
株式会社新澤醸造店(宮城県)
◎Sake Prefecture of the Year
* 宮城県

 当過日の5月26日のメルマガにて、IWCメダル受賞酒についてピックアップしましたが、今回その中から1年に一本だけ選ばれるチャンピオンサケが発表されました!
今回、当社がカンボジア輸出でもお世話になっている山梨銘醸の七賢さんが、出品された1,476点の頂点に立ちました。改めましておめでとうございます!

②.2025年度 全米日本酒歓評会 結果発表(詳細はコチラ)

全米日本酒歓評会の審査結果が、日本時間の2025年9月10日(水)に発表されました。
 

2001年から毎年開催され、日本国外でもっとも歴史の長い日本酒の品評会です。

 出品部門は、精米歩合の数字が高い純米酒の出品が増加したため2024年度から純米酒部門が2つに分けられました。
厳格な審査のもと、153蔵・492点の出品酒の中から124点に金賞、129点に銀賞が授与され、その中でさらに高得点を獲得した出品酒には、グランプリ・準グランプリが与えられます。
 また、「エメラルド賞」は、第1回から今回までの金賞・銀賞の受賞結果を数値化して合計点を算出し、累計得点がもっとも高かったエメラルド賞を受賞した経験のない酒蔵に授与されます。今年は、開催25周年を記念して、2001年から2025年まで一貫して全米日本酒歓評会を支えた酒蔵が「25周年記念 特別エメラルド賞」として表彰されました。

以下、各部門でグランプリを受賞した銘柄をご紹介します。

●大吟醸酒部門A:精米歩合40%以下(純米大吟醸酒も含む)
 「出羽桜 大吟醸酒」出羽桜酒造株式会社(山形県)
●大吟醸酒部門B:精米歩合50%以下(純米大吟醸酒も含む)
 「会津中将 大吟醸 福乃香」鶴乃江酒造株式会社(福島県)
●吟醸酒部門:精米歩合60%以下(純米吟醸酒も含む)
 「臥龍梅 純米吟醸 山田錦」三和酒造株式会社(静岡県)
●純米酒部門A:精米歩合60%以下
 「蓬莱 無濾過の酒」有限会社渡辺酒造店(岐阜県)
●純米酒部門B:精米歩合60%を超える
 「臥龍梅 純米酒 浮世絵柄」三和酒造株式会社(静岡県)
●25周年記念 特別エメラルド賞
 出羽桜酒造株式会社(山形県)

すべての結果はこちらからご覧ください!

 精米歩合によってカテゴリが分かれていることによって、米を削らないお酒にもスポットが当たるようになりました。日本酒の味わいの裾の広さを伝えるチャンスになりえます。受賞した銘柄・酒蔵の皆様、おめでとうございます!

③.SAKÉ DE BORDEAUX (サケ・ド・ボルドー)酒蔵開設(詳細はコチラ)

 2025年11月、フランス・ジロンド県ミオスに新たな清酒蔵「SAKÉ DE BORDEAUX(サケ・ド・ボルドー 日本名:水の辺酒造)」が誕生します。監修はEUREKA! オーナー、酒サムライの千葉 麻里絵様とDenis Dubourdieu Domainesのジャン・ジャック デュブルデュー 様、蔵元杜氏は織田智雄様です。

書道アーティストMaaya Wakasugi 氏によるロゴ

 酒蔵では、カマルグ米、地元ボルドーの白ワイン酵母、そしてアルカション近郊の地下水を用います。フランスの地の恵みと、日本の匠から受け継いだ技が溶け合うことで、“一期一会の味わい”が形づくられます。22hLタンク4基、年間最大75,000本の生産能力を備え、仕込みはフランス寒造りで、ボルドーワインのように“ヴィンテージ”として−5℃で眠らせます。

 今回発表された清酒のラインアップとそれぞれの特徴は
 ・Prestige (プレスティージュ): 白ワイン哲学を思わせる、しなやかで包容力ある味わい
 ・Héritage (エリタージュ):日本の伝統を映し出す、清らかで奥深い酒
 ・Voyage (ヴォヤージュ): シャンパーニュ製法で生まれた、祝祭にふさわしい泡酒

 となっています。 なお、2025年11月14日(金)にフランス・ジロンド県ミオス酒蔵内でローンチパーティーを予定しています。

 新たに酒蔵が誕生するジロンド県ミオスは、ワインの聖地ボルドー地域にあたります。ヨーロッパにおけるワイン文化と日本酒が融合することで、日本酒の新たな伝え方や価値の発掘につながるかもしれません。
 

😀{毎月、気になった銘柄を紹介するコーナー「髙橋理人のお酒レビュー」更新しました!第2回目となる今回は、「日高見 純米 秋あがり」です。製造フローが描かれたラベルが気になり、手に取ってみました。コチラからご覧になれますのでお時間のある時にご覧ください🍶✨

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