【今週のお酒ニュースまとめ】25年3日19日~3月25日号

3月16日(日)に、富士錦酒造さんの蔵開きに訪問しました。
眼前に雄大な富士山を見ながらお酒を飲めることが魅力で、約1万人の方が蔵に訪れるそうです。

単独開催の蔵開きとしては日本最大級かと思います。
最寄駅の富士宮駅からは30分以上離れていますが、バスを10台以上レンタルし循環型で運行をされていてありがたかったです。当日はあいにくの雨でしたが、それに負けないほど多くの人で溢れかえっておりました。
富士錦酒造の清社長にお伺いすると、地元の人が5割。静岡県内で合計7割程度で、その他3割は遠方からお越しになる方も。
この日は、なんと沖縄から来た方もいらっしゃったそうです。
リピーターの方も多く、お花見の前の前哨戦として毎年の恒例行事になっている方が多いそうです。
会場内の装飾や運営は手作りのものが多く、非常に温かみを感じました。
地道にファンを獲得してきたからこそ、これほど多くファンが来場する蔵開きになっているのだと実感しました。

今回は残念ながら雨で富士山を見ることができなかったため、来年も是非参加したいと思っています!
富士錦酒造の関係者の皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました!

それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
①. 石川酒造「東京産100%」の日本酒
②.リーフ・パブリケーションズ提供の「Sake World酒蔵投資」が開始
③.パソナ、京丹後で酒蔵再生 特産のサツマイモで焼酎

①.石川酒造「東京産100%」の日本酒 (詳細はコチラ)

 石川酒造(東京都福生市)は21日、東京都立産業技術研究センターが独自に開発した酵母を用いて醸造した日本酒「はむら」を発売しました。スッキリした味で、かんきつ類を思わせる香りが特徴です。
近隣の東京都羽村市産のコシヒカリや地下水を使用し「東京産100%」の日本酒として売り出しています。

ラベルには秋から春にチューリップを栽培する羽村の水田風景が使われています。720ミリリットルで価格は1760円、生酒も500本限定で販売中です。

東京産100%の日本酒、はむら

都会のイメージとは異なる、自然豊かな東京の一面を感じられる一本ですね!

②.リーフ・パブリケーションズ提供の「Sake World酒蔵投資」が開始(詳細はコチラ)

 リーフ・パブリケーションズ提供の「Sake World酒蔵投資」が開始されました。
「Sake World NFT」は、日本酒と引き換え可能なNFT「酒チケット」を購入できるマーケットプレイスです。
投資や支援の仕組みを構築できないかという考えから生まれたのが、今回の投資サービス「Sake World酒蔵投資」です。小口化された商標権を購入することで、日本酒の酒蔵に対する投資を可能としています。

今回の発表によりますと、第1弾として商標権「Sake World」の共有持分がNFTとして販売されます。
このNFTを購入すると、ブランドオーナーとして、商標を用いて日本酒を製造する「Sake World牧野蔵」から出荷された日本酒・清酒等の出荷量1mlあたり0.3円(一升瓶1本あたり540円)の配当を受け取ることができます。なお、この配当は50年以上にわたり毎年付与される仕組みとなっており、出荷量が増加すれば配当も増える仕組みです。

さらに、NFTの購入者は「Sake World牧野蔵」で製造された希少な日本酒を、一般販売に先立って優先的に購入できる権利を得ることができます。

商標権「Sake World」の共有持分NFTは、1口5,500円(税込)で2026年8月31日まで販売される予定ですが、予定販売数に達した場合は販売終了となります。販売総額は22億円(40万口)を予定しています。

Sake world

お酒を買うだけでなく、投資という形で酒蔵を支援できる新しい仕組み、今後の動向を追っていきたいですね◎

③.パソナ、京丹後で酒蔵再生 特産のサツマイモで焼酎 (詳細はコチラ)

  パソナグループは地方創生事業の一環として、2024年2月から京都府京丹後市で酒蔵再生プロジェクトを開始しました。
地元特産のサツマイモを活用し、新ブランドの焼酎を開発・販売をしています。中心となる「丹後蔵」は、2006年に地元5蔵が出資して創業し、芋焼酎専門の酒蔵として成長しましたが、廃液処理先の閉鎖やコロナ禍の影響により製造停止となっていました。

2024年2月にパソナグループの子会社となり、社長には丹後王国ブルワリーの中川正樹氏が就任。2024年10月には6年ぶりに製造を再開しました。廃液は近隣のバイオマス発電所で処理され、発電した再生エネルギーを製造に活用。発電時に生じた液肥は地元農家へ提供するなど、資源循環型の酒造りを実現しています。

2025年2月には、京丹後産サツマイモ「京かんしょ(金時種)」を原料に使用した焼酎「丹後蔵」を1万7600円で発売。ほのかなアンズのようなフルーティーな香りとクルミに似た風味が特徴です。

2030年までにブランドを10種に拡大し、原酒の生産量も年間2万リットルに増やす方針です。
 

丹後蔵

姿を変えて魅力が再発見される、そんな流れがもっと広がっていくといいですね◎

😀{石川酒造の「はむら」のラベルのチューリップ畑は、蔵楽加藤の実家から車で15分ほどのところにあり、春は良く散歩に行っていました🌷大好きな風景です🍶✨

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