【今週のお酒ニュースまとめ】24年6日5日~6月11日号

海外コンペの結果が続々と発表されています!
結果を見ていると、この国ではこのお酒がこのように評価されているんだ、
と気づき・学びになります💡
来月は日本酒フェアが開催されます!
新酒鑑評会の結果と海外コンペの結果を参考に周ってみるのも面白いかもしれませんね✨
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
➀.「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2024」結果発表
②.能登の酒造り「止めない」 被災地外の蔵とともに再開
③.いつでも蔵開き?!気軽に日本酒を楽しめるオープンスペース「SakeTerrace(サケテラス)」がスタート(神奈川)

➀.「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2024」結果発表(詳細はコチラ)

 2024年6月6日(木)に、「International Wine Challenge(IWC/インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」のSAKE部門における、メダル受賞酒とトロフィー受賞酒が発表されました。
今年のSAKE部門は「普通酒」「純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」「スパークリング」「古酒」「熟成」の10カテゴリーに分けられ、それぞれの部門でブラインドテイスティングによる審査が行われました。古酒は「Amber Style(古酒)」と「Aged Style(熟成酒)」に分けて審査されていましたが、2024年から、熟成酒からもトロフィーが選出されることになりました。

SAKE部門には1,504点が出品され、93点がゴールドメダルに輝きました。
以下、各カテゴリーのゴールドメダル受賞酒一部抜粋してご紹介いたします!

◎普通酒部門
・「不動 軽快辛口」鍋店株式会社(千葉県)
・「RICH 山廃 香住鶴」香住鶴株式会社(兵庫県)
◎本醸造酒部門
・「愛宕の松 県内本醸造」株式会社新澤醸造店(宮城県)
・「喜久水 本醸造 白貴天龍」喜久水酒造株式会社(長野県)
◎純米酒部門
・「高砂 山廃純米辛口」富士高砂酒造株式会社(静岡県)
・「雁木 純米 ひとつび」八百新酒造株式会社(山口県)
◎純米吟醸酒部門
・「播州一献 純米吟醸 愛山」山陽盃酒造株式会社(兵庫県)
・「七田 純米吟醸 50 雄町」天山酒造株式会社(佐賀県)
◎純米大吟醸酒部門
・「奥州ノ龍 純米大吟醸」岩手銘醸株式会社(岩手県)
・「作 竒瑞」清水清三郎商店株式会社(三重県)
◎吟醸酒部門
・「陸奥八仙 ピンクラベル」八戸酒造株式会社(青森県)
・「飛露喜 吟醸 山田錦」株式会社廣木酒造本店(福島県)
◎大吟醸酒部門
・「惣誉 大吟醸」惣誉酒造株式会社(栃木県)
・「大吟醸 極醸 喜多屋」株式会社喜多屋(福岡県)
◎古酒部門
・「龍力 熟成古酒 玄妙」株式会社 本田商店(兵庫県)
・「KURA 2020/2021」Kanpai London Craft Sake(England)
◎熟成部門
・「渓流 大古酒」株式会社遠藤酒造場(長野県)
・「八継 刻50 本醸造」沢の鶴株式会社(兵庫県)
◎スパークリング部門
・「出羽桜 AWA SAKE」出羽桜酒造株式会社(山形県)
・「Lovers XO スパークリング」富美菊酒造株式会社(富山県)

◆メダル受賞酒一覧はこちら
◆トロフィー受賞酒一覧はこちら
◆グレートバリューサケはこちら

「IWC 2024」の審査会の様子
「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2024」


受賞した酒蔵の皆さま、おめでとうございます◎

②.能登の酒造り「止めない」 被災地外の蔵とともに再開(詳細はコチラ)

 能登半島地震で被災した石川県北部の酒蔵が県内外の5社と共同醸造した日本酒が完成し、7日、金沢市で披露会が開かれました。今期の製造は絶望視されていましたが「能登の酒の味を守り、止めない」との思いでクラウドファンディングを実施。4千万円を超える資金を調達して、再開を果たしました。

 半島北部・奥能登地域の酒蔵全11社は地震で大きな被害を受けました。共同醸造プロジェクトには輪島市、能登町の酒蔵計5社が参加。酒は群馬、石川、福井、広島、長崎の5県の酒蔵を借り、能登から原料となる米やこうじを持ち込んで造られました。今回はオリジナルだけでなく、支援する酒蔵とコラボレーションした酒も完成しました。2本セット4400円で、各地で本日10日から販売されます。

 能登町の鶴野酒造店は建物が全壊し、蔵元の鶴野晋太郎さんは「もう酒造りはできないと絶望した」と振り返っています。支援した福田酒造(長崎県平戸市)の福田竜也社長は「能登と平戸は同じ漁師町。地元の海を思い浮かべながら味わって」と話しています。プロジェクトリーダーを務める吉田酒造店(石川県白山市)の吉田泰之社長は「流通やお金の循環を止めないことが大切だ。少しでも早く再建できることを願っている」と力を込めました。

 第2弾では自社醸造を再開した1社を除く4社が北海道、石川、愛知、奈良、長崎の5道県の酒蔵とタッグを組みます。プロジェクトは計5回実施する予定とのことです。

共同醸造した日本酒を手に記念写真に納まる酒蔵の関係者

 松波酒造×土田酒造のお酒は先日宮下パークで行われた「Sake Park」にて試飲し、蔵元の金七聖子さんともお話をさせていただきました。様々な困難を乗り越え完成したお酒たち、是非多くの人の下に想いと共に届くと良いですね◎

③.いつでも蔵開き?!気軽に日本酒を楽しめるオープンスペース「SakeTerrace(サケテラス)」がスタート(神奈川)(詳細はコチラ)

 1865年創業の瀬戸酒造店(神奈川足柄上郡)が従来の角打ちスペースを拡張しました。キッチンカーも導入し日本酒のおいしさと、地域の魅力に触れる新感覚の蔵めぐりが楽しめます。

 瀬戸酒造店では直売所の営業日に合わせ、これまでコイン式試飲サーバーを設置した角打ち庭園「一畳酒場」を設けており、気軽な日本酒との触れ合いを演出してきました。6月8日から始まる開成町あじさいまつりを皮切りに酒蔵全体を「SakeTerrace」と名付けより多くの方々に楽しんでいただけるようにエリア拡大を図りました。

 エリアは「niwa」「hiroba」「brewery」「shop」「SakeBar」「sono」の6つに分類され、思い思いに日本酒を愉しむことができるオープンスペースとなっています。

瀬戸酒造店 SakeTerrace(サケテラス)

 酒蔵は「日本酒を造る場所」ですが、「日本酒を楽しむ場所」として敷地を開放している酒蔵はいくつかあります。自身の好きな酒蔵もその一つです。日本酒ファンや地域の人のみならず、国内外の観光客も足を運びたくなるようなスペースにすることにより、水が流れるように自然とお酒も人々の下へ流れていくのだと思います◎

😀{SAKE部門の最高栄誉である「チャンピオン・サケ」は、7月9日(火)に発表されます!今年のチャンピオン・サケに選ばれるのはどの銘柄なのか、期待が高まります🍶✨

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