先日、第2回目となる「海外SAKEビジネス勉強会」を開催しました!
海外での日本酒ビジネスに携わる方が集い、これまでの輸出やプロモーション経験について共有を行っています。
第2回目は、現地に加えてオンラインを開放し、合計参加者は30名を超えました!
懇親会も大いに盛り上がり、終始話が尽きませんでした。
輸出はチーム戦だと新ためて痛感しました。情報交換を重ねながら、一丸となって日本酒の輸出を盛り上げていきたいです!
会場の名酒センターさん、ありがとうございました!
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨
🍶トピック🍶
①.無線技術で日本酒の情報提供
②.haccoba、燗付師とコラボしたお酒を発売
③.My Sake World 2号店 京都・河原町にオープン
①.無線技術で日本酒の情報提供(詳細はコチラ)
大和コンピューターが無線自動識別(RFID)を活用した日本酒のマーケティング支援を始めました。
RFIDとは非接触でICタグの情報を読み取れる技術で、その一種である近距離無線通信(NFC)を活用します。サービス名は「NFC Link²(リンクリンク)」です。同社は2028年度までに20社への導入を目指しています。
具体的な使い方としては、ICタグをスマートフォンで読み取ると、動画やクーポンを配信するウェブサイトが見られたり、会員登録を通じて個々へのメール配信につなげることができます。
また、ボトルキャップにタグを貼付しておけば、開封した時点でタグが物理的に切断され、消費者が購入後、開封したタイミングがわかります。それによって未開封時には酒の特徴や生産地を紹介し、開封後にはおすすめの飲み方や料理との組み合わせを伝えるなど、タイミングに応じた情報発信が可能です。
消費者側は体験価値の上昇、メーカー側はダイレクトなマーケティングやユーザーデーターの収集など、双方向で継続的なブランド体験に結びついていきますね!
②.haccoba、燗付師とコラボしたお酒を発売(詳細はコチラ)
株式会社haccobaが6月27日、熱燗で美味しい酒を発売しました。このお酒は海外で注目を集める燗付師・髙崎丈さんの世界に熱燗のカルチャーを発信する本「The book of ATSUKAN」発刊を記念して、特別にコラボレーションし開発されました。
お米の可能性を引き出す、”炒り糠” のお酒「The art of NUKA」と、”出汁” のお酒「The art of DASHI」、2種類が同時発売となります。販売予定価格は500mlで各2,860円(税込)です。
The art of NUKA
このお酒を考える上で意識されたことは、ブリコラージュ的ものづくりです。理想の味わいを目指して逆算してつくるのではなく、目の前にあるものに目を向け観察し組み合わせていくことで、その素材の魅力を引き出し目的を達成するアプローチのことをいいます。
名前を直訳すると“糠の技法”です。原料は米、米麹、そして「糠」。お米の味わいを十分に表現するために、ほとんど磨かず(精米歩合92%)、精米時に出る米糠も取り入れています。また、このお酒は火を加えることでより魅力を引き出され、使っている亀の尾の自然栽培がゆえの力強さの中に、焙煎した糠由来のほうじ茶や出汁のような香りが広がるそうです。
The art of DASHI
このお酒で目指しているのは、「出汁の味がするお酒」ではなく「出汁がお米の可能性を引き出してくれるお酒」です。繊細な表現をしていく上で参考にしたのが福島県の出汁料理「こづゆ」で、ホタテの干し貝柱をベースに、干し椎茸等で薄めの出汁を取り、仕込み水として使用しています。
冷やして飲むとジューシーなりんごのような果実感が口いっぱいに広がり、温めて飲むと穀物感がしっかりと前面に出てきて、旨味も爆発するような味わいになるとのことです。
クラフトサケの世界観に奥行き、深み、そして遊び心が加わったようなこのコラボ!燗酒にすることで飲用体験のドラマ性がますますアップしそうですね!
③.My Sake World 2号店 京都・河原町にオープン(詳細はコチラ)
2025年6月28日(土)に、オリジナルの日本酒づくりが体験できる施設「My Sake World 京都河原町店」がオープンしました。
「My Sake world」の特徴は、好みの組み合わせで日本酒をブレンドして、オリジナルの「ブレンド日本酒(マイサケ)」がつくれることです。ブレンドに使用する日本酒は「吟醸酒」「純米酒」「生酒」「熟成酒」など、さまざまなジャンルを全国各地から取り寄せた豊富なラインナップがあります。そのすべてが試飲可能なので、多彩な味を飲み比べながら自分の好みを発見できるのも嬉しいポイントです。
今年1月にオープンした1号店であるMy Sake World 御池別邸では今年1月のオープンからすでに1000人以上が体験しており、「自分だけの日本酒が作れるのが嬉しい」「日本酒初心者でもすごく楽しめた」といった声が寄せられています。2号店となるこちらでは、最大30名での体験が可能な広々とした空間で、国内外からの観光客にも対応した多言語サービス(英語・中国語)を導入しています。四条河原町や清水五条からも徒歩圏内という立地で、京都観光の新たなおでかけスポットとして注目を集めています。
カスタマイズ性のある体験と、思わずシェアしたくなるストーリーは、“コト消費”に“自己表現”が重なって特に若年層、観光客にとっては特にフィットするでしょう!
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