【今週のお酒ニュースまとめ】24年3日27日~4月2日号

新年度に突入しましたね!
リクルートスーツ姿の新入社員の人々、
ぱんぱんに弾けそうな桜の蕾、
道にそっと咲いているタンポポ、
どことなく高揚感を覚えます🌸
気持ち新たに、新年度も元気に楽しく過ごしていきたいです✨
それでは今週の日本酒NESWです🍶✨

🍶トピック🍶
➀.府中市の酒造会社「野口酒造店」、地酒復活へ(東京都)
②.日本酒のペアリングに係る特別講義開催(香港)
③.2024年最新版「日本酒がおいしいと思う都道府県」ランキング!


➀.府中市の野口酒造店、地酒復活へ(東京都)(詳細はコチラ)

 府中市の酒造会社「野口酒造店」が今春、およそ40年ぶりに自前の蔵による日本酒造りを復活させます。井戸の水質悪化など都市化の影響で、やむなく酒造りを休止していましたが、現在の7代目蔵元らの熱意と、大学との産学連携により、地元の井戸水や米を使った酒がよみがえります。

 同社は江戸時代末期の1860年に創業。もともとは酒・煮物を扱う商店でしたが1869、2代目が日本酒の醸造を始めました。府中にはかつて武蔵国の国府が置かれていたことにちなみ、銘柄は「 國府鶴こうづる 」。府中の水はおいしいという信念のもとで酒造りに取り組んできたそうです。しかし、昭和の終わり頃から酒蔵の周辺でも都市化が急速に進み、井戸の水質悪化によって、酒造りが難しい環境となりました。その後、同社は縁戚関係にある長野県の酒蔵への委託醸造を決断したのです。

 7代目社長の野口英一郎さんによると、地酒復活への挑戦は、東京農工大学(本部・府中市)大学院農学研究院との連携も後押しになったそうです。同大では、市内の農場で新品種の米の研究・開発にも取り組んでおり、醸造を打診されたのです。野口酒造店では昨年9月、自社蔵の全面改装工事に着手。冷却機能を持つ仕込みタンクやこうじ室などを備えた鉄骨2階建ての新しい蔵が3月中旬に完成しました。同大で開発された新品種の米「さくら福姫」や、新たに地下160メートルまで井戸を掘削して確保した綺麗な水を使い、4月上旬頃から酒造りを再開し、5月中には一般販売を開始する予定とのことです。

自前の蔵での酒造りを復活させる野口さん(左)と杜氏の木下さん(右)

地酒の復活は地元の人のみならず、日本酒ファンをも明るく笑顔にさせます!復活したお酒、是非味わってみたいものです◎ 

②.日本酒のペアリングに係る特別講義開催(香港)(詳細はコチラ)

 香港の「国際厨芸学院」(アジアの美食都市としての香港の地位を維持するために、芸術的料理や飲食のビジネスマネジメントに係る人材の育成を目指す学校)は、日本酒のペアリングに係る特別講義を開催しました。ジェトロの海外コーディネーターを務めるアウ・ツィー・キュー氏が日本酒の作り方などの基本知識に加え、ホタテなどとのペアリングを実際に体験するかたちで講義を行いました。

 ペアリングでは、香りの高い薫酒とホタテの刺し身、軽快で滑らかな爽酒と鶏のから揚げ、コクのある醇酒とピータン、熟成された熟酒とチョコレートと、4つの日本酒のタイプそれぞれについて、日本酒のみでの試飲とフードペアリングによる試飲の両方が行われました。更に、スパークリング日本酒、クラフトサケといった違うタイプの日本酒も紹介されました。

 日本酒のみでの試飲では薫酒の純米大吟醸が最も人気が高かった一方、フードペアリングによる試飲では醇酒とピータンの組み合わせが最も好評を得たそうです。シェフを目指す生徒たちにとって日本酒の奥深さを感じる講義となりました。特別講義を受講した生徒たちからは、「日本酒にはこんなに多くの種類があるとは知らなかったので、とても勉強になった」「将来、飲食業界で従事する際に、どのように客に日本酒を紹介するかが学べたので、とてもよかった」といった声が聞かれました。同学院の指導職員からは「日本食料理店以外の分野に進む生徒にとっても重要な経験となる」とのコメントがありました。

 ジェトロは、日本食や日本産食品のさらなる普及を目指し、日本食文化への理解を深める取り組みなどを通じた人材育成などを支援していく予定とのことです。

写真 試飲した日本酒とフードペアリングに用いられた食材(ジェトロ撮影)
試飲した日本酒とフードペアリングに用いられた食材(ジェトロ撮影)
※画像リンク先は「国際厨芸学院」HP

醇酒とピータンのペアリング、醇酒は紹興酒と近しい味わいなので合うのでしょうね!日本ではなかなかする機会がない組み合わせなので、勉強になります◎

③.2024年最新版「日本酒がおいしいと思う都道府県」ランキング!(詳細はコチラ) 

 2023年12月23日から12月30日にかけて「『日本酒』がおいしいと思う都道府県は?」というアンケートをねとらぼ調査隊が実施しました。アンケートでは計2766票の投票が得られたそうです。
日本酒は全国でさまざまな銘柄が作られており、それぞれの都道府県特有の名物になっているのも面白いですよね。

それでは、結果を1位から10位までご紹介します!

第1位:新潟県
第2位:山形県
第3位:福島県
第4位:秋田県
第5位:長野県
第6位:宮城県
第7位:兵庫県
第8位:富山県
第9位:福井県
第10位:広島県

第1位は、得票率14.7%の「新潟県」でした。日本一の米どころである新潟県では、「五百万石」「越淡麗」などの酒米が栽培されています。さまざまな日本酒が生産されている新潟県のなかでも、朝日酒造の「久保田」「朝日山」「越州」などの銘柄は有名で、全国の日本酒ファンに愛されています。また、老舗の酒蔵が新たな味へと挑戦していることで話題の、阿部酒造が手がける「あべ」なども人気です。酒に合う米作りから、栽培・発酵方法まで丁寧に研究している新潟県。日本酒を愛し、また愛される、そんな文化が根づいている土地と言えるでしょう。

イメージ画像(写真ACより)

 すべての投票結果はコチラからご覧ください◎

😀{都道府県ランキング、相変わらず新潟県強しでしたね!個人的には、自身の出身地東京がもう少し上位にいっても良いのでは、なんて思ったり🍶✨

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