【今週のお酒ニュースまとめ】24年1日31日~2月6日号

昨晩の大雪、皆さまご無事でしたでしょうか?
蔵楽の事務所から品川駅に向かう道は3cmほど積っており、帰宅時何度か滑りかけました💦
今日もまだ足元が悪いので、交通情報とともに留意して過ごしたいですね◎
それでは、今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
➀.「LIBROM」がイタリアで酒造りに挑戦!
②.「最高を超える山田錦プロジェクト」グランプリに賞金3千万円
③.木内酒造、創業の地に日本酒レストラン(茨城県)

➀.「LIBROM」がイタリアで酒造りに挑戦!(詳細はコチラ)

 クラフトサケ醸造所「LIBROM Craft Sake Brewery」を運営する株式会社LIBROM(福岡県)は、イタリアでの酒造りに向けてのクラウドファンディングを実施。現在、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」にて、2024年2月29日(木)まで支援を募集中です。LIBROMは、「日本酒文化をもっと身近に」というコンセプトを掲げるクラフトサケ醸造所。日本酒の醸造方法をベースにしながら、副原料としてハーブや果物を加えたお酒を醸しています。

 もともと、「LIBROM」はヨーロッパ有数の米どころ・イタリアで酒造りを行うために立ち上げられました。2020年の創業以来、さまざまな商品のリリースを経て、2023年10月にイタリア現地法人を設立。2024年からは、イタリアでの酒造りに挑戦する予定です。今回のプロジェクトは、イタリアへ渡る前のテスト醸造として、イタリア産米を100%使用したお酒を造り、より多くの方に「LIBROM」の挑戦を知ってもらうために企画されたものです。

 メインとなるリターン品は、レモンのような香りが特徴のハーブ「レモンバーベナ」を使用した「Verbena」と、風味にはあまり影響を与えないエディブルフラワー(食用花)の「ビオラ」を使用した「Viola」の2本セット。普段の造りでは国産米を使用していますが、今回は、どちらのお酒も「Sinfonia」というイタリア産米を100%使用して醸します。ほかにも、毎月2種類の商品が届く定期便プランや、「LIBROM」での酒造りを体験できるプランなどが用意されています。

◎プロジェクト概要
・プロジェクト名:世界遺産イタリアワインの銘醸地「バルバレスコ」でSAKE造り!LIBROMの挑戦
・募集期間:2024年2月29日(木)まで
◎お問い合わせ先
株式会社LIBROM

・メールアドレス:info@librom.jp

「LIBROM」がイタリアで酒造りに挑戦
「LIBROM」バルバレスコでSAKE造り

イタリアの地でどんな味わいや香りのSAKEが出来るのか、楽しみですね◎

②.日本酒好きが共同開発、旅するように楽しめる日本酒発売!(詳細はコチラ)

 2024年1月12日(金)清酒「獺祭」醸造元の旭酒造(山口県)が主催する「最高を超える山田錦プロジェクト2023」の表彰式が都内で開かれ、過去最多の出品数144件からグランプリに農業法人のウィング甘木(福岡県)が選ばれました。3年ぶり2回目の受賞となります。同社の北嶋将治氏は「前回の優勝時とは違う内容で要求される品質を徹底的に追求した。将来は一粒がおにぎりサイズの山田錦を目指している」と喜びを語っていました。賞金は3,000万円で、旭酒造が優勝米の「山田錦」60俵(1俵50万円)を買い取るそうです。

 プロジェクトは19年から数えて5回目。冒頭、桜井一宏社長はあいさつの中で「コンテストの起点は現代の農業が抱える課題にある。良いお酒を作るには良いお米が不可欠だが、農家は高齢化が進み、新規参入も少ない。理由には努力が報われにくいシステムがある。われわれは農家が作った素晴らしい酒米にはしっかり対価をお支払いしたいと考えている」と説明。また、会場には農業に関心がある学生(17人)が参加していることを紹介し、「米にかかわらず農業に未来を感じる若い人が増えていくことを望んでいる」と語っていました。

 審査は酒米等級検査員ら専門家で実施。12月1日の予審会で144点を6点に絞り込み、同21日に決審が行われた。グランプリに選ばれた「山田錦」は、清酒「獺祭」が求める独自の基準に合致していることから高評価を獲得。粒が大きく揃い、心白が中心部分に小さく入って高精白に耐え得ることがポイント。準グランプリには岡山県岡山市の国定農産を選出、賞金1千万円が贈られた。なお過去2回、グランプリを受賞した酒米で仕込んだ「獺祭」を世界で最も歴史ある「サザビーズ」オークションに出品しており、21年11月に「獺祭 最高を超える山田錦2019年優勝米」がサザビーズ香港で約84万円、22年9月に「同 最高を超える山田錦2021年優勝米」がサザビーズNYで約115万円にてそれぞれ落札されています。

(左から)桜井一宏社長、桜井博志会長(旭酒造)
受賞者2人、弘兼憲史特別審査員

日本の農業を多方面から応援していきたいですね◎

③.木内酒造、創業の地に日本酒レストラン(茨城県)(詳細はコチラ)

 木内酒造(茨城県那珂市)は今秋、市内で日本酒とそれに合う料理を提供するレストランを開業します。海外でも販売しているビール事業が現在の収益の柱ですが、同社の原点は創業から200年以上続く日本酒事業にあります。限定の日本酒と地元食材を使った料理を提供する店を通じて「木内の日本酒」をPRする拠点とし祖業をてこ入れするとのことです。

 新しいレストランはJR水戸駅から車で約20分ほどの場所にある、那珂市の「鴻巣の蔵」内に開業する予定。敷地内には創業家である木内家がかつて母屋として使っていた建物が残っており、ここをレストランに改装します。1925年に建てられたこの建物は、敷地面積は約250㎡。店内では敷地内の酒蔵で造る限定の日本酒や、酒の種類に合わせて地元食材を使った料理を提供します。

 酒造りを続けている創業の地にレストランを開業することで、日本酒への理解を深めてもらい、認知度を向上させる狙いです。同社経営企画室長の木内芽生氏は「数ある日本酒のなかで選んでもらうためには、酒造りにかける思いや完成までのストーリーを伝えることが欠かせない」と話しています。レストラン開業でインバウンド需要の発掘にもつなげる狙いです。今春から木内酒造では、インバウンドを含む観光客向けに東京都内を出発し、ウイスキーを造る八郷蒸溜所(同県石岡市)や、ビール製造の額田醸造所(同県那珂市)などを専用バスで巡るツアーを企画しています。

 「鴻巣の蔵」は日本酒「菊盛」を醸造しているほか、土産品を販売する店舗、オリジナルビールづくりが楽しめる体験工房もあります。開業後は日本酒レストランもこのツアーの立ち寄り先の一つとする予定で、祖業の日本酒を国内外にPRし、認知度向上と消費拡大を担う拠点にする構えとのことです。

創業の地である茨城県那珂市の「鴻巣の蔵」の敷地内に日本酒レストランを開業する

世間では日本酒よりビールの認知度の方が高い木内酒造、日本酒レストランの開業を機にどのような発展を見せていくのか注目です◎

😀{日本酒やSAKEが、国内外において様々な形で拡がっていくことにワクワクしますね🍶✨

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