【今週のお酒ニュースまとめ】23年9日20日~9月26日号

だいぶ秋の空気に包まれる日が多くなってきました🍂
とはいってもまだ夏日の予報も出ていますので、寒暖差に注意して過ごしていきたいです。
さて、いよいよ「日本酒の日」がやってまいります!!
こまめな水分補給、お食事も適宜摂りながら、
心から楽しく日本酒を堪能する日にしたいですね◎
それでは今週の日本酒NEWSです🍶✨

🍶トピック🍶
➀.獺祭、ついにNYの酒蔵オープン!
②.海外向け日本酒出荷量増へ新工場完成(福井県)
③.「サケフェス2023 at 日本の酒情報館」虎ノ門にて10月1日開催

➀.獺祭、ついにNYの酒蔵オープン!(詳細はコチラ)

 アメリカ・ニューヨーク州に”獺祭”で知られる旭酒造(山口県)の酒蔵が23日にオープンしました。 旭酒造が国外に酒蔵を建設したのは初めて。今日25日からはニューヨーク州で「DassaiBlue」のブランドで酒の販売を始めます。重視する米国で生産した第1号商品の市場投入により、世界販売の本格展開に向けた重要な一歩を踏み出します。

アメリカでは日本酒の人気の高まりを背景に、今年5月にもアーカンソー州で地元の企業が大規模な酒蔵をオープンするなど酒蔵の新設が相次ぎ、業界団体によりますと酒蔵の数は20を超えており、地元の有力紙ニューヨーク・タイムズは“SAKE”ブームが起きていると伝えています。旭酒造の桜井一宏社長は記者会見で「アメリカでの日本酒の存在価値を上げていきたい」と話していました。

 「獺祭ブルー」は現在、原料米は日本から輸入した「山田錦」米を使っていますが、年末には米の生産が盛んな南部アーカンソー州産の酒米を使用するということです。水はニューヨークのものを使用してます。桜井社長は「これまでの獺祭とは違う」と説明し、軽い味わいが特長となる獺祭ブルーの出来栄えに自信を示していました。価格は720mlで34ドル99セント、日本円でおよそ5,200円です。

旭酒造が米国で生産する「獺祭ブルー」

現地でNYの水を使用した獺祭ブルー、どんな味わいなのでしょうか!叶うなら、現地でじっくり味わってみたいです◎

②.海外向け日本酒出荷量増へ新工場完成(福井県)(詳細はコチラ)

 海外向けに日本酒の出荷量を増やそうと、福井県永平寺町の「吉田酒造」が香港の企業と設立した会社「シンフォニー吉田酒造」の新しい蔵、「吉峯蔵(きっぽうぐら)」が完成し、15日に竣工式が行われました。式には、杉本知事のほか、関係者約40人が出席し、鏡開きをして、蔵の完成を祝いました。

 総工費約12億円かけて建設された蔵は2階建てで、広さは約1,300平方メートルあり、海外への輸出に対応が可能な衛生管理システムが整備されていて、蔵見学や試飲もできます。蔵は9月18日から稼働しており、年間36万リットルの生産を見込んでいるということで、国内のほか、香港やシンガポールなどを中心に輸出していく予定。5年後には年間3億円の売り上げ見込みとのことです。

 今後、食品安全の世界基準を取得する予定で、AIも活用した最新の酒造りを目指すとしていて、吉田酒造の吉田由香里社長は「すっきりときれいな、甘みとボリューム感のあるお酒を目指して作りたい。価値を高めながら世界に打って出る」と意気込みを示していました。また、シンフォニー吉田酒造の三上康士取締役は「世界に通用する食品安全基準を満たしたこの工場で、海外向けの酒を製造して、永平寺で作る日本酒の価値を世界中に届けていきたい」とコメントを寄せていました。

「シンフォニー吉田酒造」の新蔵「吉峯蔵(きっぽうぐら)」

日本酒を製造するためには、国から発行される清酒製造免許が必要ですが、国内の日本酒需要が減少しているために需給調整をする必要があり、免許の新規発行は原則認められていません。しかし、輸出向けの商品のみを造る場合に限り、日本酒製造場を国内に新設する許可が下りています。本件は「ねっか」「LAGOON BREWERY」「台雲酒造」らに次ぐ事例となりました。

吉田社長、三上氏ともに「日本酒の価値」というワードを使っています。味はもちろん、いかに香港やその他アジア圏の人々にヒットする存在となれるか、そのブランディング力に注目していきたいです◎

③.「サケフェス2023 at 日本の酒情報館」虎ノ門にて10月1日開催(詳細はコチラ)

 全国約1,700の酒類メーカーが所属する日本酒業界最大の団体である日本酒造組合中央会は、さまざまな日本酒体験が堪能できる「サケフェス2023 at 日本の酒情報館」を、10月1日(日)の「日本酒の日」に、東京・虎ノ門にある日本の酒情報館にて開催します。

 【日本酒の日とは…?】10月は収穫された新米で酒蔵が酒造りをはじめる季節です。十二支の10番目に当たる10月は「酉」の月で、日本では「トリ」と読まれますが、元来は壷の形を表す象形文字で「酒」を意味する文字でもあります。このような理由から、日本酒造組合中央会は、1978年に「10月1日は日本酒の日」と定めました。

 本イベントでは、通常提供している日本酒の有料試飲とは異なる「日本酒の日特別メニュー」を用意。燗酒ワークショップ、アート、日本酒カクテル、落語、音楽など、新しい日本酒体験が堪能できるイベントとあわせて「日本酒の日」を盛り上げるとのことです。

サケフェス2023 at 日本の酒情報館』概要
日時:10月1日(日)12時~20時
会場:日本の酒情報館 東京都港区西新橋1-6-15 日本酒造虎ノ門ビル1F
アクセス:東京メトロ銀座線虎ノ門駅 9番出口徒歩3分 東京メト1ロ千代田線霞ケ関駅 C3出口徒歩4分
都営三田線内幸町駅 A4出口徒歩3分 JR線新橋駅 日比谷口徒歩8分」                
入場料:無料(但し、以下の場合は別途料金が必要となります)
・当日の試飲はチケット購入(100円☓10枚綴)¥1,000(税込)が必要となります。
・有料イベントへの参加費
一般からのお問い合わせ:03-3519-2091(平日 10:00~17:00)

10月1日は多くのイベントが開催されますが、日本酒造組合中央会が企画・運営する本イベントは個人的に期待値大です!イベントのはしごが出来そうな方は、何か一つ比較ポイントを決めて複数イベント参加をしてみると、面白さが増幅するかもしれません◎

10月1日開催の「サケフェス2023 at 日本の酒情報館」

😃{旭酒造さん、吉田酒造さん、目を見張るご活躍ぶりです◎
そしていよいよ、日本酒の日がやってきます!体調を整えに整えて、万全な状態で迎えたいですね🍶✨

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